
OpenAI API o1のReasoning Effort low/medium/highの違い
結論
結果として、「より短時間かつ端的に要点を押さえたいならlow/middle寄り」「包括的で説得力のある情報を提示したいならhigh」といった使い分けができることが確認できると言えます。
先日こちらの新年の挨拶をリリースしました
内容はChatGPTのo1 pro-modeを使って推敲してもらった文章となっているのですが、今回はChatGPTではなく、OpenAI APIを使って分析してみたいと思い、やってみた結果を記しておきます
なぜそんなことをしているのかというとこんな事が起こったからです
o1の無償利用の対象になってた!!
— George リバネスCIO/リバネスナレッジ代表 (@geeorgey) January 17, 2025
>2025年2月28日まで、OpenAIと共有するトラフィックについて、gpt-4oおよびo1では1日あたり100万トークンまで、gpt-4o-miniおよびo1-miniでは1日あたり1000万トークンまでの利用が無料となります。 pic.twitter.com/GgRRV5ROJd
o1 APIについて
o1のAPIにはReasoning Effortという設定項目が入っており、low/middle/highの三段階が設定できるようです。今回は、元のプロンプトはそのままにして結果を出力してみたのと、それぞれの結果を更にo1に分析させてみました。
時間なんですけど、なぜかlowが一番かかったんですよね。たまたまかもしれないですが。APIのキューの状況にもよるのかなという気がしますのであまり時間的なものは関係ないかもしれない。
3つの文章はいずれも「2025年の新年挨拶」をテーマとし、社是や生成AI活用の重要性、今後の方針を述べている点では大きく共通しています。しかし、「Reasoning Effort: low/middle/high」の指定によって、文章の長さや論理展開の深さが徐々に変化しているのが確認できます。以下では、それぞれの特徴を整理して比較してみます。
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■ 1. low(かかった時間:93,174ms / 約2,546トークン)
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1) 全体構成・分量
- 3パターンの中では「中程度」の長さながら、内容は具体的かつ分量も比較的多め。
- ただし、後述の“high”と比べると文章量はやや少なく、論理補足の解説部分はシンプル。
2) 文章の特徴
- 新年挨拶としてのメッセージが冒頭からしっかり記載され、社是の変更意図や具体的な取り組みが一通り含まれている。
- 「Slackアプリの利用人数」「なぜ生成AIが普及しにくいか」など、各話題についてある程度丁寧に補足。
- 時系列整理や矛盾点の解消といった「論理的修正・補足のポイント」が末尾で箇条書きされており、背景修正やメッセージに込めた意図が簡潔にまとめられている。
3) 理解しやすさ・深さ
- 時系列の再整理や「コミュニケーションプラットフォーム上へのAI埋め込み」が不可欠という主張はしっかりしており、内容は比較的わかりやすい。
- ただし、詳細な背景や各論の深彫りよりも、新年の挨拶全体としてのバランス重視の印象。
- 文書が丁寧な反面、論理展開のステップごとの「なぜそういう方針になったか」の解説は、あまりしつこくは掘り下げていない。
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■ 2. medium(かかった時間:27,415ms / 約2,441トークン)
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1) 全体構成・分量
- 3パターン中では“low”にやや近いボリューム(やや少なめ~中程度)。
- “low”よりも若干文章量が少なく、多くのポイントがすっきりまとまっている印象。
2) 文章の特徴
- 冒頭に【論理的な補足と修正ポイント】を列挙し、どこをどのように修正・補足したのかを先に示すことで、論理展開をわかりやすくしている。
- 全体の流れは新年挨拶 → 組織の背景・AI活用の現状 → SlackなどコミュニケーションプラットフォームでのAI活用 → 今後の伴走型支援と新年の抱負、という構成。
- 内容が簡潔に整理されており、話題の主張や補足説明がわかりやすく、一度読み通したときの理解しやすさが高い。
3) 理解しやすさ・深さ
- “low”よりさらに主張が端的にまとめられており、読みやすさ・論点の明確さという点でバランスが取れている。
- “low”同様、重要要素は一通り網羅しているが、細かい背景説明や事例の詳述よりも「ポイントの要約」が重視されている印象。
- 社是拡張や伴走型支援の意義を端的に伝え、2025年における方向性を力強く示している。
