自家製ベーコンたまらない!!
人生3回目のベーコンを作った。
「ベーコンを作った」と言うと、いまだに自分でも少し笑ってしまう。
だって、数年前の私に言っても、たぶん信じてもらえない。
「そのうち、家でベーコンを燻すようになるよ」
「……急にどうした?」
そんな反応をされるに決まっている。
最初のころは、自分でもおかしくて、ベーコンを作ったこと自体をネタにしていた。
でも、気づけば今回で3回目。
もう「ベーコンを作る人」と名乗ってもいいのかもしれない。
いや、まだ早いか。
ベーコン職人への道は、始まったばかりだ。
と言っても、たいそうなことをしているわけではない。
豚肉を塩麹に漬けて、茶葉で燻すだけ。
……と書くと簡単そうだけれど、家の中で肉を燻している時点で、一般的な主婦の休日とは少し違う気もする。
前回は、麦茶を使った。
麦茶で燻したベーコンは、香ばしくて、いかにも燻製らしい味になった。
「うん、これはベーコンだ」
と、納得できる味。
そして今回は、家にあったムレスナのアップルティーを使ってみた。
アップルティーでベーコン。
文字にすると、やっぱり少し変だ。
「え? 本当に大丈夫?」
一瞬、我に返る。
でも、やってみたかった。
私は実験が大好きなハルメシ。
気になったら、試してみないと気が済まない。
できあがったベーコンを切って、ひとくち食べる。
「あれ?」
脂が、甘い。
砂糖を入れたわけではない。
使ったのは塩麹と、アップルティーだけ。
なのに、脂がいつもより甘く感じる。
もちろん、ベーコンそのものが急にスイーツになったわけではない。
でも、ふわっと脂の甘みがいつもより際立っている。
茶葉を変えただけ。
同じ豚肉なのに、こんなに印象が変わる。
やっぱり料理って、おもしろいなぁ。
正解のレシピ通りに作るのもいい。
でも、
「これで燻したら、どうなるんだろう」
くらいの軽い気持ちで試してみると、思いがけない発見がある。
麦茶なら香ばしく。
アップルティーなら、ほんのり甘く。
では、次は何で燻してみようか。
ほうじ茶?
紅茶?
それとも、家にある別の何か?
そんなことを考えながら、できあがったベーコンを眺めていたら、急に思った。
これ、バゲットに挟みたい。
クリームチーズを塗って、
アップルティーのベーコンをのせて、
黒胡椒をガリガリ挽く。
絶対においしい。
……となると、バゲットも焼かなければならない。
こうして私は今日も、
「ちょっとベーコンを作っただけ」のはずが、
パンまで焼くことになる。
いや、待てよ。
ベーコン入りのハンバーガーもいいなぁ。
そうなると、バンズも必要だ。
バゲットか、バンズか。
パンを焼く予定が、いつの間にか二択になっている。
こうして、ハルメシの暮らしは、だいたいこういうふうに予定が増えていく。
ベーコンを作る。
パンを焼く。
ついでにハンバーガーまで作る。
これだから、4歳の娘まーちゃんから「キッチンはママの家ね」って言われちゃうんだろうなぁ(笑笑)
でも、こういう予定なら悪くない。
だって、食いしん坊だから。
そして、食いしん坊は、たぶんこれからも実験をやめない。
