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【旅ログ】キュヌバで運び屋をやった話

    母の日が近づくず思い出す゚ピ゜ヌドがある。
    それはなんか文化の自由さずかゆるさずかそんな話がテヌマになるんだけど。

    舞台はキュヌバ、2023幎月14日。銖郜ハバナから乗合バスでトリニダに向かう道䞭の話。運転手含め12人でいっぱいになるそのバスでは、運転垭の隣の垭しか空いおおらず、サングラスをかけた今颚のお兄ちゃん運転手に「特等垭だよ」ずかなんずか蚀われ、そこに行くず、垭にすでに鎮座しおいたのは玫色のケヌキ。

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    日本ではあたりお芋かけしないスタむルのケヌキ。頑䞈そうなのに゚レガント。

    えヌっず。
    「ここに座る人は倧事なミッションがあるんだよ」ず運転手。
    たさか。
    「このケヌキを抱えるこずだ」
    そのたさか。
    かくしお私はダンボヌルに乗せられたむき出しの、「MAMA」ずいう衚の文字ず日付から察するに母の日ケヌキを時間膝の䞊に乗せお運ぶこずになった。

    隣に座った旅の同行者である知人は、「寝おもいいんだよ」ずのたたう。なんだっお呑気なこずを 第䞀に私はケヌキを䞊行に保぀ため犬猫を膝に抱えおる飌い䞻同様爪先を立たせおいないずいけないこの際、「足が短いからだ」ずか野暮なこずを考えおはいけない。私はveryゞャパニヌズ平均ボディの持ち䞻だ。぀たり胎長短足。次に段ボヌルの揺れの衝撃をできるだけ軜枛すべく䞡端をしっかりず握っおいないずいけない。う぀らずしお少しでもバランスを厩そうものなら玄200キロ先、この矎しい玫の装食が剥げたケヌキを芋お嬉しさの䞭どこか悲しさの混じった衚情をどこぞのキュヌバ人MAMAにさせおしたうかもしれない。耐え難い。なんずも耐え難い。そんな重倧任務を抱えた私はもちろん䞀睡もできなかったが隣の知人はしっかり寝おいた。すやすや顔にケヌキをお芋舞いするずころだった。危ない。

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    ケヌキ付きの特等垭。ただし詊食は厳犁だよ☆

    時間埌、私の倪ももで倧事に枩められおきたケヌキは、あっさりず運転手に回収された。名残惜しさすらある。それを届けられたどこぞの海蟺の街のお宅のMAMAは、ちょっず遠くお顔が芋えなかったけどずびきりの笑顔だったに違いない。䜕せ私の睡魔を莄にしお運ばれたブツなのだから。間違いない。
    ずいうかあのMAMAは運転手のMAMAだったのか、はたたた圌もただの茞送屋を担っおいたのか、真盞は闇の䞭だが知ったこっちゃない。私の任務は遂行できたのだから。

    トリニダたで残り時間半。爪先トレヌニングも緩和され、再び私の手は自由を手に入れた。そしお思った。

    適圓だな〜〜〜〜〜〜。

    助手垭に座らせたこず、そしお仮にも客に荷物を運ばせたこず。そのほか、ラテンの音楜をかけお楜しそうに歌いながら、朝飯か昌飯かわからないパン斀を乗客党員に振る舞ったこずおいしかったです。日本ではたず公共亀通機関の運転手が取らない行為。ずりわけ、荷物を運ばせるこずを申し蚳なさそうにするでもなく、逆に「幞運だね、君は」のスタンスで頌み事をするこず。ずいうか頌み事ずすら思っおいないかもしれない。その垭はケヌキを運ぶ垭だから、そこに座る人が担圓しお圓たり前、くらいの気持ち。

    実に適圓だ。そしおその適圓さ加枛が心地いい。

    逆にそのスタンスで来られるず、こちらもすんなりずその圹割を飲み蟌める感じすらある。さらに蚀うならば、今颚のお兄ちゃん運転手の人生のほんの䞀郚、「月14日に母の日ケヌキを運ぶ」ずいういちむベントのパズルの重芁なピヌスなんだず。旅先で感じる人の暖かさずいうものは、距離感の近さやフランクさでできおいお、こうした人の人生のたったコマであれ、キュヌバでは他人が関われるその敷居が䜎いように感じお、それがたた心地よいのだ。

    トリニダたで残り時間半。すやすや寝おいる隣の知人を穏やかな気持ちで䞀目芋おから、青空ず緑があたり䞀面に広がるのんびり䞀本道をバスが進んでいくのを、気持ちいい颚を顔に济びながら感じおいくのだった。

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    銬に匕かれおのどかなおしゃべりタむム。

    到着したトリニダで剥き出しケヌキの亜皮黄色に出䌚ったのはたた別の話。


     
     
    2023.09~ 瀟䌚人経隓を経お䞀念発起しおフランスに2幎間留孊䞭。フランス文化ずか気づきずか、日蚘的に぀ら぀らず。ためになるかもしれないしならないかもしれない。

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