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■ 3. high(かかった時間:81,739ms / 約5,148トークン)
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1) 全体構成・分量
- 3パターン中で最も総文字数・トークン数が多く、倍近いボリューム。
- 導入から結論まで、全体的に内容が厚く、詳細な説明を多く盛り込んでいる。
2) 文章の特徴
- 新年挨拶で述べたい内容(Salesforce導入10周年、Slack AI活用、伴走型支援など)に加え、「今後AIがどのようにビジネスに組み込まれるか」「なぜ普及が進みにくいのか」といった背景解説が比較的長く、丁寧に記載されている。
- 「一度冷静になって振り返る」というように、読者へ問題提起をする論調が含まれており、“low”や“medium”に比べると深い思考プロセスを示唆。
- さらにはセキュリティや今後5年先の企業運営の視点など、多角的な観点を盛り込み、文章全体で語りかける量が多い。
3) 理解しやすさ・深さ
- 各要素の背景や事例、問題意識などを丁寧に解説するため、“low”や“medium”に比べると情報量が多い。
- 「なぜ生成AIがワークフローに組み込まれないと浸透しないのか」「セキュリティ・品質管理や社内教育も重要」など、読者が抱くであろう疑問に踏み込んで答えている。
- その分、一読するのに時間はかかるが、読み手がより深く納得できる論旨の作り込みになっている。
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■ 全体の比較まとめ
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1) 文章の長さと論理補足の度合い
- 「Reasoning Effort」の指定が“low”→“medium”→“high”に移るにつれ、全体の文量や論点の深堀りが少しずつ増加している。
- “low”は必要十分な情報を網羅しながらも比較的スッキリとまとめ、“medium”は論理展開をスリムに整理、“high”では詳細解説と多角的な論点が充実。
2) スタイル
- いずれもビジネス文書としての口調や形式は似通っており、新年挨拶の体裁を保っている。
- “high”は自己検証や問題提起の要素が強く、読むほどに「現状の課題→対応策→将来の方向」を多面的に考えさせる構造。
- “medium”はエッセンスをまとまりよく提示し、“low”はやや長めの本編と簡潔な補足要素で一つの完成度の高い「あいさつ文」を形成している。
3) 読み手への印象
- “low”: 一通りの内容を読みやすく総合的に把握できる。
- “medium”: さらに要点が整理され、論理フローがスムーズなため、すばやく趣旨を理解したい読者に適している。
- “high”: 情報量が豊富で、多角的に「なぜそうなのか」の理由や先の見通しを示すため、経営判断や導入検討を深く検討する人には説得力がある(反面、長文を読む時間が必要)。
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■ まとめ
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同じプロンプトに対して、「Reasoning Effort: low/medium/high」の指定を変えただけで、文章の長さや論理補足の深度、主張の展開の仕方などが顕著に変化していることがわかります。
・lowは、あいさつ文として一通りの要素をきちんと盛り込みながらも、比較的オーソドックスでシンプル。
・mediumは、論点の要約や整理が際立ち、読みやすさとメッセージのわかりやすさに寄与。
・highは、より多くの背景説明や問題提起が追加され、包括的な視点で深く語っている。
結果として、「より短時間かつ端的に要点を押さえたいならlow/medium寄り」「包括的で説得力のある情報を提示したいならhigh」といった使い分けができることが確認できると言えます。
それぞれの出力結果は以下の通り
## lowのパターン
かかった時間:93,174ms
インプットトークン:1,479t
アウトプットトークン:2,546t
### 出力された文章
代表取締役社長 吉田丈治 新年のご挨拶(2025年)
新年あけましておめでとうございます。平素より株式会社リバネスナレッジへのご支援を賜り、誠にありがとうございます。
当社は「ITを使い倒せる組織を増やす」を社是に、リバネスグループで培ってきたITのノウハウをお客様へ還元するため、2022年に設立されました。2024年はリバネスグループ内でSalesforceを導入してから10年の節目であり、Salesforceをはじめとするコミュニケーションプラットフォームや、そこに搭載される生成AI技術が一気に身近なものになった年でもありました。SlackやEinstein1、Salesforce Data Cloud、TableauおよびTableau Einsteinといった基盤が「当たり前のようにAIを活用できる」環境を整えつつあり、その波は今後さらに加速していくでしょう。
