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アラフォー女子会、浮いた話しが1つもない

    「私、来週に背中の粉瘤(ふんりゅう)取ってくるよ」

    粉瘤?
    友達のかーぽんによると、粉瘤とはイボの一種?らしくて、腫れて膿が出るようになったため、
    切開して取り除くことになったそうなのだ。

    「2センチくらいあってさ、取って縫うんだ。」

    考えただけで、痛そうだな。

    「顔にも粉瘤が出来たんだけど、取ると傷が残るみたいだから辞めたんだよ。」

    そういやー、私の瞼にも粉瘤らしきものが出来ている。

    これが年齢を重ねるということなんだな。
    やっぱり身体に色々現れてくるもんだ。



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「まって! 私ほうれい線がいつもより目立ってる気がする。」
    鏡をみた私が、悲鳴をあげた。

    「ひらめちゃん、太るとぱっつりして目立たなくなるわよ。」
    かーぽんが合いの手を入れてくれた。

    「でも、私若い頃より5キロも太ったよ」

    「私、10キロ太ったよ」
    ちーこの発言が、部屋に鳴り響く。

    「10キロも‼︎」
    ちーこは元々が細いので、10キロ太ったようには
    とても見えない。

    私が10キロ太ったら、どうなるのか?
    なんか怖い予感もするけど、
    でもほうれい線には良いのかもしれない。



    ちょっと待って!! 
    というか、私達の会話はほぼ身体の話しと、
    少し子育ての悩みごとで、浮いた話しがひとつも無いのだ。
    年齢を重ねると、会話までもが変化してくる。
    当たり前っちゃ、当たり前なのかもしれないけど。

    少し前までは、ちーこの恋愛話しで
    アラフォーにしては会話が華やかだった気がするけど、今回はザ•アラフォー女子会の会話だったと思う。




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    アラフォー女子達で水族館に行くことになり、
    久しぶりに海の近くを通った。

    なんだか学生時代の夏休みのような雰囲気で、
    地元の風景はあの時と変わらず、タイムスリップしたみたいだった。

    自転車で海まで行って、テトラポットで伸びたカップラーメンを食べたっけ。

    あの時から25年も経ったんだから、
    話す内容も大人になったんだ。

    分かってはいる、分かってはいるよ。
    でもなんだか、追いつけない自分がいます。
    悲しいわけじゃないし、寂しいわけじゃない。

    身体は大人、心が子供。
    コナンの逆バージョン。

    年齢を重ねるけど、心はいつまでも追いつかなくて、たぶん精神年齢はマイナス15歳くらい。


    精神年齢23歳。
    でも身体は38歳。

    いつまで噛み合わないんだよな。
    だから生きづらく感じる時もあるけど。


    やっぱり心だけは、若いままでいよう。
    次回の女子会は、浮いた話題も出てくる事を祈って。


    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     
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