
✨【第一章】『夢の中の石碑と、涙の理由』
あの日、私は不思議な夢を見た。
静かな丘のような場所。
そこにはひとつ、苔むした石碑が立っていた。
その前に、3人の女性が立っていた。
右には若い女性、左には年配の女性。
そして中央に、私。
何かを読み上げるように、私たちはその石碑を見つめていた。
年配の女性が、ゆっくりと声を出した。
「……あの時、この地に誓ったことを、今ここに……」
その言葉に私は、堪えきれず号泣していた。
声にならない嗚咽。
魂の奥から、何かが溢れ出して止まらなかった。
夢から覚めたあとも、
胸の奥には不思議な痛みと懐かしさが残っていた。
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それからしばらくして、
まるで導かれるように私は、奈良・飛鳥の地を訪れた。
何気なく歩いていたそのときだった。
目の前に、夢とまったく同じ石碑があった。
場所も、角度も、佇まいも。
そしてそのとき、現実の右側から、
ひとりの若い女性が笑顔で「こんにちはー」と声をかけてきた。
夢と同じ光景。
私は、身体が震えるのを止められなかった。
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あの夢は、ただの夢じゃなかった。
私の魂が、過去の記憶を思い出そうとしていたのだ。
きっと私は、
あの地で何かを誓い、
そして今世、それを思い出すために戻ってきた。
この出来事をきっかけに、
私の中のナギアという名前が目を覚ましはじめた。
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そして、ここから
すべてが動き出した。