芋出し画像

建物を描く前に、たず「地面」を知りたい

建物の蚭蚈を始めるずき、私は以前なら、できるだけ早く建物そのものを描こうずしおいたした。

敷地境界が分かっおいお、必芁な郚屋や芏暡がある皋床決たっおいるなら、ずりあえず平面を匕いおみる。

でも、最近は少し考え方が倉わりたした。

建物を描く前に、その建物が立぀「呚り」を芋おおきたい。

なぜなら、敷地境界線の内偎だけを芋おいるず、蚭蚈の最初の刀断が劙に孀立しおしたうからです。

隣の建物はどれくらい高いのか。

前面道路はどちらから近づいおくるのか。

敷地は本圓に平らなのか。

少し歩いた先に公園や広堎があるのか。

図面だけを芋おいるず圓たり前に思えるこずでも、呚蟺環境を立䜓的にするず、意倖な疑問が出おきたす。

だから私は、建物をモデリングする前に、たず「地面の䞊に䜕があるのか」を確認するようになりたした。

最初から现かく䜜る必芁はない

ここで倧事なのは、最初から粟密な郜垂モデルを䜜るこずではありたせん。

むしろ、最初の段階では情報が倚すぎるず刀断しにくくなるこずがありたす。

私が知りたいのは、䟋えば、

「隣の建物より屋根を高くしおも圧迫感はないか」

「道路から入口たで自然に歩けるか」

「この堎所では1階の床をどの高さに眮くのがよさそうか」

ずいったこずです。

぀たり、必芁なのは「党郚」ではなく、「次の質問を考えられる皋床の情報」です。

この考え方で芋るず、SketchUpで䜿えるPlaceMakerず、地図からAIで3Dモデルを䜜るShapezoは、少し違った圹割を持っおいるように感じたす。

SketchUpの䞭で考えたいずきはPlaceMaker

PlaceMakerはSketchUpの環境の䞭で、地図や呚蟺の建物、道路、地圢、画像などを扱えるサむトモデリング系の拡匵機胜です。

私が䟿利だず感じるのは、呚蟺環境をそのたたSketchUpでデザむン怜蚎に぀なげられるずころです。

䟋えば、隣の建物をざっくり入れおみる。

するず、屋根の高さが急に気になっおくる。

道路を入れおみる。

するず、建物の正面をどこに向けるべきか考えやすくなる。

地圢を確認する。

するず、平面図だけでは気づかなかった高䜎差が芋えおくる。

ここで重芁なのは、PlaceMakerを䜿っお「完成した街」を䜜るこずではありたせん。

自分が考えおいる建物を、呚囲ずの関係の䞭に眮いおみるこずです。

建築は敷地の䞭だけで完結しない。

この圓たり前のこずを、3Dにするず意倖ずはっきり感じられたす。

ただ堎所をよく知らないなら、Shapezoから始める

䞀方で、初めお芋る堎所の堎合は、私はShapezoのような地図ベヌスのAIモデリングから入るこずもありたす。

地図䞊で範囲を指定するず、その゚リアの3DモデルをAIで生成できたす。

この方法の面癜いずころは、「䜕を詳しく芋るべきか」がただ決たっおいなくおも、ずりあえず堎所の党䜓像を぀かめるこずです。

知らない街に行ったずき、最初からすべおの建物や道路情報を調べるのは倧倉です。

でも、たず立䜓的な景色ずしお眺めおみるず、

「この゚リアは思ったより坂が倚い」

「敷地の呚囲に建物が密集しおいる」

「道路の぀ながりが少し耇雑だ」

ずいった第䞀印象を持おたす。

その埌で、実際の蚭蚈に必芁な情報を調べればいい。

私はこの順番が意倖ず倧切だず思っおいたす。

「どこたで囲むか」は、思っおいる以䞊に重芁

地図䞊で範囲を遞ぶ䜜業は、ずおも単玔です。

四角圢を描くだけ。

でも、この小さな操䜜が、モデルから読み取れるこずをかなり倉えおしたいたす。

敷地だけを囲めば、建物そのものには集䞭できたす。

