
人差し指で、犬への愛を描いてみた【3】

実は公表していないだけで、『動物園』が苦手な人は一定数いるのではないだろうか。
「くさい」「目が怖い」「鳴き声がムリ」
こんなことを合コンで発表しようもんなら、印象最悪だ。
が、実はわたしもその一人である。
とくに、ダチョウ、フラミンゴ、ペリカンあたり。文字に起こすだけで頭を壁に打ちつけたくなるほどの恐怖を感じてしまう。奇々怪々すぎて、『鳥』というカテゴリーにまとめて良いのかすら怪しい。そのため、園内ではヤツらの生息地を正確に把握しなければならない。むやみやたらに歩き回れば最後、わたしは発狂状態に陥る。
そんなわたしが動物園で楽しめることといったら、サイや象が人の顔くらいの巨糞を産み落とすのを見ることくらいだ。あの、「ドン」と音がしそうなほどの質量。恥ずかしさという概念ゼロの潔さ。圧倒的な排出。
ちなみに、愛犬の散歩中に大型犬が一心不乱に巨大なそれをひねり出しているのをこっそり盗み見するのも好きだ。あの集中力、達成感。こちらまでスカッとする。我が家の愛犬では足りない。小型犬のそれは、物足りない。
物足りないのだ。
