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冒険者ギルドずちょっずだけ簿蚘の話ヌ第1話

    はじめに

    ※この䜜品は「簿蚘の考え方をゆるく楜しむためのフィクション」です。
    厳密な䌚蚈凊理ずいうより、「こう考えるず分かりやすいかも」ずいう芖点で曞いおいたす。


    冒険者ギルドずちょっずだけ簿蚘の話

    第1話費甚は现かく分けおこそ

    数幎前、゚リックが開いた酒堎は、小さいながらも地元の人々や冒険者たちの憩いず亀流の堎ずしお、すっかり根づいおいた。

    そんなある日――

    「そうだ、冒険者ギルドを䜜ろう。」
    営業終了埌、片づけを終えた゚リックが、ふず思い぀いたように呟いた。

    「 たた急な話ですね。」
    間髪入れずに返したのは、䌚蚈担圓のミヌナだった。

    「䟝頌を受けお、冒険者を掟遣しお、報酬を受け取る。シンプルだが倧きく皌げそうじゃないか。酒堎経営より儲かるぞ、きっず。」
    「 お金を受け取る前に、費甚でお金がたくさん出おいきたすけどね。」
    「あっ 。」

    頭の䞭では、報酬の金貚が山のように積み䞊がっおいた。
    だがその土台が、費甚ずいう名の穎だらけであるこずに今さら気づいた。

    あきれたミヌナによっお重芁なこずに気づいた゚リック。
    「そ、そうだな どんな費甚があるか調べおおくか 。」
    珟実に匕き戻された゚リックは、そう蚀いながら真新しい垳簿を開く。

    勘ず勢いだけでは、いずれ行き詰たる。
    金の出入りをきちんず掎たなければ、この話はただの倢で終わる。

    「 終わらせおたたるか。」
    ゚リックの぀ぶやきにミヌナはたたも反応した。
    「 オヌナヌどうしたした」
    「 いや、䜕でもない。さお費甚の掗い出し、っず 。」


    「 たずは人件費。冒険者に支払う報酬ずかスタッフの絊料だな。」
    「劎務費ずも蚀いたすね。特定の䟝頌に盎接関わっおるかどうかで分けた方がいいでしょう。」
    「䞀぀の䟝頌に掟遣した冒険者の報酬は、盎接費ずいうわけだな。」
    「そうです。そしお 」

    そこたで話したずころで、郚屋のドアが勢いよく開いた。

    「゚リックの旊那、店内の芋回りず鍵締め、やっおおきたしたぜ」
    珟れたのは筋骚隆々の男、ガルツ。
    酒堎の譊備を任されおいる、いわば甚心棒だ。

    「ミヌナさんも䞀緒でしたか 䜕か面癜い話をしおるなら自分も䞀枚噛たせおくださいよ」

    「もちろんその぀もりだ、ガルツ。実はかくかくしかじかで 」
    「ほう、冒険者ギルドですかいいじゃないですか自分の元傭兵ずしおの力が発揮できそうです」

    「冒険者のサポヌトずしお傭兵を぀けようず考えおいるんだ。お前をリヌダヌずした傭兵チヌムを䜜る予定だ。」
    「 サポヌトのほかに、冒険者の芋匵りもお願いしたすね、ガルツさん。」
    「合点承知金だけ受け取っおずんずらする奎がいたら、自分がボッコボコのボコにしたすよ」

    「 で、ガルツをはじめずした傭兵の賃金はどう扱えばいいかな。」
    「 耇数の䟝頌にたたがっおの掻動になりたすから、これは間接費扱いですね。適圓な基準でそれぞれの䟝頌に振る必芁がありたす。」
    「そうだな。あずはミヌナたちギルドの運営スタッフの絊料、これも間接費だな。」
    「そういうこずです。オヌナヌもわかっおきたじゃないですか。」
    「 間接ずか盎接ずか、攻撃みたいですな自分はやはり盎接攻撃ですな」


    「 劎務費はこんな所か。あずは そうだ、経費もあるな。」
    「䟝頌の堎所たでの亀通費、通行蚱可に必芁な費甚 これらは特定の䟝頌にかかるので、盎接費ですね。」
    「ギルドの氎道光熱費ずか運営維持費も経費だが 」
    「それらはどの䟝頌に振ればいいか決められたせんね。間接費になりたす。あず 」

    ミヌナはそう蚀いながら、壁の倧きなヒビを指さした。
    「この修繕費も経費ですが、間接費ですね。」
    「 にしおも、でかいヒビだな。いったい誰が 。」
    「 䞀人しかいないでしょう、こんなの。」
    「こ、これは、壁が軟匱なだけですよ。自分のタックルに耐えられない軟匱な 」
    「 ガルツさん」
    「 はい、すみたせんでした 。」


    「 こんなずころかな。䞻な費甚ずしおは劎務費ず経費。それぞれが盎接費ず間接費に分けられるから 。」
    ゚リックはそう蚀いながら、メモに曞き出す。

    「盎接劎務費、間接劎務費、盎接経費、間接経費。この぀だな。」
    「そうですね 。あず、装備やアむテム代もギルドから出すのであれば別に費甚を蚭ける必芁がありたすが それらは自前か珟地調達しおもらいたしょうか」
    「ギルドも䜙裕はないからな でも完党に自腹ずいうのもな これは報酬ずは別に支床金を甚意するか。 そう倚くは甚意できないがな。」
    「 そうしたすか。では支床金は盎接経費ずいうこずにしたしょう。」

    「 さお、ガルツさん。これらの費甚はどれにあたるかわかりたすか」
    ミヌナは䞀枚の玙を取り出し、ガルツに差し出した。
    玙には次のように曞かれおいた。

    ①特定の䟝頌に掟遣する冒険者ぞの報酬
    ②耇数の䟝頌にわたっお掻動する傭兵ぞの賃金
    ③特定の䟝頌の堎所に向かうための亀通費
    ④受付スタッフぞの絊料
    ⑀ギルドの建物の修繕費
    ⑥特定の䟝頌に掟遣する冒険者に枡す支床金

    「うむ 。」
    玙を受け取ったたた固たるガルツ。

    「 これは、筋肉に聞いおもわかりたせんなガッハッハ」
    「 そう蚀うだろうず思いたした。」
    予想通りの答えに、ミヌナは小さくため息を぀く。

    「はは 」
    也いた笑いを挏らした゚リックは、最埌にこう締めた。
    「ず、ずもかく、冒険者ギルドを始めるか」


    ※今回のポむント

    費甚には、特定の䟝頌にかかる「盎接費」ず、耇数の䟝頌にたたがる「間接費」が存圚する。

     
     
    過去のオリゞナル曲や思い぀いたクむズを玹介したりしおいたす。小さな画面で行われるテキストゲヌムの䜜成を始めおみたした。数が増えればいいなず思い぀぀。

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