毎日の歯磨き、自動化したいなぁ!
#115 自動化したいこと
「磨き残し」という言葉に、私たちは一生追いかけられている気がします。
朝のぼーっとした頭で、あるいは夜の倒れ込むような眠気の中で、洗面台の前に立つ。
右奥、左奥、前歯の裏……。
意識を集中させているつもりでも、歯医者さんに行けば
「ここ、磨けてませんね」と無慈悲に指摘される。
あの敗北感といったらありません。
そもそも、数分間も手を動かし続けるのは、現代人にとって意外と重労働です。
スマホを触る時間はあっという間なのに、歯ブラシを動かす5分間はどうしてあんなに長く感じるのでしょうか。
そんな私たちの
「面倒くさい」
という本音に寄り添ってくれるのが、口に咥えるだけで完了する全自動の歯ブラシです。
見た目は少し不思議なマウスピース型。
それをパクッと口に含み、スイッチを入れるだけ。
あとは機械が数千本の毛先を細かく振動させ、自分では届かない隙間まで一気に洗い上げてくれます。
手が疲れることも、鏡の前でじっと耐える必要もありません。
この技術の素晴らしさは、単なる「時短」だけではないと思うのです。
それは、完璧主義になれない私たちを、テクノロジーが優しくカバーしてくれるという安心感です。
「今日もちゃんと磨かなきゃ」
という小さなプレッシャーから解放され、空いた両手でコーヒーを淹れたり、明日の準備をしたりできる。
そんな
「ちょっとした余裕」
をくれる自動化は、忙しい毎日を生きる私たちへの、一番身近なご褒美なのかもしれません。
隅々までツルツルになった歯を舌で確かめながら、「文明の利器に頼って正解だったな」と小さく笑う。
そんな朝と夜があってもいいはずです。
