
【詩】開退花
ミチ…ブチ
引きちぎれていく花びら
『お願い…剥がさないで』
花言葉は虚しく響き渡る
土に滴る花の液体
止まらない
止まってはくれない
延命の花びらが降り注ぐ
原型の等価交換
液体を止めたければ異なる花びらを
受け入れる
原型を保つのなら垂れ流し続ける
受動する無垢な花
違和感,開花していく奇形
花は自身の形を知らなかった
その花の原型を知る者たちは
口を紡ぐ
嫌悪する者もいれば
哀れみを向ける者もいる
花はその意味を理解しようとした
ミチ…ミヂ
剥がれない延命の花びら
『…待って違うの
これは私のじゃない…
お願い剥がれて
嫌…嫌……嫌!!』
液体が溢れ出る
原型を求めて