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発達障害を疑われたサッカー少年「④〜⑧まとめ」「完全版」

実話に基づくストーリー

※本記事は連載④~⑧まとめ記事【完全版】です。
①〜③は無料で公開しています。

発達障害を疑われ、
学校やチームとの関係に悩んだ
一人の親が、
「何が一番つらく、何を間違え、何に救われたのか」
実際に経験した記録です。

同じように、
子どものことで悩んでいる方に向けて
正直に書いています。

発達障害を疑われたサッカー少年 ④
――告げられた言葉と、親の心が限界に近づいた日――


(⑤には、実際の検査結果の写真を掲載しています)

正直に言うと、
私はこの時、
“子どもの問題”よりも、“親である自分が壊れそう”でした。

それからというもの、
周りとの衝突は、いっこうに減りませんでした。

※この先には、当時の私が
「あの時、誰かに教えてほしかった」
そう強く思ったことを書いています。

学校からの連絡は、
もはや珍しいものではなくなり、
サッカーの監督からも、
次第に“呆れ”がにじむような口調になっていきました。

ひどい時には、
ほぼ毎日のように連絡が入る。

スマホが鳴るたびに、
「……またか」
心の中でそうつぶやく自分がいました。

そして、ある日。

両親そろって、学校に来てほしい
という連絡が入りました。

嫌な予感しかしませんでした。

案内されたのは、校長室。
中に入ると、そこには
4人の大人が座っていました。

・専門家の方
・校長先生
・担任の先生
・そして、私たち夫婦

机の上には、
いくつもの資料やデータ。

行動記録、チェックリスト、
客観的にまとめられた数字や評価。

一つひとつ説明されるたびに、
胸の奥が、少しずつ締めつけられていきました。

そして、
最後に伝えられた言葉。

「ASD(自閉スペクトラム症)の疑いがあります」

頭の中が、真っ白になりました。

――発達障害?
――うちの子が?

そんなはずない。
そう思いたかった。

いや、
思おうと必死でした。

元気で、
サッカーが大好きで、
笑顔もあって、
普通に成長してきたはずの息子。

その息子が、
「発達障害かもしれない」
と言われる現実。

どうしても、
すぐには受け入れられませんでした。

隣にいた妻も、
明らかにショックを受けていました。

言葉数が減り、
表情が固まり、
必死に感情を抑えているのが、
痛いほど伝わってきました。

その日から、
家の空気は、少しずつ変わっていきました。

妻は、
現実を受け止めきれず、
以前よりも息子に強く当たるようになりました。

私は、
それを見るのがつらくて、
でも、どう止めていいのかも分からず。

結果、
親同士の喧嘩も増えていきました。

「育て方の問題じゃないのか」
「甘やかしすぎなんじゃない?」
そんな言葉が、
お互いの心を、さらに傷つけました。

そして、
ふと頭をよぎるようになったのです。

このまま、サッカーを続けさせていいのだろうか。

好きなはずのサッカーが、
息子を追い詰めているのではないか。
それとも、
逃げ場を奪ってしまうことになるのか。

考えれば考えるほど、
答えは見つかりませんでした。

ただ、
悲しかった。

息子のことも、
家族のことも、
思い描いていた未来とは、
あまりにも違ってしまった現実が――。

それでも、
まだこの時点では、
私たちは知りませんでした。

この出来事が、
「終わり」ではなく、
新しい向き合い方の始まりだった
ということを。

 
 

gogogo

 
 
発達障害を疑われたサッカー少年(実話)中1男.小4男2児の父です。「診断だけで可能性を決めつけなくてよかった」そう思えた経験や子供の成長とともに感じた事など、綴っていこうと思います。

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