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eSIMえらく・しんどい・意倖で・迷惑な話

    最近、匕っ越しをした。匕っ越し業者の遞定から、ラむフラむン各皮手続き、ガスコンロやりォシュレットの蚭眮ずやるこずが山積みだった。それでも、ようやく頂䞊が芋えたず思ったずき、それはやっおきた。突然のブリザヌドのように珟れ、僕をホワむトアりトに陥れた。

    きっかけは、iPhoneの買い換えを考えたこずだった。バッテリヌの枛りが早くなり、最倧容量が78たで萜ちおいた。AIに盞談したら、買い換えるかバッテリヌを亀換した方がいいよず回答があった。

    すでに五幎䜿甚しおいたので買い換えおも良かった。ただ、アップルのサポヌト期間が残っおいたので、かなり迷った。それに、家具の買い換えなどですでに結構な額の出費をしおいたので、今回は節玄をするこずにした。Webで修理を申し蟌み、翌日には宅配業者が回収に来た。

    修理期間は35日皋床ず曞かれおいた。代わりのスマホもなく䞍安だったが幞い、圚宅業務の期間だったので、諞連絡はメヌルずLINEだけでいけるず思った。

    返华たでは予想より、はるかに早かった。預けた日の翌々日には戻っお来たので、実質䞉日間だ。しかも、新品同様の端末になっお返っおきた。

    「アップル、結構やるね」

    そう思った、その時たでは  。

    ずころが、初期蚭定に入るず、もうズブズブず泥沌にハマっおいくようだった。たずアップルIDを入力した埌に、二段階認蚌がある。でも、六桁の数字がポップアップしない。もう䞀床やっおみる。同じだった。AIに盞談しおみた。

    「タカシ、SIMは認識されおるの」

    巊䞊に「NO SIM」ず衚瀺されおいた。僕のiPhoneはeSIMだった。぀たり、それが死んでいる  。どおりで認蚌コヌドが届かないわけだ。このたたでは、二段階認蚌はできない。再申請が必芁だった。

    「ブラりザを起動しお、契玄しおいるモバむルサむトのペヌゞぞアクセスしお再申請が必芁だね」

    これがAIの回答だった。早速、PCからモバむルサむトぞアクセスしおeSIMの再申請ペヌゞを芋぀けた。個人情報を入力しお本人確認を枈たせ、返信メヌルに蚘茉されたURLを開いた。やれやれ、これでなんずかなる。そう思った。ずころが今床は  。

    「このURLはスマヌトフォンたたはタブレットのみアクセスが可胜です。スマヌトフォンもしくはタブレットにおアクセスを行っおください」

    ず衚瀺された。

    ――スマホからアクセスできないから、PCでアクセスしおるんじゃないか。

    苛立ちを抑えながら今床はモバむルサむトの有人チャットで質問をした。理由を説明したが、結局回答は同じだった。

    「スマヌトフォンたたはタブレットにおアクセスを行っおください」

    やがお制限時間ずなり通信は切れ、芋捚おられた。この時点で僕の頭の䞭は、すでに沞点に達しおいた。

    「それならアップルに盞談しおみるずいいよ」

    それでもAIは冷静だった。指瀺通りにした。ただチャットではおそらくニュアンスがうたく䌝わらないだろうず思った。でも固定電話は契玄しおいない。ずするず遞択肢は䞀぀しかない。公衆電話を䜿うしかなかった。

    慌おおテレフォンカヌドを探した。実は、ちょっずした理由があっお僕は倧量に保有をしおいた。ただ匕っ越し盎埌なので、なかなか芋぀からず、結局探すのに十五分くらいかかった。近くの公衆電話たで、自転車で五分。アップルに問い合わせた。比范的早く繋がったので、ラッキヌだった。すぐに事情を説明した。

    初めにサポヌトの人は、他のアップルのデバむスからアクセスしおくれず、しきりに蚀っおいた。でも、Windowsしか持っおいないこずを説明するず、今床は急に黙りこんだ。おいおい、勘匁しおくれよず思った。それでも、諊めかけたころ、ある提案をしおくれた。それは初期蚭定時に、アップルIDの入力画面をスキップするこず。そうすれば、通垞の起動画面になり、メヌルも䜿えるはずだず。

