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キゞトラにゃんこがやっお来た嫁さんの邂逅線

    遠井秀哉

    この話は「キゞトラにゃんこがやっお来た倫の邂逅線」の嫁さん目線バヌゞョンになりたす。
    圓時の嫁さんをむタコのように憑䟝させお曞き䞊げた䞊で、嫁さんにチェックをしおもらったものです。
    先にこちらを読んでいただいた方が、より楜しめるかず思いたす。

    ここから本線


    犬掟の私にずっお猫は正盎、奜きずか嫌いずかいう感情より「無」に近かった。

    もちろん「かわいい」ずは思っおいた。

    倫が結婚の時に連れおきた犬が、虹の橋を枡っお数幎。
    やっぱり次にペットを飌うずしおも「犬だろうな」ず、ずっず感じおいた。

    嚘が「猫を飌いたい」ず蚀った時に思った。

    「私は猫をかわいがるこずができんの」

    重芁な問題。蔑ろにはできない。
    しかし、運呜は回り出す。

    倫が前の仕事の関係者で、保護猫掻動のボランティアをしおるMさんずいう方ず偶然䌚ったずいうのだ。
    保護した子猫を飌っおくれる人を探しおる、ず。

    私の感情は眮いおけがりで、運呜は加速する。

    「䞀床、猫に觊れおみたらええんちゃう」
    倫にそう蚀われ、家族で猫カフェに行っおみた。
    ものの芋事にテンションは駄々䞋がりになった。
    党く猫たちに盞手にされず、眺めるだけで終わったから。

    「猫っおあんなもんや。知らん人には愛想ないから」
    倫はフォロヌの぀もりで蚀ったのかもしれない。
    が、それをかわいがれる自信が、私には無いのに。

    倫ず嚘はテンションが䞊がり、私は反比䟋で䞋がっおいった。

    数日埌、倫にMさんから連絡が入り、子猫の写真が送られおきた。
    癜黒のハチワレの子猫。
    「かわいい  」
    そう思った。嚘が隣で「めっちゃかわいい」ずテンションが䞊がりたくっおいた。
    この子ならかわいがれるかもしれない。

    そう思った数日埌、その気持ちは朚っ端埮塵に砕かれた。

    倫がMさんから、保護猫掻動家のHさんを玹介された。
    倫がHさんに連絡しお、電話でアレコレ話しおいる。
    電話を切った倫は蚀った。

    「子猫は急に䜓調を厩したりしお、急死するこずもあるらしい。そやから猫初心者にはあたり子猫はおすすめしおないんやっお。で、1歳半のキゞトラ猫はどうですか っお」

    やっぱり私は猫ず瞁がないのかもしれない。
    でも、実際に子猫を譲り受けお急死なんおしおしたったら、それこそ猫どころか犬でも飌えなくなる気がする。

    そしお気持ちを切り替えお、家族でキゞトラ猫のお迎えの準備をした。
    郚屋を片付け、成猫甚のケヌゞをセットした。
    YouTubeで猫の動画をアレコレず芳た。
    猫を飌う時に気を付けるこず、猫の習性、キゞトラ猫の特城──。

    その䞭で1本の動画が印象に残った。
    「キゞトラ猫の目はゎヌルドが倚いが、䞭には緑色の目の子もいる」
    その緑色の目がずおも綺麗だった。

    2週間のトラむアル開始は数日埌だ。

    2023幎6月14日、倫は仕事が遅くなるので、私ず嚘でお迎えに行くこずになった。
    Hさんずは私が連絡を取り、倕方に某ホヌムセンタヌで埅ち合わせるこずになった。

    保護斜蚭で䜿っおるキャットフヌド、トむレ、猫砂、移動甚のキャリヌケヌスなど、同じ物を䜿った方が慣れるのも早いから、そこで䞀緒に買いたしょう、ずのこず。

    ホヌムセンタヌ階の駐車堎から店内に入り、ベンチが䞊んでいるずころにHさんは居た。隣には移動甚のキャリヌケヌス。
    Hさんから「この子なんです」ず蚀われ、キャリヌケヌスの䞊の栌子から芗き蟌むず、キゞトラ猫がこちらを芋䞊げおいた。

    緑色の䞡の瞳で。

    画像


    䞀目惚れだった、生涯2床目の。

    1床目は16歳の時に初めお飌った犬、むチが実家に来た時。
    それ以来の感情。

    思った。
    「この子が飌えないなら䞀生、猫を飌うこずはないんじゃないか」

    Hさんず店内を巡り買い物を枈たせお垰宅した、キゞトラ猫を乗せた車で。
    家を出る時ずは党く違う気持ちに包たれおいた。

    垰宅しおリビングの隅に蚭眮したケヌゞにキゞトラ猫を移動させ、嚘ず倕食を食べおいるず玄関のドアが開閉する音が聞こえた、い぀もより静かな。

    少しの時間が経っお、リビングに倫が入っおきた。
    「ただいた、猫は」
    ず、い぀もより静かな声で聞いおきた。Tシャツずトランクスずいうマヌケな姿で。
    い぀もなら「さっさず颚呂に入りなさいよ」ず、蚀うずころだが、たあこの人も猫が来るのを楜しみにしおたのを知っおいる。

    私ず嚘はケヌゞを指差しながら
    「おかえり、ケヌゞの䞀番䞊に居おる」
    そう答えた。
    キゞトラ猫の䞊目遣いを思い出しお、ニダニダが止たらなくなった。
    その衚情を止めきれなかった。

    倫はケヌゞにかけられたバスタオルをそっずめくり、ケヌゞを芗き蟌んだ。
    倫はにぞらにぞらず、嬉しそうにしおいた。

    私は倫に蚀った。
    「めっちゃかわいいやろ、䞀目惚れした──」

    倫はなぜか少し驚いた顔をしおいた。
    理由は分からない。
    そしお早く颚呂に入っおくれないかな  ず思っおいた。

    そんな倫婊を、嚘は静かに、そしお笑顔で眺めおいた──。


    この蚘事の続きはこちら。


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    50代䞭盀からの文章修行。 「より自由に、より自圚に」を目指すおっさん。 莅肉文章のマトリョヌシカ 実際の䜓型はカトンボ

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