白と黒は存在するのか?- Gradi Theoryによる「観測」と「存在」の考察 -
私たちは普段、
白は「あるもの」
黒は「ないもの」
のように考えている。
しかし本当にそうだろうか。
宇宙を見渡すと、不思議なことに気付く。
夜空は黒い。
しかしその黒い空間には、
重力がある
電磁場がある
電波が飛び交っている
星が生まれる可能性がある
つまり黒は「無」ではない。
むしろ、何かが潜んでいる状態にも見える。
白とは何か
白色光は様々な波長の光が合成された状態である。
私たちはそれを「見える」。
石も人間も星も見える。
熱も光も電気も、その結果を観測できる。
Gradi Theoryではこれを
顕在化した偏り
と呼ぶ。
偏りが十分に成長し、
観測可能になった状態である。
黒とは何か
では黒とは何だろう。
最初は、
「何もない状態」
だと思っていた。
しかし考察を進めると違う可能性が見えてきた。
黒とは、
まだ観測されていない偏り
ではないだろうか。
例えば電波。
人間の目には見えない。
しかしスマートフォンやアンテナは電波を認識できる。
電波は存在している。
ただ人間には見えないだけなのだ。
つまり、
黒とは無ではない。
黒とは、
潜在化した偏り
である。
科学とは黒を白に変える営み
昔の人類は電波を知らなかった。
X線も知らなかった。
ブラックホールも知らなかった。
それらは人類にとって「黒」だった。
しかし観測装置が発明されると、
黒だったものが白になった。
見えなかったものが見えるようになったのである。
考えてみれば、
科学とは
黒を白に変える営み
なのかもしれない。
人間は白側の存在
人間自身もまた、
質量を持ち、
光を反射し、
熱を放出する。
私たちは宇宙の中で顕在化した存在である。
だからこそ、
同じく顕在化したものを観測しやすい。
逆に、
空間や重力場や電波のような存在は、
直接見ることが難しい。
人間は本質的に
白側の観測者
なのかもしれない。
白と黒は固定ではない
ここで重要なことがある。
白と黒は宇宙の属性ではない。
観測者との関係によって変化する。
人間に見えない電波は、
アンテナには見えている。
犬に聞こえる超音波は、
人間には聞こえない。
つまり、
ある存在にとって黒であっても、
別の存在にとっては白なのである。
Gradi Theoryの新しい仮説
白 = 観測された偏り
黒 = 未観測の偏り
宇宙には白と黒が存在するのではない。
観測によって、
偏りが白にも黒にも見えるのである。
そして、
黒は無ではない。
黒とは、
まだ白になっていない偏りである。
終わりに
私たちはつい、
見えるものだけを存在だと思ってしまう。
しかし宇宙の大部分は、
まだ見えていないのかもしれない。
もしそうなら、
宇宙とは白で満たされた世界ではなく、
無数の黒い可能性の中から、
少しだけ白が顔を出している世界なのだろう。
そして科学も探求も、
その黒の中に隠れた偏りを見つけ出す旅なのかもしれない。