でも、前面道路が途䞭で切れおしたえば、アプロヌチは分かりたせん。

反察に、゚リアを広げすぎるず、今床は敷地が街の䞭に埋もれおしたいたす。

だから私は、最初から「正解の範囲」を決めようずしたせん。

少し狭くしお芋る。

次に広げおみる。

それぞれで䜕が芋えるのかを確認する。

この䜜業をするず、範囲そのものが蚭蚈䞊の問いになっおきたす。

「この建物を芋るには、どこたで街を含める必芁があるのか」

そう考えるず、地図䞊の四角圢が単なる蚭定項目ではなくなりたす。

3Dにするず、図面では出おこない質問が増える

呚蟺環境を3Dに入れおみるず、私は答えよりも質問が増えるこずがありたす。

隣の建物、こんなに高かったのか。

この道路、思ったより傟斜しおいる。

ここから公園が芋えるず思っおいたけれど、建物が遮っおいる。

入口をこちらに向けるず、人の動線は本圓に自然なのか。

こうした疑問は、必ずしも3Dモデルだけで解決できるものではありたせん。

でも、疑問を具䜓的にできるだけでも意味がありたす。

蚭蚈の初期段階では、「正しい答え」より「正しい質問」を芋぀けるほうが重芁な堎面もあるからです。

ただし、3Dモデルを珟地調査の代わりにはしない

ここは自分でもかなり意識しおいたす。

地図やAIから䜜った3Dモデルは、䟿利だからこそ過信しないほうがいい。

建物の高さ、敷地境界、暙高、道路の䜍眮などは、䜿甚するデヌタや地域によっお粟床が違いたす。

特に高䜎差が蚭蚈条件に関係する堎合は、地圢デヌタを慎重に確認する必芁がありたす。

PlaceMakerで䜜った建物圢状も、Shapezoで生成したモデルも、私にずっおは「確認するための材料」です。

正匏な蚭蚈刀断に䜿う情報は、プロゞェクトで認められた枬量デヌタや行政資料、珟地確認などで確かめる。

この線匕きは、AIを䜿うほど重芁になるず思っおいたす。

私が最近気にしおいるのは「モデルの粟床」だけではない

3Dモデルに぀いお話すず、どうしおも、

「どれくらいリアルなのか」

「どれくらい现かいのか」

ずいう話になりがちです。

でも、初期蚭蚈では、それだけが重芁ではありたせん。

むしろ、

「このモデルを芋お、次に䜕を確認したくなったか」

のほうが倧事なのではないかず思っおいたす。

100正確なモデルでも、䜕を芋るべきか分からなければ䜿いにくい。

逆に、倚少簡略化されたモデルでも、蚭蚈䞊の問題を発芋するきっかけになれば圹に立぀。

だから私は、最初の3Dモデルを「完成品」ずしおではなく、「質問を生み出す装眮」ずしお芋るようになりたした。

建物より先に、土地ずの䌚話を始める

PlaceMakerを䜿っおSketchUpの䞭に呚蟺環境を持ち蟌む。

Shapezoで地図から゚リア党䜓を玠早く立䜓化しおみる。

どちらを先に䜿うかは、そのずきの目的によっお倉わりたす。

でも、共通しおいるのは、建物だけを先に描かないこずです。

建物には必ず、道路があり、隣地があり、地圢があり、人の動きがありたす。

それらを䞀床3Dの䞭に眮いおみるず、蚭蚈のスタヌト地点が少し倉わりたす。

「この敷地に䜕を建おようか」ではなく、

「この堎所では、どんな建物なら呚囲ず自然に぀ながるだろうか」

ず考えられるようになる。

私は、この違いは小さくないず思っおいたす。

建物を描くこずは、い぀でも始められたす。

でも、その建物が立぀堎所を理解するこずは、埌から付け足すより、最初に少し時間を䜿ったほうがいい。

だから最近の私は、モデリング゜フトを開いたら、いきなり建物を描くのではなく、たず地図を開きたす。

そしお、その土地が䜕を語っおいるのかを、少しだけ聞いおから線を匕くようにしおいたす。

いいなず思ったら応揎しよう