実際、当社が2022年末から開発・提供を進めてきたSlackアプリ「Party on Slack」は、まもなく累計利用人数が9,000人に達します。2024年からは、生成AIをただ使うだけでなく、複数のアプリケーションやプラットフォームと組み合わせて業務プロセス全体を最適化する「エージェントAI」的な発想もますます重要になってきました。
しかしながら、多くの方はまだ生成AIを日常的に使いこなせているわけではありません。その理由は、生成AIがプラスアルファの選択肢として存在しており、日々のワークフローに自然に組み込まれていないからです。そこで私が注目しているのは、全員が必ず使うコミュニケーションプラットフォーム上への生成AIの組み込みです。Salesforce導入も同様ですが、いくら便利な機能が存在していても日常的に使う “動線” がないと定着しません。一方、コミュニケーション作業を行わない仕事は存在しないため、Slackなどのプラットフォーム上であれば「当たり前にAIを使う」環境が作りやすいのです。
このような背景を踏まえ、当社は2025年より社是を拡張し「AI/ITを使い倒せる組織を増やす」を掲げることといたしました。2024年はSlack AIの活用から、DifyをはじめとするAIプラットフォームを使ったアプリケーション開発やワークショップ開催など数多くのAI案件に取り組んできました。今後はこれまでの知見をさらに深め、お客様に対して最適な技術やワークフローを提案し、ともに検証・実装していく“伴走型支援”をより強化いたします。
特に生成AIの登場によって技術の進化が一段と速くなっている現在、「最新技術を取り入れたいが、どこから手をつければ良いかわからない」「将来的にどこまでやるべきか具体的に描けない」というご相談が増えています。機能をただ導入するだけでは、お客様側が真に使いこなせるようになるまでのギャップは埋まりません。そこで当社は、定例会議で現状の課題を共有し、最適解を一つひとつ見出しながら実装に落としこむ“伴走型支援”をご提案しています。お客様とともに検証を重ね、必要な機能を適切なタイミングで取り入れることで、導入後に「イメージと違った」「使いこなせない」といった事態を防ぎ、組織変革を加速させる狙いがあります。
さらに今後、AIの進化がより進むと、組織だけでなく個人単位で実現できる世界も大きく広がるでしょう。外部ベンダーにアウトプットだけを丸投げする時代から、自社のチームや個人が主体的にAIを活用し、素早くPDCAを回す時代へと移っていきます。そのためにも、私たちは2025年以降、技術動向をいち早くキャッチアップし、セキュリティやコンプライアンスへの配慮も含め、より安全かつスピーディにお客様の事業価値を高められるよう支援を続けて参ります。
加えて、AI活用においては社内外の教育や学習機会の充実も欠かせません。当社では自社サービスの開発や提供だけでなく、勉強会やハンズオンなどの企画を通してお客様やパートナー企業の皆様と知見を共有し、一緒に学んでいける場を今後も拡大していく予定です。テクノロジーそのものと同様に、組織の人材育成や変革のスピードはビジネスの成否を左右する大きな要素となります。共に学び、共に成長することで、真に「AI/ITを使い倒せる」組織が生まれると確信しています。
不安定で変化のスピードが速い時代だからこそ、私たちはその羅針盤の一つとなり、お客様とともに新たな価値を創造してまいります。2025年もリバネスナレッジは「AI/ITを使い倒せる組織を増やす」を合言葉に、これまで培ってきた知見をさらに発展させ、伴走型支援を通して皆様のビジネスに貢献していく所存です。本年も引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
<論理的修正・補足のポイント>
・Salesforce導入から10年目を迎えた2024年と、当社の設立年(2022年)との時系列を整理し、設定が矛盾しないよう修正しました。
・「なぜ生成AIが普及しにくいのか」という疑問に対して、コミュニケーションプラットフォームへの自然な組み込みが不可欠であることを強調しました。
・「伴走型支援」の必要性と背景を論理的に説明するため、定例会議で実装を進めるプロセスを補足しました。
・「社是をAI/ITへ拡張する意義」と「2025年に注力していく具体的な方向性」を明確にするため、教育や学習機会の創出を追加で盛り込みました。
・セキュリティやコンプライアンスといった観点も今後重要になるため、補足として触れました。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
## middleのパターン
かかった時間:27,415ms
