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礫(つぶて)

    路上の… 野原の…
    小さな
    礫つぶて ひとつ…


    幼女の
    優しき こころが
    礫つぶてを
    拾う…


    その小さな 手に
    収まる
    一握りの
    小石…


    たおやかな
    眼差しに 
    無垢の 趣おもむき…


    まるで ダイヤモンドのように
    大切に
    ポケットに しまう…


    幼女にとっては 
    礫つぶても煌めいて…


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    幼き頃の
    その優しさは 今も
    持っている?

    ポケットの中は
    煌きらめきで 詰まっている?


    澱よどみを 経験し
    こころを
    鈍色にびいろに 染めてない?



    そんな 囁ささやきが
    散る花びらから
    聴こえてくる…


    さらさら
    風に 舞いながら

    水面みなもに 浮かびながら…


    それでも
    儚はかない 美しさを
    留とどめている
    花びら…



    また
    会おうね きっとだよ…


    花は 散りゆくけれど
    木々は 
    死には しないから…


    また 咲いて
    ずっと
    ずっと
    見護みまもる と…


    散る花の 命は
    また 姿を変えて
    続くのだと…


    そして
    礫つぶても 形を変えて
    砂になり
    風に 乗って
    遠くまで…


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    【あとがき】
    礫つぶては、石のことです。

    幼い頃、何故か?石を美しいと思い、集めたことがありました。

    全てのものが美しく見えた頃。
    今は?どうかな?(笑)

    色んな醜い事柄を見て、こころが鈍色になっているのかな?とか思ったりして。

    拙い詩を読んでくださり、ありがとうございます。
    画像はお借りしました。

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