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おかんをプロデュースする!

    kokoro_hashiru

    うちのおかんが、小説を書き出しました。
    きっかけは──どう考えても、私が小説を書いているからです。

    私は5月ごろから小説を書き始めて、おかんにもいつもLINEで送っていました。理由はシンプルで、感想が欲しかったから。でも返ってくるコメントが、面白い。誤字も脱字のオンパレードで、それをからかってnoteに記事としてまとめたりもしました。

    ところが、そのnote記事を送ったあたりから、おかんに異変が起きたのです。
    誤字が減ってしかも、文法が正しい。
    「なんで?」と聞くと、

    「あんたが、いちいち記事にするから、見直してるんよ」

    と言われました。
    楽しみが奪われたという後悔とやったらできるやん、という驚きが混ざった、あの複雑な気持ちはなかなか味わえません。

    そして突然、

    「私も書いてみようかな」

    と言い出しました。
    これはもう応援するしかない。TALESのことやnoteのことを伝えて、しばらく小説ができるのを待っていたら……。

    「できたで」

    と渡されたのは、便箋にびっしりと書かれた手書き原稿。
    古風で達筆な楷書が所狭しと並ぶその原稿に、思わず感動しました。

    昔から文章を書くのは好きだったらしく、ようやく出てきた才能なのかもしれません。そこからは加速状態で、なんともう2作目まで進んでいます。
    明日公開予定です『私の夢の始まり』1話・2話を同時に公開します。

    ⸻

    ◆息子の“プロデューサー業”

    とはいえ、プロデュースする側はなかなか大変です。

    アカウント作り、文章の校正、打ち込み、投稿……。
    全部やっています。でも、作品が完成したときは、おかん以上に嬉しいくらいです。

    ランキングのこと、コメントのこと、とにかくやかましく報告してくるのですが、その姿が生き生きしていて、正直ちょっと若返っているように見えます。

    つい先日、ようやく“コメント返し”までできるようになりました。
    70を過ぎて、新しい友達ができたと喜んいでいます。

    そんなおかんの作品を、ぜひ読んでやってください。
    コメントは、本当に励みになるようです。

    ⸻

    ◆おかんの連載「父ちゃんと私」

    第1話 一六銀行

    第2話 父ちゃんと戦争

    第3話 50円の戸籍謄本

    第4話 高校受験

    第5話 父ちゃんと時計

    第6話 大学に行きたい

    第7話 諦めた夢

    第8話 父ちゃんと宗教

    付け足し

    付け足しに関してはこだわりがあるようで、私がエピローグで追加みたいに書いた方がいいよと、アドバイスしてもがんとして「付け足しよ」というので、本人の意思を尊重した結果です。ご理解いただければ、と思います。

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