インプットトークン:1,479t
アウトプットトークン:2,441t
### 出力された文章
【論理的な補足と修正ポイント】
1. 「2024年はリバネスグループのSalesforce導入10周年にあたる」という文脈を、2025年時点のメッセージとして自然につながるように修正しました。 2. 「2022年末より生成AIに取り組み始めた」旨の記述と2025年現在を整合させるため、既に複数の実績が積み重なっていることを強調しつつ、今後の展望につなげるようにしました。
3. 「生成AIを使うならコミュニケーションプラットフォームの上で」という主張が唐突に見えないように、導入背景を補足しています。
4. 「パートナーシップの伴走型支援」の必然性をわかりやすくするため、技術キャッチアップの難しさや実装におけるロードマップ構築の重要性を補足しました。
5. 2025年の年頭挨拶としてふさわしい締めくくりにするため、新年の抱負や引き続きのご支援のお願いを正式な口調でまとめました。
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■ 2025年 新年のご挨拶
株式会社リバネスナレッジ 代表取締役社長
吉田 丈治
新年あけましておめでとうございます。平素よりリバネスナレッジをご支援いただき、誠にありがとうございます。
当社は2022年に、「ITを使い倒せる組織を増やす」という社是のもと、リバネスグループで長年培ってきたITノウハウをお客様へ還元するべく発足いたしました。2024年にはリバネスグループがSalesforceを本格導入してから10周年を迎え、私たちリバネスナレッジとしてはSalesforceの各種クラウドサービスやTableau、Slack、そして2024年にスタートした生成AI活用プラットフォーム「Einstein 1」など、さまざまなソリューションを総合的にご提案してまいりました。いずれの領域でもAIの存在感が日増しに高まり、ビジネスのあり方そのものを変革する大きな潮流を感じています。
私自身は、2022年末ごろから本格的に生成AIを活用しはじめ、昨年にはSlackアプリ「Party on Slack」をリリースいたしました。その累計利用人数は2025年年初時点で9,000名に到達し、さらにエージェントAIなど新たな技術トレンドが加速しているのを肌で感じています。
ただし、一足飛びに企業全体へ生成AIを普及させることは仕組みづくりが伴わない限り難しいと実感されています。多くの組織では、生成AIがまだ「プラスのオプション」に留まっており、ワークフローに組み込みきれていないことが利用を阻む一因です。だからこそ私は、「生成AIを使うなら、全員が日常的に使っているコミュニケーションプラットフォーム上でこそ真価を発揮する」と考えております。Salesforceや他の業務システムでは担当者が限定される場合もありますが、コミュニケーションは全員で同じプラットフォームを使う可能性が高く、そこにAI活用を自然に組み込むことで初めて大きな推進力が生まれるのです。
昨年、私たちは社是を「AI/ITを使い倒せる組織を増やす」へ拡張いたしました。SlackやEinstein 1、DifyといったAIプラットフォームを活用したソリューション開発やワークショップ開催、さらに「Party on Slack」を核とした生成AI連携機能の提供などを通じ、多面的にAIの導入と利活用をサポートしてまいりました。その結果、情報収集・要約・ワークフロー構築など、お客様組織の“情報活用力”そのものに大きく寄与できたと感じています。
そして2025年は、このAIをさらに企業文化の一部にまで根付かせるため、「伴走型支援」をより強化していく方針です。生成AIのような急激な技術進化に追随するには、現状の課題をきめ細かく吸い上げ、ロードマップを柔軟に描きながら実装を進める必要があります。外注してアウトプットを待つだけでは、5年先の“個人の生産性が飛躍的に向上する世界”に適応できなくなる恐れがあるからです。そのため、定例会議やワークショップでの対話を重ねながら、一緒に悩み・考え・手を動かす「伴走型」の支援を標準としていきたいと考えています。これこそが、皆様に「AI/ITを使い倒す組織」へ進化していただく、最善の方法だと信じております。
2025年の幕開けにあたり、リバネスナレッジは「AIも使い倒せる組織」をさらに増やすことを目標に活動を続けてまいります。ビジネス環境が日々めまぐるしく変化し、不確実性が高まるこの時代だからこそ、私たちがお客様の羅針盤としてお役に立てるよう、これまで以上に研鑽を積んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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株式会社リバネスナレッジ
代表取締役社長
吉田 丈治
## highのパターン
かかった時間:81,739ms
インプットトークン:1,479t
アウトプットトークン:5,148t
