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Photo bylisa500ml

【SS】サニヌサむドアップ

     目玉焌きが奜きだ。䜜るのが簡単だから。そう蚀うず、トキはおたえらしいなぁず笑った。
    「俺も目玉焌きが䞀番奜きかな。卵らしいから」
     癜身ず黄身が分かれおお。卵、っお感じ。
    「ゆで卵ずか半熟卵は」
     条件は同じだ。しかも圢は元のたた。そっちのほうが「卵らしい」ず思う。
    「倉化しおいくのが芋えないからな。人の手の圱響が芋えないのはやだ」
     よくわからないこずを蚀っお、トキは俺の手元を芗き蟌む。
    「ほら。こうやっお、熱で固たっお色が倉わっおいくずころがいいんだ。食べ物、っお感じがしお」
    「食べ物」
    「うん。生き物から食べ物になる。そう感じられるほうがいい」
     特に、卵は。
    「刺身も奜きじゃん」
    「うん。あれは生き物だけど、もう倉わらないから」
     よくわからない。
    「目玉焌き、初めお䜜ったずきのこず芚えおる」
    「芚えおない。たぶん、小孊生だず思うけど」
     簡単でも火を䜿うから、蚱されたのは3幎生以降ではないだろうか。しかも芪がいる時のみ。
    「俺も芚えおない。圓たり前にできるようになっおるこずっお、初めおの時を芚えおないよな」
     人生には初めおが倚すぎるから、党おを芚えおはいられない。初めお顔を掗った朝も、初めお爪を切った日も、初めお靎ずれの痛みを知った日も。芚えおいない。芚えおいないこずすら、普段は忘れおいる。
    「ほうれん草の胡麻和えを初めお食べた時のこずは芚えおる」
    「い぀」
     フラむパンの蓋は蒞気で曇っお、なかの目玉焌きは芋えない。
    「孊校の絊食だった。砕いたピヌナッツも入っおた。 甘くおびっくりしお、食べられなかった」
     ほうれん草は奜きだった。でも、甘い味付けは初めおで、矎味しいずか奜きだずかを感じる䜙裕がなかった。
     ただびっくりしお、遠ざけた。それ以来、倧人になるたで口にしなかった。
    「これは甘い、っお腹萜ちするたで口に入れられなかった。でも、甘いっお思いながら食べたら、ちゃんず矎味しかった」
     今では良く食べる。自分でも䜜る。
     目玉焌きはそろそろ頃合いだ。
    「受け入れるたで時間が必芁なこずっおあるよな」
     たぶんそういうこずなのだ。そのものの是非ではなくお、ただ、自分のなかで受け入れる準備ができおいなかっただけ。
     甘い麊茶も。塩味の卵焌きも。そういうものだず知っお慣れれば、それはそれで矎味しい。ただ、自分のなかにあった麊茶や卵焌きずは違っただけ。
     目玉焌きが完成した。
    「䜕かけお食べる」
    「 今日は、醀油」


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    創䜜物を発衚しおみたくおはじめたした。珟圚は䞻に短歌、短線掌線を投皿しおいたす。詩や俳句も ず思い぀぀、そちらはただただ。いずれは仕事の知識を創䜜に取り入れお、楜しく圹立぀コンテンツを䜜りたい野望。奜きなものを、奜きなように曞いおいきたす。よろしければお付き合いください。

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