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高等教育におけるAI掻甚の将来

    䞭幎の私はもう倧孊に籍がないので、今の孊生がどういうふうに勉匷しおいるのかは、子どもから聞いおいる範囲でしか把握しおいたせん。

    しかし、最近のむギリスのメディアでは、教育珟堎における生成AIの圹割に関する報道が増えおきおいたす。

    私は教育の専門家でもAIの専門家でもないので本皿の内容はすべお受け売りで、新しい知芋も解決策も提瀺するこずができたせんが、今日、FTで短いけれど面癜い蚘事をみ぀けたので玹介しおおきたす。

    冒頭郚分を簡単に芁玄するず、最新の孊生察象アンケヌトによるず、孊郚生の8〜9割は日垞的に生成AIを利甚しおいるそうです。前幎の調査ではこの数字は5〜6割だったから、あっずいう間に生成AIが普及しおしたったこずになりたすね。

    そしお、AIの利甚はただ勉匷に掻甚しおいるだけでなく、採点の察象ずなる提出物にも垞習的に䜿われおいるらしいです。

    その察策ずしお、倚くの倧孊は、民間業者が提䟛するAI怜出ツヌルを利甚するようになっおいるずいう蚘事を、昚幎THETimes Higher Educationあたりで読みたした申し蚳ありたせんが、リンクがみ぀かりたせん。これをChatGPTに質問したら、たくさんの答えが出おきたした以䞋参照。本皿は仕事の合間に曞いおいるので、わざわざ䞀぀ず぀URLをチェックしおいる時間がありたせん。

    "Can you find me an article in Times Higher Education, possibly published last year, where the author discusses some use cases of generative AI detection solutions that have been adopted by many universities? It discusses the black-box nature of such solutions."

    ChatGPTにした質問

    AI察策に困った倧孊は、ずりあえずAIは犁止ずいうこずにしお、AIが䜿われおいる課題を怜出するためにそういう民間の゜リュヌションに頌っおいるらしいのです。孊生の提出物をそのようなツヌルにかけるず、「〜%の確率でAIの回答がコピヌ利甚された」ずいう刀定が出るのだそうです。実際に、そのせいで単䜍を萜ずした孊生もいたす。ただ、そのTHEの蚘事で興味深かったのは、怜出ツヌルの刀定によっお䞍合栌扱いにされた孊生が倧孊圓局に異議申し立おをし、自分は絶察にAIを利甚しおいないず䞻匵し続けたケヌスです。厄介なのは、利甚しおいないずいう、もずもず起きなかったこずを蚌明するのは䞍可胜であるずいう点ず、なぜ怜出アルゎリズムがAIが利甚された確率が高いず刀定したのか、その根拠を分析する手段がないずいう点です。THEのものは去幎読んだ蚘事なので、そのケヌスが最終的にどういう扱いになったのか忘れおしたいたしたが、たぶん孊生偎の泣き寝入りだったず思いたす。

    ここで重芁なポむントは、AI怜出ツヌルは倚数あり競争も激しいため、民間業者はその栞心ずなる刀定のアルゎリズムを公開しおおらず、刀定基準がブラックボックス化されおいるずいう匊害です。぀たり、その゜リュヌションの利甚者である採点偎には、孊生が反論した堎合の次の解決手段がありたせん。

    それ以降、私はAI怜出゜リュヌションに぀いお調べおいないので、最近どんな進化があったのかは把握しおいたせん。

    さお、FTの蚘事に戻りたす。

    倧孊の提出課題におけるAIの扱いをどうするかずいう問題に察し、課題を出す時点でAIのサンプル回答も提瀺しお、それを䞊回る回答を求めお採点するずいう案が玹介されおいたす。぀たり、自分の独創性、創造性、より倚角的なアプロヌチずいった付加䟡倀を評䟡察象ずするずいうのです。

    これは䞀芋画期的に聞こえたすが、これを実隓的に導入したケンブリッゞ倧孊のある孊郚では、これは倱敗に終わったそうです。結局倧倚数の孊生はAIのアりトプットに衚面的な倉曎しか加えず、議論の構造もそのたたにされたものが倚く、AIを超える努力があたりなされなかたずいうのです。

    AI自䜓が進化しおおり、その利甚圢態もただ進化し぀぀ある珟時点では、AIをどう䜍眮付けるかを決定するのが困難であるため、倚くの倧孊は、ずりあえずの措眮ずしお昔ながらの手曞きの論述詊隓を埩掻させおいたす。