### 出力された文章
2025年 新年のご挨拶
株式会社リバネスナレッジ 代表取締役社長
吉田 丈治
平素より株式会社リバネスナレッジをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。弊社は2022年に「ITを使い倒せる組織を増やす」という社是のもと、リバネスグループで培ったITノウハウを広くお客様へ還元すべく発足いたしました。そして2024年、リバネスグループ全体でのSalesforce活用開始から10年という大きな節目を迎え、SlackやSlack AI、Salesforceへの生成AI活用プラットフォームEinstein 1、すべてのシステムのデータ基盤となるSalesforce Data Cloud、さらに可視化や分析を担うTableauおよびTableau Einsteinなど、最新テクノロジーのご提案と導入支援を積極的に進めてまいりました。いずれの取り組みにおいても、もはやAIは不可分な存在になりつつあると強く感じております。
実際、弊社では2022年末より生成AIへの取り組みをスタートし、Slack上でのパーティ企画を支援するアプリ「Party on Slack」をリリースいたしました。このアプリはまもなく累計利用人数が9,000人に達する見込みです。また近年は、生成AIを活用したエージェントAIの開発・導入を求める声も高まっており、今後さらに多様な形でAIがビジネスに組み込まれていくことは間違いありません。
しかし、ここで一度冷静になってみたいと思います。日常的に生成AIを使っている方はまだ多くはないのではないでしょうか。導入してみたものの使いこなせず、「また今度」と後回しになってしまうケースもしばしば耳にします。その要因の一つとして、生成AIがワークフローの“オプションのひとつ”にとどまり、「使って当たり前」という状態になっていないことが考えられます。こうしたテクノロジーは、誰もが日々利用している“コミュニケーションの場”に自然に組み込まれてこそ、本当の意味で広がり、成果を生み出すものです。まさにSlackをはじめとしたコミュニケーションプラットフォーム上で生成AIを運用する重要性を、私自身も強く感じています。
Salesforce導入時によくある課題が「定着化」ですが、生成AIも同様の道をたどるでしょう。その点、コミュニケーションプラットフォームは社内外における業務の要であり、営業だけでなく全社員が利用する可能性があります。Slackのように誰もが使うプラットフォーム上にAIを組み込めば、自然と定着し、業務効率・組織力向上につながるはずです。
■ 2025年 新たな社是:AI/ITを使い倒せる組織を増やす
2024年はSlack AIやParty on Slack、AIプラットフォーム「Dify」のワークショップ開催や独自アプリケーション開発など、多くのAI関連案件を手がけてまいりました。その取り組みのなかで、情報収集から要約、活用に至るワークフロー全体を整理する機会が増え、結果的に「AIを導入して業務をどう変えていくか」を具体的に描く必要性を強く感じております。そこで2025年は、社是を「AI/ITを使い倒せる組織を増やす」へと拡張し、皆さまがより実践的にAIを活用できる環境づくりを加速していく決断をいたしました。
実際にお客様との会話を振り返ると、「最新テクノロジーで組織を加速させたいが、どの程度の導入・活用が現実的か見えない」というお声が増えています。生成AIのように急速に進化した技術はキャッチアップが難しいうえ、どんなロードマップでどこまで実装するべきかを明確にできていないケースが多いのです。
■ 伴走型支援でAI導入をより確かなものに
こうした背景から、弊社では定期的なミーティングを通じてお客様との課題や要望を共有しながら、一緒に実装の方向性を探っていく「伴走型支援」がますます重要になると考えております。外部に丸投げするのではなく、社内で納得感を得ながらテクノロジーを使いこなしていくことこそ、組織力強化の近道です。特にAIは今後飛躍的な進化が予想され、5年後には「AIをどのように評価するか」というスピード感そのものが一変している可能性があります。そのような時代に備え、私たちは「伴走型支援」を通じた学習と実践の場を提供してまいります。
さらに、AIやITの活用にはデータのセキュリティ・品質管理や、社員が使いこなせるスキルセットの向上も不可欠です。私たちは、このような総合的な視点からお客様をサポートし、組織全体で安心・安全かつ効果的にAI/ITを活用いただけるよう取り組んでまいります。
2025年、リバネスナレッジは「AIも使い倒せる組織を増やす」という新たな旗印のもと、お客様と共に歩み続けます。不確実性が高まり、変化のスピードが加速する時代だからこそ、私たちは皆様の羅針盤の一つとして、最先端の技術と知見を提供できるパートナーでありたいと考えております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
以上