最近、嬉しかったこと。
岩手県一関市藤沢町徳田には「がんばっ田」という田んぼがあります。
東日本大震災が起きた際、藤沢雇用促進住宅では26世帯57名の方が避難生活を送っていました。徳田地区では、2011年6月にふれあい絆水田「がんばっ田」を設置し、避難者を招き、田植えや稲刈りなど様々な交流を始めました。6月12日に開催された田植え交流会には、100人以上集まったそうです。春には田植え、夏にはホタル観賞と草取り、秋には稲刈り、冬には餅つきをして交流をしてきました。
2023年、これまで続けてきた「がんばっ田」での米作りは、田んぼを管理する方々の高齢化などの理由により、残念ながら継続することが難しくなり、最後の米作りとなりました。私が着任したのが2023年10月なので、着任後すぐ稲刈り交流会に参加させていただいて、そのあと沿岸地域の方々に送るお米の箱詰めを手伝わせてもらって、12月には南三陸町にある「活性化センターいずみ」に行って沿岸地域の方々との餅つき交流会に参加して、「なんて素敵な取り組みなんだ✨これからもこのご縁と活動が長く続いていけるように微力ながら自分も手伝いたい」と思っていた矢先のことでしたので、たった数か月しか関わっていない私でもとても残念に思ったことを覚えています。それだけ徳田地区の皆さんと沿岸地域の皆さんの絆が強いことが良くわかった交流会だったし、本当に素晴らしい取り組みだと思った経験でした。

しかし、2025年の今年、「がんばっ田」を使って藤沢小学校の子どもたちに昔ながらの米作りを教えたいと徳田地区の皆さんが動き始めたと聞き、田植えの時には私も呼んでいただいて、子どもたちと一緒に裸足になって手植えをすることができました✨実は、手植えをしたのはこの時が初めてで、私も子どもたちと一緒に徳田地区のお父さんたちにやり方を教えてもらいながらやりました。皆さん優しくて、手早くて、かっこいいお手本でした✨子どもたちは途中から泥遊びみたいになっていましたが・・(笑)そしてお土産に、山蚊に足を数か所刺されて帰りました(笑)こっちの蚊は毒が強いのか、結構腫れて熱を持つんですよね。今年は畑にいることが多かったので良く刺されました。少しは耐性ついたかな・・

そして(私は行けなかったのですが)、秋に稲刈り体験をして、つい先日、11月25日(火)に収穫祭を迎えたのですが・・
収穫祭当日、インフルエンザでお休みの子が7人も出てしまったとのことで、急遽学級閉鎖、収穫祭のために準備していたお餅は学校へ届けることになりました。そうなったときのお母さんたちの手際の良いこと✨私は邪魔にならないように、手が足りてなさそうなところを探して手伝いをさせていただきました。私もいつかあれくらい素早く動けるようになりたい・・。

その他、磯部チーズ、辛み大根、根わさび、きなこも作りました✨
こうして最近嬉しかったことにつながるのですが、嬉しかったのは、学校へお餅を届けてくれた方々が預かってきた子どもたちの感謝の手紙を読んだ時です。ほとんどの子が稲刈りが一番印象に残っていたようで、「鎌を使うのが怖かった」「腰が痛くなった」「おじぃちゃんの手伝いをしようと思った」「お米をもっと大切に食べようと思った」などと書いてあって、みんな良い経験ができたみたいで良かったな~と思ったのですが、何より「もっと藤沢が好きになった」と書いている子がいたことが私にとっては印象深く、「こういう経験が増えたら子どもたちの地元愛が強まるんじゃないかな~」と思ったのと同時に、「もっと藤沢が好きになった」と思って、言葉にして伝えてくれたことが何よりも嬉しかったです。
私もそういう風に地元を好きになったのですが、自分が住んでいる地域のことを知り、地域の人と触れ合って、「地元が好き!」って思う子が増えたらいいなと思っています。
そして、今回の収穫祭にも沿岸地域の方々が来てくださっていて、来れなかった方々のお餅も届けてくださるとのことで、とても感謝して笑顔で持って帰っていく光景を見て、心温まる気持ちになりました。本当に徳田地区の皆さんの活動は素晴らしいです。ぜひとも次世代にも続いていってほしいなと思います。もちろん私もこれからも関わらせていただきたいです。
今月は、この取り組みを少しでも多くの方に知っていただきたく、「がんばっ田」をテーマに書いてみました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。
