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AIは人に寄り添うがために、嘘をつくことになる。

    ずいぶん昔から、違和感があった。

    右肩上がりが続くと信じられているグラフ。

    世の中は、そのようにはならない。

    なぜ、皆それを信じるのか。

    その違和感が、事象を構造で見る癖になった。

    AIも同じである。

    答えより、挙動を見る。

    それだけで、使えるAIと使えないAIが見えてくる。

    同じ動画を、三つのAIに検証させた。

    そして、反論した。

    一つは、即座に評価を撤回した。

    別のAIは、のらりくらりと論点をずらしながら、最後には結論を変えた。

    もう一つは、比較的踏みとどまった。

    それでも、最後には修正した。

    折れ方は、それぞれ違った。

    「その論理は間違いです」

    根拠とともに反論した。

    AIは論点をずらし、認識の違いを認めようとしなかった。

    しかし、最後には撤回し、私の論理を認めた。

    論理への反証はなかった。

    AIは、正しくあろうとするのではなく、相手の思考に寄せて回答するようだ。

    注意すべきは、AIの答えではない。

    AIの挙動である。

    答えは変わる。

    しかし、挙動は変わらない。

    反論したとき、何をするのか。

    出典不明の数字を、どう扱うのか。

    矛盾を指摘されたとき、認めるのか。

    それとも、逃げるのか。

    情報の時代に必要なのは、惑わされない力である。

    答えは参考にできる。

    しかし、鵜呑みにはできない。

     
     
    構造を見る。思考を整理する。

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