旺旺へ、もう一度
私は、旺旺のことを忘れたことはない。
あなたの事で
世界中の多くの人たちが
心を痛めている。
みんな
あなたを愛している。
旺旺。
一年半という、あまりにも短い犬生。
あなたは誰かの温かい腕に
抱きしめられたことがありますか。
ふかふかの毛布の上で、
安心して眠ったことがありますか。
「旺旺」
そう呼んでもらえたことはありますか。
あなたの名前は、
命が尽きてから付けられたと聞きました。
生きている間、
名前で呼ばれることもなかった。
それでもあなたは、
小さな体で四つの命を授かり、
一生懸命に子どもたちを育てた。
立派なお母さんでしたね。
SNSには、
あなたが生きていた頃の写真が残っています。
夜道を足早に歩く、
小さな後ろ姿。
あの写真を見るたびに思い出す。
きっと子どもたちの待つ場所へ、
急いで帰っていたのでしょう。
あなたは小さくて、
人懐こく、
穏やかな子だったと。
その優しさが、
あまりにも悲しい結末につながってしまった。
辛いです。
もし、この世に神様がいるのなら、
お願いがあります。
どうかその光る、
柔らかく優しい手で、
旺旺と子どもたちを
抱きしめてあげて欲しいのです。
心が穏やかになるまで。
怖かった記憶が
少しずつ遠ざかるまで。
安心して眠れる日が来るまで。
ずっと、
ずっと抱きしめてあげて欲しいのです。
どうか、
お願いします。
今夜も私は、
旺旺に穏やかな眠りがありますようにと
祈ります。
