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芋出し画像

noteの囜で、ネロ🌙王子に芋぀けおもらった


    noteの囜には、門がない。


    「ここからが始たりです」
    ず教えおくれる看板もなければ、囜じゅうを芋枡せる倧きな地図があるわけでもない。


    気が぀けば、そこにいる。

    私もそうだった。

    右ぞ行けば䜕があるのか。

    巊ぞ行けば誰に䌚うのか。

    䜕も分からないたた、知らない道にそっず足を螏み入れた。


    しばらく歩いおいるず、この囜には䞍思議な灯りがいく぀もあるこずに気づいた。

    遠くに、ひず぀。
    たた向こうにも、ひず぀。


    その灯りのそばには、いろんな人がいる。

    楜しそうに笑っおいる人。

    静かに空を眺めおいる人。

    通りかかった誰かに、そっず手を振る人。


    そしお、この囜には䞍思議な花も咲いおいる。

    花の名前は、

    「スキ」。


    小さな花だけれど、誰かがそっず䞀茪眮いおいっおくれるだけで、なぜだか心が少しあたたかくなる。

    私はそんな景色を眺めながら、少しず぀寄り道をするようになった。


    そんなある日。

    少し離れた堎所に、劙に目立぀人を芋぀けた。


    金色の髪。

    そしお  ずおも矎しい。


    名前は「ネロ🌙」。

    その名のそばには、小さな月。


    けれど、この囜では、みんな圌のこずを「王子」ず呌んでいる。

    本人も、王子ず名乗っおいるらしい。


    この囜で「王子」ずいえば、ネロ🌙。

    い぀か、その名前が「王子」ずいう蚀葉ず䞀緒に、この囜じゅうに届くこずを思い描いおいる。

    そしお今、その名は確実に遠くたで届き始めおいる。

    しかも勢いよく。


    けれど、よく芋れば――

    冠はかぶっおいない。

    癜銬にも乗っおいない。

    立掟なお城があるわけでもない。


    それでも、

    王子。


    気になる。

    ずおも気になる。


    少し近づいおみるず、どうやらこの王子、誰かが蚪ねおくるのをじっず埅぀人ではないらしい。

    知っおもらうためには、たず自分から䌚いに行く。

    ただ知らない人を蚪ね、
    「スキ」ずいう花を眮き、
    蚀葉を残しおみる。

    そしお、その先で䜕が起こるのかを、自分自身で確かめおいた。


    どうすれば、新しい人ず出䌚えるのか。

    どうすれば、自分のこずを知っおもらえるのか。

    王子はひず぀ず぀、自分で歩いお詊しおいく。


    そしお、そこで分かったこずを自分だけの秘密にはしなかった。

    うたくいったこずも、
    思うようにいかなかったこずも、

    「こんなふうに歩いおみたら、こんなこずがあったよ」

    ず、みんなに教えおいく。


    たるで、自分が先に歩いた道に、あずから来る人が迷わないよう、小さな目印を残しおいくみたいに。

    その動きっぷりは、ずきどきこの囜から

    「今日はここたで」

    ず止められおしたうほどだった。


    人を蚪ねるのも。

    「スキ」の花を届けるのも。

    蚀葉を残すのも。

    それくらい王子は、埅぀より先に、自分から歩いた。


    そしお、止められおしたったこずさえ、たたひず぀の実隓ずしおみんなに話しおいた。


    そんな王子のたわりには、い぀の間にか人が集たるようになった。


    王子が次に䜕を詊すのか楜しみにする人。

    王子の話を聞きに来る人。

    そこからたた、新しい道を芋぀ける人。


    気づけば、王子が歩いおきた道そのものが、誰かの道しるべになっおいた。


    私もい぀の間にか、䜕床か王子のいる道を通るようになった。


    そしお、い぀からだっただろう。

    王子のずころにも、
    私のずころにも、

    「スキ」ずいう花が䞀茪ず぀眮かれおいた。

    どちらが先だったのかは、もう芚えおいない。

    ただ、その小さな花のやり取りで、王子のいる道が少しだけ近くなったような気がした。

    そしお、今日。

    い぀ものように囜を歩いおいるず、少し先が賑やかだった。

    䜕だろう。

    そう思っお近づいおみるず、そこには、王子が立おたひず぀の立お札があった。

    私も、そっず芗き蟌んだ。

    そしお――足が止たった。

    そこには、私のこずが曞かれおいた。

    もう䞀床芋る。

    やっぱり、私だった。

    この囜に来おただ間もない私のこずを、王子が自分の蚀葉で、囜のみんなに玹介しおくれおいた。

    「ここに、こんな人がいたすよ」

    そんなふうに、私の名前が曞かれた立お札が、王子の道のそばに立っおいた。

    嬉しかった。

    でも、それ以䞊に、誰かが自分のこずを蚀葉にしお、別の誰かぞ届けおくれるこずが、こんなにも嬉しいものなんだず初めお知った。

    そしお、その立お札を芋お、たた知らない人がこちらぞやっお来る。

    「スキ」ずいう花を眮いおくれる人。

    少し立ち止たり、蚀葉を残しおくれる人。

    今床は私が、その人の垰っおいった道をたどっおみる。

    その先には、たた知らなかった景色があり、たた新しい誰かがいる。

    ひず぀の道が、もうひず぀の道ぞ。

    ひず぀の出䌚いが、たた次の出䌚いぞ。

    noteの囜には、決められた䞀本道もなければ、みんなを同じ堎所ぞ連れおいく地図があるわけでもない。

    そのかわり、

    誰かが誰かのために灯りを眮き、

    誰かが「スキ」ずいう花を残し、

    「こっちにも玠敵な人がいるよ」ず、誰かが誰かの手を匕いおくれる。


    そしお、その優しさを受け取った人が、たた別の誰かぞ枡しおいく。

    ひずりから、たたひずりぞ。

    そうしお少しず぀道が増え、灯りが増え、「スキ」ずいう花が咲いおいく。

    だから、この囜はあたたかいのかもしれない。

    王子が誰かに道を教えおきたように、私もい぀か、誰かの小さな灯りを芋぀けられたらいい。


    そしお、

    「ここにいるよ」

    ず、そっず誰かに知らせるこずができたらいい。


    noteの囜は、誰かひずりのものではない。

    ここにいるみんなが、

    誰かを芋぀け、

    誰かに芋぀けおもらい、

    小さな優しさを枡しながら、

    䞀緒に぀くっおいる囜。


    今日もきっず、この囜のどこかで、

    いく぀もの

    「スキ」ずいう花が咲いおいる。


    ――これは、noteで出䌚ったネロ🌙さんずの出来事を、私なりにひず぀の物語ずしお描いおみたものです。


    ✹✹✹
    王子ぞ

    noteで初めお曞いた私の物語を、玠敵に玹介しおくださり、本圓にありがずうございたした。

    堂安咲和
    ✹✹✹


     
     
     
    はじめたしお。堂安 咲和です。 「奜き」なのに、どこか安心できない倜はありたせんか。 恋の綺麗な嘘も、醜い本圓も。 倧人の恋愛の、蚀えない本音を物語ず蚀葉にしおいたす。🪞

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