    ずはいえ、筆蚘詊隓ならAIを利甚できない詊隓環境を確保するこずができたすが、提出課題ずなるずそうはいきたせん。特に最近はコンピュヌタやタブレットで執筆しお提出もオンラむンずいう圢匏が通垞なので、䜿おうず思えばいくらでもAIを利甚できるからです。8〜9割が利甚しおいるずいうアンケヌトも、孊生はちゃんず正盎に答えおいるんですね。

    FTの蚘事で、著者のオコナヌ氏は、AIを䜿ったかどうかはずもかく、今埌は就職しおからもあらゆる堎面でAIに遭遇するこずになるため、AIずの関わり方自䜓を芋盎す必芁があるずいう考えを玹介しおいたす。぀たり、課題の゚ッセむを曞くために最初から生成AIを利甚しおしたうずいう「楜な」利甚方法は、職堎でもよくあるこずです。レポヌトやプレれンの䜜成を最初からAIにやらせおしたう、ずいう手段ですね。しかしそれではAIぞの䟝存を高めるだけです。぀たり、AIを排陀するこずがもはや非珟実的になっおいる今、どの時点でAIを利甚するかが重芁になるずいうのです。぀たり、最初で䜿っおしたうのか、最終的な確認などに利甚するのかずいう話です。

    オコナヌ氏は、AIの過床の䜿甚による胜力の退化を譊告する孊者の意芋も玹介しおいたす。珟代人は、初めお車でどこかに行く時にGPSを利甚しないず行けないず感じおしたいたす。昔の人は、圓たり前のように事前に玙の地図などを調べおなんずか行き着いおいたのが、珟代人はカヌナビマップなしで運転できる自信がなくなっおしたうずいうわけです。

    それず同じように、倧孊で物事を分析する胜力や批刀的思考を鍛えないず、どんどんそういう胜力が倱われ、就職しおからそれを発揮するこずができたせんし、逆にAIぞの䟝存性が高たるずいう傟向を助長するこずになりたす。

    しかし、蚀い方を倉えれば、もずもず批刀的に思考したり自分で物事を分析したりする胜力を぀けおいる人は、生成AIによる出力の信憑性も自分で評䟡できたす。぀たり、AIに頌らずに必芁なタスクをこなせるだけでなく、適所で効率的なAIの利甚ができるずいうのです。

    それはそれでけっこうなこずですが、私はおそらく頑固な叀い考え方の人間なので、「それだけでは぀たらない」ず思っおしたいたす。そもそも、論文をひず぀読むにしおも、AIにフィヌドしお芁玄させお䜕が楜しいんだず思いたす。䜕ヶ月もかけおさたざたな゜ヌスを調べお情報を吟味し、「でも〜だから〜が歎史的に正しいずいう決定的蚌拠にはならない」みたいに採甚しなかった案もちゃんず含めお蚘録し、倚角的な考察を重ねお議論を構築しおいく研究者の論述を、読者ずしお、自分の知識に基づき自分の芖点で吟味しながら蟿っおいく孊習のプロセスこそが醍醐味なのだず思っおいたす。「この人っおこれを曞くためにこんなこずたで調べたんだ」ず感動したり、「この論述は二次情報源に頌っおいるな」ず盎感的に怪しんだりしお、critical thinkingっお、時間をかけお読んだり考えたりする孊問ずの関わりのプロセス努力によっお磚かれるものではないでしょうか。

    そしおその延長線には、今床は採点察象の課題や提出論文、詊隓を通じお自分が曞く番になり、自分の胜力が詊されるのではないでしょうか。


    最近Waterstonesに行ったらAIに関する本がたくさん出おいお圧倒されたしたが、Yuval Noah HarariのNexusがペヌパヌバックで出されたら読もうず思っおいたす。アマゟンのKindleの日替わりセヌルで99ペンスになっおいた時に衝動買いしお40〜50ペヌゞくらい読みたしたが、これはかなりおもしろそうです。いずれ読曞蚘に曞けるずきが来るかもしれたせん。


     
     

    gomukha

     
     
    むギリスに䜏む本奜きの日本人が、積読解消の動機づけずしお、読んだ䞻に英語の本に぀いお感想を綎る。オックスフォヌド倧孊卒・同倧孊院博士号取埗埌、そのたた英囜に氞䜏。仕事は自宅でできるので、TLSを読み、家族ず本に囲たれ、BBC Radio 4を聞くこずを幞せずする半隠遁生掻者。

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