午前0時を過ぎたら
蝉の抜け殻も
野良猫たちも
家のない人々も
空が明るくなるまでは
このまま時を超えて
今という瞬間しか感じられない
架空のような時のなかで
午前0時を過ぎたら
幼いときのわたしと
大人のわたしが
入れ替わる
幼いわたしは大人のわたしを
抱きしめて
ただ優しくあたためてあげる
幻のような空間で
午前0時を過ぎたら
みえない生きものたちが
動き出す
本当はみんな
寂しがりやな物体
本当はみんな
認められたい小さな存在
静かに息をしている
午前0時を過ぎたら
日が昇るまで
このまま時を止めて
あなたとわたしだけの
魔法のなかで
2人にしか通じない
言葉をつかって