
🌳願いを叶える葉っぱ🍀〜しゃべる木と小さな女の子のおはなし〜
今回もみかんさんのお題に参加させて頂き
描いてみました。
いつも素敵なお題ありがとうございます😊
えみたん作
むかしむかし。
月の光がきらきら降る森に、
大きなしゃべる木がありました。

その木には、
金色に光る葉っぱが
たくさんゆれていました。
風が吹くたび、
しゃらん……
しゃらん……
と、
優しい音がしました。

森のどうぶつたちは、
みんな言います。
「願いを叶える木なんだって!」

でも、
葉っぱはめったに落ちません。
だから、
本当に見た人は
誰もいませんでした。

ある夕方。
ひとりの女の子、
リナが森へやってきました。

リナは、
少しうつむいていました。
学校で、
悲しいことがあったのです。

「こんにちは」
その時、
木がゆっくり話しかけました。

リナはびっくり。
「木が……
しゃべった……!」
でも、
その声は
とても優しくて、
あたたかでした。

木は、
葉っぱをさらさら揺らしながら
聞きました。
「今日は、
どんな気持ちできたのかな?」

リナは、
小さな声で言いました。
「わたし……
もっとかわいくなりたいの」

森が、
しん……
と静かになります。
木は、
ゆっくり聞きました。
「どうして?」

「学校でね、
かわいくないって
言われたの……」
リナの目に、
涙がにじみました。

すると——
ひらり。
一枚の金色の葉っぱが、
空から落ちてきました。

葉っぱは、
リナの手の中で
ほわっと光ります。
森じゅうが、
金色に輝きました。

「それは、
願いを叶える葉っぱだよ」
木が、
やさしく笑いました。

リナは、
目をきらきらさせました。
「ほんとう!?」

でも木は、
静かに言いました。
「だけどね——」

「欲しいものじゃなく、
大切にしたいものを
願うんだよ」

リナは、
葉っぱをぎゅっと握りました。
ほんとうに大切なものって、
なんだろう。

かわいい顔?
人気者になること?
新しい服?
リナは、
一生懸命考えました。

その時。
お母さんの顔が、
ふわっと浮かびました。

毎日、
遅くまで働くお母さん。
疲れているのに、
いつも笑ってくれるお母さん。

「おかえり」
その声を聞くたび、
リナは安心していたのです。

リナは、
そっと目を閉じました。

「お母さんが、
ずっと元気で
笑っていますように」

その瞬間——
葉っぱは、
まぶしい光になりました。

ふわあっ——。
金色の光が、
夜空へ舞い上がります。
星たちまで、
きらきら輝きました。

木は、
うれしそうに言いました。
「とても素敵な願いだね」

「君はもう、
誰かを幸せにできるくらい
美しい心を持っているよ」
リナの胸は、
ぽかぽか温かくなりました。

その夜から。
森ではときどき、
金色の葉っぱが舞うようになりました。
それはきっと——
誰かの
“本当に大切な願い”が
生まれた合図なのでしょう

🌙🍀おしまい 🌳

🍀あとがき🍀
みかんさん今回もお題お借りさせて頂きました。
とても素敵なお話になりました。
ありがとうございます😊
最後まで読んでくださり
ありがとうございました😊
絵本作りと日々の記録も
つぶやいていこうかなと思います。
看護と絵本。
形は違っても
『誰かの心を温めたい』
という想いは一つです。
あなたの応援が、
新しい物語の種になります。
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