
ねえ、あなたと喫茶店を開きたい
「歳取ったらさあ、
二人でのんびり喫茶店やろうよ。
え?はは、ごめんごめん。冗談だよ。」
憧れますね。長年連れ添った二人が、老後に選ぶ着地点。
穏やか。かなり理想。
理想としてよく聞く憧れの情景。
まぁ、親しい人と共同経営はやめておけっていうのはよく聞きますね。知ってますよそんなこと。
お金絡んじゃうと揉め事や不満が増えるだろうし、一緒にいる時間が義務になってしまう恐れがある。
でもね、そういうこと言ってないんですよね。普通に。
側で歳を取らせてください。
これ。
「歳を取ったあなたも見たい。ずっと一緒にいたい。」
自分の将来の登場人物に、相手をキャスティングしちゃってるんですよね。
好きだから。
ここから話が変わってくるんですけど、これ、互いにそう思いあってないとダメですよね。
喫茶店かは分かんないけど、互いが自分の将来に相手をキャスティングしてないとダメ。
さっきのセリフは、自分の愛が一方通行かも知れないと自覚しつつある人の言葉を想像して書いたんですけど、
あれ、「喫茶店を開こう」と言いたいわけじゃない。
「好きだよ」って言いながら「あなたは?」と言っているんですね。
だから、「はは、ごめんごめん。冗談だよ」
ばりダサい。振られてる。
冗談じゃないんですよ。色んな意味で。
本当は、あなたとずっと一緒にいたいし、好き。
それに、あなたに振られるなんて冗談じゃない。
こういう遠回りで鬱陶しい愛、私は好きです。