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Photo byspinel3

押し入れの中のくま。5

    ピンポーン。

    はっとして、
    私とくまくんは
    驚いて顔を見合わせた。

    (誰か来た)
    「ヒトが来た?」

    (しっ、声出しちゃダメ。)

    私は、
    玄関先まで
    静かに向かった。

    私の体をしたくまくんは
    心配そうに、
    こっちを見ている。

    ドンドンドン。
    せわしなく、
    ドアを叩く音。

    くまの体は、
    反射で、
    靴箱の裏に隠れる。

    「中野さーん、いないの?」
    「勝手に休まれると困るんだよね」

    ―これは、
    上司の島崎の声だ。

    大変な事実に気が付く。

    ここは、
    オートロックじゃない。
    鍵をかけた覚えがない。

    島崎が、
    ドアノブに
    手をかける気配がする。

    ―絶体絶命。


     
     

    華子

     
     
    ステキブンゲイに載せたレッドチェッカーという小説をもとに、流行語大賞をとるための活動をしています。#レッドチェッカー #チェックチェッカーチェッケッスト 10月1日「レッドチェッカー」kindle出版しました。 #熊本応援プロジェクト  #小さな一歩 発起人でもあります。

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