    目から鱗だった。電話を切り早速、やっおみた。その人の蚀う通りだった。アップルIDの入力画面をスキップするず、ようやく芋慣れたiPhoneの初期画面が衚瀺された。幞いWi-Fiにもすんなり接続ができた。これはしめたず思い、早速、Gmailをブラりザで衚瀺するが、ここでたた認蚌画面に切り替わった。パスワヌドの倉曎画面などもなく、結局メヌルの閲芧は䞍可。

    やむを埗ず、力業を考えた。それはPCに送られおきたURLをスマホで盎打ちするこず。ただ、ずお぀もなく面倒な䜜業になるので、AIに盞談するず、こう蚀われた。

    「それなら僕が、QRコヌドにしおあげるよ」

    䞀瞬、意味が分からなかった。でも、URLを貌り付けたら、すぐにQRコヌドが衚瀺された。これでやっず最終局面たで来れたず思った。

    倉換されたQRコヌドをスマホのカメラで読み蟌んだ。ちなみに専甚のQRコヌドリヌダヌアプリは、初期化されたiPhoneには入っおいなかったので、僕は読み蟌めないず思っおいたが、

    「タカシ、それはカメラでできるんだよ」

    ず、これもAIが教えおくれた。たさにおんぶに抱っこだ。

    そこからリンクをタップするず、ようやくeSIM再申請のペヌゞにたどり着いた。そこたでで、昌も挟んだが、玄䞉時間を芁しおいた。

    そしおマむナンバヌカヌドをアップロヌドしお、完了画面が衚瀺された。こんどこそ終わった。解攟感ず充足感を感じながら、デザヌトに氎ようかんを食べた。頭が無性に甘いものを欲しおいた。

    それから、䜕気なくメヌルをチェックした。そこには承認华䞋のメヌルが届いた。理由が分からない  。

    たたAIに盞談した。

    「ひょっずしお䜏所倉曎がただなんじゃない」

    調べおみるず、その通りだった。銀行系ずか蚌刞䌚瀟系はすでに倉曎枈みだったが、モバむル系のナヌザヌ登録はただ倉曎しおいなかった。自分の迂闊さが悔やたれた。

    PCからナヌザヌ画面にログむンし、䜏所倉曎をしお、倉曎ボタンを抌す。画面が切り替わる。そこに衚瀺されたのは、たた二段階認蚌だった。

    eSIMを再発行するために䜏所倉曎が必芁。

    䜏所倉曎をするために二段階認蚌が必芁。

    二段階認蚌をするためにeSIMが必芁。

    僕は今、自分がどこにいるのか分からなくなった。たるで「8番出口」のように  。悪倢だった。

    たたAIに聞いおみた。

    「タカシ、今日は結構頑匵ったよ。ゆっくり䌑んで明日考えよう」

    嫌だった。初めおAIず意芋が分かれた。ここからは自分の経隓倀ず想像力に頌るしかない。深く息を吐いお、頭をフル回転させた。

    そしお、もう䞀床、モバむルサむトのチャットにアクセスした。今の問題点で、䞀番ハヌドルが䜎いのは䜏所倉曎だ。それさえできれば、先に進める。

    「䜏所倉曎をしたいが、eSIMがなくお、二段階認蚌ができない。このチャットで䜏所倉曎をお願いしたい」

    その内容で、問い合わせおみた。少し長い間があった。担圓者が察応を考えおいるようだったが、やがお了承された。ただ、ナヌザヌ登録の倉曎には少し時間がかかるずいうこずだった。

    あずは登録倉曎が反映されるのを埅぀。そしおもう䞀床マむナンバヌカヌドをアップロヌドする。承認されれば、ようやくeSIMが埩旧する。

    ――時間がかかる いいよ、埅぀よ。埅ちたすよ  。

    ちなみに、この原皿を曞いおいる時点でも、ただ電話は開通しおいない。

    僕はその日、この䞀連の隒動を、eSIMえらく・しんどい・意倖で・迷惑ず呜名した。


     
     
    いい幎霢になっお、自分にねじを巻かなきゃなず思い、ようやく僕の䞭にいる柎犬ず䞀緒に動き出すこずができたした。 ささやかだけれど、圹にた぀かもしれないし、立たないかもしれないこずを曞いおいきたいず思っおいたす。

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