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芋出し画像

ずんこ぀ラヌメンが人類を救っおきた

    博倚ラヌメンから発芋された成分䞀芧
    スヌプに含たれる成分ブタミンA癜濁, Bずろみ, C泡新型ビタミン類、トンコツン酞旚み成分、ハカタミル酞旚み成分、カ゚ダマノヌル䞭毒性、ベタミシン発汗成分
    麺に含たれる成分バリカタむド䞭毒性、ホ゜メナン䞭毒性
    チャヌシュヌに含たれる成分カタむン旚み成分、パサむン抗䞭毒性


    博士が、ずんこ぀ラヌメンを分析した。
    最初は、よくある食品分析の぀もりだった。

    脂質、タンパク質、塩分、アミノ酞。
    カロリヌが高いずか、塩分が倚いずか、そういう結果が出るはずだった。
    ずころが、分析装眮の画面に、芋慣れないピヌクが珟れた。

    博士は銖をひねった。
    「なんだ、これは」

    最初に発芋されたのは、ブタミンAだった。
    ブタミンAは、ずんこ぀スヌプの癜濁に関わる新型ビタミン類だった。
    これたで癜濁は、脂肪やれラチン質が乳化したものだず考えられおいた。

    しかし、違った。
    癜く濁っおいるのではなかった。
    発色しおいたのである。

    続いお、ブタミンBが発芋された。
    これは、ずろみに関わる成分だった。
    レンゲですくったスヌプが、なぜあのようにゆっくりず萜ちるのか。
    その理由が、初めお科孊的に説明された。

    さらに、ブタミンCが発芋された。
    これは、泡に関わる成分だった。

    ずんこ぀スヌプの衚面に浮かぶ现かな泡は、単なる煮沞の結果ではなかった。
    スヌプ内郚で䜕らかの反応が起きおいる蚌拠だった。

    博士はこれたでの成果を公衚した。

    ずんこ぀ラヌメンの癜濁、ずろみ、泡は、調理工皋の副産物ではない。
    ずんこ぀ラヌメンに固有の物質生成反応である。

    しかし、発芋はそれだけでは終わらなかった。

    スヌプからは、さらにトンコツン酞が怜出された。
    トンコツン酞は、旚みに関わる成分だった。
    グルタミン酞やむノシン酞ずは異なる、新しい旚み成分である。

    続いお、ハカタミル酞が芋぀かった。

    これも旚み成分だったが、通垞の環境では非垞に䞍安定だった。
    ずころが、现麺、すりごた、高菜、などが䞀定の条件でそろうず、急激に安定するこずが分かった。
    さらに、博倚以倖の地域では安定しないこずも明らかになった。
    博士は、これを博倚型安定構造ず名づけた。

    ここたでは、ただ食品科孊の範囲だった。
    問題は、そのあずだった。

    被隓者にスヌプを飲たせるず、䜓枩がわずかに䞊昇した。
    額に汗がにじみ、銖筋が湿り、なぜか衚情が少しだけ真剣になった。
    血液を調べるず、未知の成分が怜出された。

    ベタミシンだった。

    ベタミシンは、発汗に関わる成分だった。
    熱いから汗をかいおいるのではなかった。
    蟛いから汗をかいおいるのでもなかった。
    ずんこ぀ラヌメンが、人間に汗をかかせおいた。

    さらに恐ろしいこずが分かった。

    被隓者が替え玉を泚文した盎埌、血䞭からカ゚ダマノヌルが怜出された。
    カ゚ダマノヌルは、䞭毒性に関わる成分だった。

    ただ食べられる気がする。
    もう䞀玉いける気がする。
    スヌプが残っおいるのにもったいない気がする。

    そうした感情は、本人の意思ではなかった。
    カ゚ダマノヌルの䜜甚だった。

    博士は助手に蚀った。
    「これは、食品ではない。行動を制埡しおいる」
    助手は笑った。
    しかし、その助手の前にも、すでに二玉目の麺が眮かれおいた。

    博士は、分析察象を麺に広げた。
    するず、麺からも未知の成分が怜出された。

    バリカタむドだった。

    バリカタむドは、麺に含たれる䞭毒性成分だった。
    特に、麺の硬床が高いほど吞収率が䞊昇した。

    普通。
    カタ。
    バリカタ。
    ハリガネ。
    粉萜ずし。

    硬くなればなるほど、バリカタむドは䜓内に玠早く取り蟌たれた。
    スヌプ䞭のカ゚ダマノヌルず結合するず、替え玉欲求はさらに匷くなった。

    さらに、麺からはホ゜メナンも怜出された。
    ホ゜メナンは、现麺特有の䞭毒性に関わる成分だった。
    䞀口目ず二口目の境界を曖昧にし、食事の終了刀定を遅らせる。
    気が぀くず、麺がない。
    しかし本人は、ただ食べ終えた぀もりがない。
    この認知のずれが、替え玉の入口だった。
    ホ゜メナンの倚量摂取もたた、替え玉欲求を匷めるものだった。

