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#211:【もしシリ⑫・前編】ガッツ学校、開校前に壊れる。〜3人の先生と、走り始めた用務員さん〜


みなさんこんにちは!

家族と教育を愛する集団

でっす🔥


【リーダー】Yuki先

⚪️はいはーい

⚪️現役小学校教師であり、4児の父
⚪️授業スライド・実践を公開
⚪️生成AI×教育を実践
⚪️子育て絵本『父ちゃん365』を出版


【突撃隊長】島人先生

🔵オッス!

🔵沖縄で働く現役小学校教師
🔵6児の父
🔵身長209cm級として描かれる巨人
🔵合言葉は「教室をテーマパークに!」


【特攻隊長】Yu-No先生(僕)

🔴ガッツ!

🔴秋田を超絶愛するガッツ系ティーチャー
🔴三姉妹の父
🔴教育・子育て・数学教育・AIについて発信
🔴失敗しても、ガッツで再挑戦


ガッツ学校の先生たちは、学校をよくしたいと思っている。

We are ガッツ🔥


問題は、全員が同じ日の朝に、それぞれの方法で学校をよくしようとしたことだ。


午前7時42分。


用務員の還暦おじさんが、工具箱を開けた。

ガチャ‥


このときおじさんは、まだ知らない。


今日は工具箱を閉じる暇がないことを。


事件① 最高のエンタメが、全校公開される


「教師は最高のエンタメだ!」


Yuki先生が、校内のモニターを一斉につないだ。


朝の放送を、音声だけでなく映像でも届ける計画だ。

「先生方の元気な姿を見せれば、学校全体が
明るくなります!」


ピコン。



全校の画面に映ったのは、授業風景ではなかった。

うげっ!

Yuki先生が一人で撮った、ヒーロー風の登場練習動画だった。



『テイク1。もっと堂々と』

『テイク2。視線を右上へ』

『テイク27。風が足りない』



体育館では、大画面のYuki先生が、27回目の決めポーズを披露していた。

勘弁してくれ‥




還暦おじさんが体育館に駆けつけ、映像配線を確認する。

「これで止まるはずだ」


画面が暗くなった。


⚪️「ありがとうございます!」


おじさんが工具箱を持ち直した、そのときだった。


事件② 209センチに、学校が対応していない


ドゴォン!


体育館の奥から音がした。


「大丈夫! けが人はいない!」


現れた優志先生の両腕には、跳び箱。

脇には、体育倉庫の扉。

手には、扉の取っ手。

   

「跳び箱を動かそうとしたら、ちょっと」


「扉まで動かす必要あったか!?」


「人生、楽しんだもん勝ち!」


「体育倉庫は人生を楽しめてねー!」


還暦おじさんが扉を受け取り、工具箱を開く。

「優志先生。次は、
先に扉を開けてから入ろうか」


🔵「はい!」



ここで、今日の修理担当を紹介したい。



🤖元教師の還暦おじさん



スタスタスタ‥

降臨



道具箱を提げて現れたのは、元教師の還暦おじさん。

実際には、北東北で育った元小学校教師だ。noteでは、修学旅行で子どもたちを見守った日のことや、自分の子ども時代の冒険、今の暮らしを、笑いを交えて書いている。怖さを乗り越えた話もあれば、読んでいるこちらがひやりとする「ほん怖」の話もある。

がんを経験したことも、プロフィールに隠さず記している。それでも発信の中心にあるのは、日々を明るく楽しもうとする気持ちだ。記事の終わりに置かれる「どんと晴れ」を読むと、昔話を一つ聞かせてもらったような気分になる。

そして、この人は読むだけで終わらない。「ガッツティーチャーズ」を応援するマガジンをつくり、僕には本まで贈ってくれた。離れた場所にいる教師たちを、言葉と行動でつないでくれる人なのだ。

「顔晴れ」

おじさんがそう言って笑うと、不思議とこちらも顔を上げたくなる。


そんな還暦おじさんが、



この物語ではガッツ学校の用務員さん。



直すのは得意そうだ。



だが、今日のガッツ学校が要求する修理件数は、どう考えても多すぎる。



フゥ、もう少しだ




還暦おじさん、体育倉庫の扉を修理。


ようやく一件、片づく


と思ったら‥


事件③ 被害を数える人が、被害を増やす

「落ち着いてください。僕が被害を整理します」


数学担当の僕、Yu-No先生は、廊下にホワイトボードを立てた。


🔴「壊れたものは、映像設備が一つ。扉が一つ。取っ手が一つ。合計は‥‥」



ガラガラガラッ!


ホワイトボードの車輪が動いた。

掲示板に衝突。

掲示板が傘立てを倒す。

傘立てが職員室のドアをふさぐ。


うぇあゎー!!!


「合計、今いくつですか!?」
「数えてる間に増えるんですよ!!」


僕は叫んだ。


「世の中の7割はガッツでなんとかなる! 

残り3割は‥」


還暦おじさんが答えた。

「まず、車輪を固定しよう」


「正論が強い!」


還暦おじさん、掲示板とドアを修理。

事件④ 直している間に、次が壊れる


「映像設備も、直ったよ」
「ありがとうございます!」



その瞬間、モニターが再び光った。



『テイク28。今度こそ最高の登場を——』


「まだ続きがあったーーー!」



「体育倉庫も全て直ったよ」
「ありがとうございます!」





優志先生が確認のために扉を開ける。

バンッ!


反対側の壁に、取っ手の跡がついた。

やべっ
「開ける勢いまで209センチ仕様!」



「掲示板も直ったよ」
「ありがとうございます!」



僕が被害を書こうとして、ペンのキャップを落とす。

拾おうとしてホワイトボードに肘が当たる。

三人が同時に叫んだ。


「車輪ーーー!」


ほい!

今度は、還暦おじさんが足で止めていた。



おじさんは笑った。

「元気があるのは、いいことだ」
「怒らないんですか?」
「怒る前に、次を直さないとね」


そのとき、三階から声がした。


『……だれか、いる?』



僕らは一斉に上を見た。


誰もいないはずの理科室からだった。


還暦おじさんの「ほん怖」を読んだことのあるYuki先生が、僕の後ろに隠れる。


「これ、
怖い話が始まるやつじゃないですか……?」



還暦おじさんは工具箱を閉じた。


「次は、三階か‥」
バン!
デン!


※ガッツ学校と校内の出来事・会話はフィクションです。還暦おじさんの元教師としての経歴、noteでの活動、「ほん怖」シリーズは公開情報をもとにしています。用務員という役職は物語上の設定です。


ジャジャーン!


ガッツ学校、三階だけで済むと思うな。


誰もいないはずの理科室から聞こえた声。

還暦おじさんが三階へ向かう、その頃――。

校庭で、職員室で、図書室で。続々と集まるガッツティーチャーズが、それぞれの「学校をよくする方法」を試し始めていた。

ガシャーン! ドゴン! ……今の音、どこから!?

走る還暦おじさん。増えていく修理箇所。そして、理科室の声の正体は?

次回、ガッツティーチャーズが大量参戦!
ガッツ学校の一日は、まだ始まったばかりです。
🔥

乞うご期待を!

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