    スヌプず麺からも新物質が発芋されたこずで、博倚ラヌメンの他の構成芁玠に぀いおも研究を続けるこずにした。
    そこで博士は、さらにチャヌシュヌの分析も行った。

    チャヌシュヌからは、カタむンずパサむンが怜出された。

    カタむンは、肉の旚みに関わる成分だった。
    スヌプ由来のトンコツン酞やハカタミル酞ずは異なり、噛むこずでゆっくりず攟出される。
    しかし、博士が本圓に泚目したのは、もう䞀぀の成分だった。

    パサむンである。

    パサむンは、抗䞭毒性を瀺した。
    特に、少し硬く、やや也いたチャヌシュヌに倚く含たれおいた。
    豚モモ肉を䜿ったチャヌシュヌに倚く含たれおいるこずもわかった。

    このパサむンを摂取するこずで、カ゚ダマノヌルずバリカタむドの䜜甚を䞀時的に匱めるこずがわかった。
    パサむンは、食べる人間に咀嚌を促し、替え玉欲求の発生を遅らせるこずで、博倚ラヌメンの食べ過ぎを抑制する機胜を有しおいた。

    ぀たり、パサ぀いたチャヌシュヌは倱敗ではなかった。
    人類を守るために、あえおパサ぀いおいたのである。

    博士は、ずんこ぀ラヌメンを他の食品ず比范した。
    米、麊、豆、魚、牛肉、鶏肉、野菜、乳補品。
    どれずも䞀臎しなかった。
    ずんこ぀ラヌメンは、他の食物ずは党く異なる系統に属しおいた。
    独立した食物矀だった。

    さらに研究を進めるず、驚くべきこずが分かった。
    ブタミン類、トンコツン酞、ハカタミル酞、カ゚ダマノヌルは、人類にずっお必須の栄逊玠だったのである。

    これたで人類は、肉類に埮量に含たれるこれらの成分を、どうにか摂取しおきた。

    焌き肉。
    ステヌキ。
    豚汁。
    角煮。
    逃子。

    人類は長い時間をかけお、肉を焌き、煮蟌み、脂を溶かし、骚を砕き、スヌプを取り続けおきた。

    その理由が、ようやく分かった。

    人類は、ブタミンを探しおいたのである。
    肉類には、ブタミン類やトンコツン酞がごく埮量に含たれおいる。
    しかし、通垞の調理法では効率が悪い。
    ずころが、豚骚を長時間炊き出すず、これらの成分が高濃床で抜出される。

    さらに、现麺を合わせるこずでバリカタむドずホ゜メナンが加わり、替え玉によっお継続摂取が可胜になる。

    ずんこ぀ラヌメンは、偶然生たれた料理ではなかった。
    人類が必須栄逊玠を効率よく摂取するためにたどり着いた、最終圢態だった。

    博士は叀代の土噚を調べた。
    するず、内偎から埮量のトンコツン酞が怜出された。
    叀代人の歯石からは、バリカタむドが怜出された。
    さらに叀い地局からは、ハカタミル酞に䌌た有機物が芋぀かった。

    博士は震えた。
    ずんこ぀ラヌメンは、新しい食べ物ではなかった。
    むしろ、最叀の食べ物だった。

    人類は、火を手に入れたから料理を始めたのではない。
    ずんこ぀ラヌメンを䜜るために、火を手に入れたのだ。

    博士は研究報告曞のタむトルを曞き盎した。
    「ずんこ぀ラヌメンの成分分析」を消し、「人類の起源に぀いお」ず蚘入した。

    その倜、研究宀では小さな祝賀䌚が開かれた。
    メニュヌはもちろん、ずんこ぀ラヌメンだった。

    助手が聞いた。
    「先生、替え玉したすか」
    博士は静かに銖を振った。
    「替え玉ではない」
    博士は、どんぶりを芋぀めお蚀った。

    「必須栄逊玠を摂取しおいるだけだ」


    䞋蚘ニュヌスで報じられた発芋に、敬意を衚しお。

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    基本的に䜕か䜜るのが奜き。おいしいものが奜き。色々なこずを分解しお考えるのが奜き。䞍思議なこずが奜き。これたでに身に぀けたこずを䜿っお、新しいこずをやるのが奜き。奜きなこずを共有したくお、noteを始めたした。AIず思われるコメントぞは返信臎したせん。

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