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芋出し画像

コントロヌル第䞃話

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    もう仕事手順は完党に芚えるこずが出来たした。

    急遜起きおしたった事にも慌おなく萜ち着いお察応出来おいるず思いたす。
    ここたでやっお来お、ようやくがっぜさんが蚀われた本圓の意味が分かったようです。

    私達にずっおはごく普通の仕事であっおも、呚りから芋れば近いようで実際には距離が遠い仕事です。
    残念ながらも理䞍尜なこずや到底玍埗がいかないこずも起きおしたいたす。

    仕事なんお党郚同じだずいう人ほど、実際には党郚の仕事に぀いお知らない人ばかりですから、䜕があっおもこちらは现かな倧人察応をしないずいけたせん。ある皮、䞻匵出来ないず捉えおおくべき。
    この现かな倧人察応ずいうのが、本圓はどんな仕事でも同じっおこずなんじゃないのかず思うんです。
    がっぜさんはこんな気持ちの持ち方も教えお䞋さったのでしょう。
    それに仕事手順以倖にも、现かな色んなアドバむスをしお䞋さいたした。
    それは予め、私がこんなトラブルを起こすかもず芋越しおのアドバむスにも思えたした。
    そういう私向けのアドバむスを䞀人で仕事をするようになっおから思い出しおいたしたから、もしズレるようなこずになっおしたっおも、すぐ軌道修正出来おいたんです。

    がっぜさんは誰にも教わらず、ご自身で色々を䜓感されお来た。だからアドバむスも具䜓的だし、本圓にこれをたった䞀人でやっお来たのかず感心しおしたいたした。

    そしおある日の倕方ごろ。
    突然、がっぜさんがやっお来られたのです。

    本人曰く、サプラむズだそう。

    『どないですか䜕も問題無いですか』

    「お陰様で䜕ずかやれおいるず思いたす」

    『おっ、衚情だいぶ柔らかくなったじゃないですか。ニコッずされた方が絶察良いず思いたしおね。すみたせん、ずっず倱瀌な呌び方しおいたしたね。僕が小さい頃なんですけど、鈎朚さんず同じお名前の女の子が居たしおね、名前が党く同じカペなんですよ。この子はもっずムスッずしおたかな。い぀も蚀っおたんです、カペちゃんはもっずニコッずしおたほうがいいのにっお。鈎朚さん初めおお芋かけした時、その時の事思い出したんです』

    なんず、がっぜさんはあの時を思い出しおくれおいたした。
    ただし私がその時の鈎朚カペだずいうのは、気付いおいなかった。
    こういうずころが䜕ずも鈍臭いずいうか、䜕ず蚀えばいいのか。。

    『あの子の苗字たでは知らないんです、あの子すぐたた匕越したしおね。たたにどうしおるんかなっお、思ったりしおたんですよ』

    どうしよう、それは私なんですず蚀うべきか、
    こんな時どうすべきなんだろう。。

    『鈎朚さん、あのね、別に聞かれおないんですけどね、蚀いたすよ、蚀わせおください。私最近、結婚したんです。曎にもう子䟛もお腹にいたしおね。五十䞃でパパになるんです』

    あぁぁ〜〜、蚀わなくおよかった、䜕か危なかった。
    ややこしくないけど、なるかも知れなかった。

    『劻がね、十六も䞋なんです。でも四十越えおの初産、心配なんですよ』

    がっぜさんには、出産たでのアドバむスをしたように思いたすが、䜕を蚀ったかあんたり芚えおいたせん。
    それよりも、私の思い出は私だけの蚘憶ず思っおいたのが、なんずがっぜさんも明確に芚えおくれおいた、その事が嬉しくお堪りたせんでした。
    私自身、その思い出に瞛られおここたで来おしたったようで、がっぜさんは憧れや恋愛ではなくお、思い出なんだず、今自分でハッキリ理解出来たのでした。
    そしお思い切り肩の力がどんず抜けたように軜くなったのです。

    『あっ、鈎朚さんちょっず笑った。鈎朚さんの笑顔、ここで初めお芋たしたよ』

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    私は今もあの斜蚭で枅掃䜜業をしおいたす。

    新しいメンバヌが出来たり、蟞めたり、たた新しく来たりず色々ず出入りがありたす。

    この土地が暑い倏もようやく過ぎお、秋が深たるかず思っおいた頃にたた酷暑がブリ返すずいう、倏ず秋の境目がずおも分かりにくい地域になったのかも知れたせん。

    今日の日䞭は、かなりの暑さを思いたした。
    しかし自然ず隣接しおいるこの斜蚭は、時より割ず涌しめの颚が吹いおくれるのず同時に、目で芋える景色や聞こえる音が身䜓ぞの癒しを䞎えおくれるようです。
    普段そんな倧郜䌚に䜏んでいる蚳ではない私であっおも、こんな自然からの恩恵は気持ちの色んな郚分を和らげおくれおいるず思いたす。
    そんなずころからも、ここは私にずっお最高の職堎なんだず思うのです。
    考えおみるずこれ迄は街角の朚々や空き地の草朚にも党く興味を持たなかったように思いたす。
    あったのに芋えおいなかった。
    芋えお来たずいうこずは、気持ちにも生掻にも今は䞀旊䜙裕があるずいう蚌明に思えお自分が少しだけ笑顔になっおいるずいう自芚を思いたした。
    たぶんですが元旊那の時は、実はこんなヒントが私に出おいたのではないでしょうか。
    だけどあの時は元旊那の態床からの蚀葉被害だず捉え、私はそれを盟にし、私の倉化から逃げおいた。
    もう元旊那には䜕の未緎は無いですが、䞀緒に暮らしおいたあの時の嚘にはずおも悪い事をしたなず反省しおいたす。

    今日はその嚘ずスヌパヌで買い物をしおから䞀緒に倜ご飯を䜜る予定なのです。
    䜕か日頃の䞍満が倚くなっお来たかららしく、聞いお欲しい事があるずのこず。
    ここ最近のお母さんは特に盞談しやすいず、こちらずしお嬉しいのかどうなのかは、䜕ずも答えようがありたせん。
    嚘には以前の反省を別栌な思いで掛けおあげたいず今曎ながらに思っおいたす。

    スヌパヌに着きたすず、嚘が先に着いおいたした。
    今、来たずころやから
    嚘らしい気遣いは芪ずしお安心しおしたいたす。

    スヌパヌの䞭でお母さんに買っおくれずダダを捏ねる子䟛を芋かけたした。

    ねえお母さん、プリン買っお
    「我歩あんたは䜕個食べたら気が枈むの。プリンばっかり食べ過ぎたらあんたプリンになるで」

    少し懐かしい名前が聞こえたした。
    他にはたず無い名前です。

    「そうか 、がっぜさんの奥様ず息子さんか」

    ずおも元気そうな息子さん、奥様もずおも良い笑顔です。

    「がっぜさん あっそう蚀えば、がっぜの意味聞くの忘れたたただったな」

    暪を向いおいるず、嚘だけ先に進んでいたした。
    早くこっちに来おず手招きしおいたす。

    がっぜさん。
    私はもう分かっおたすよ。
    がっぜさんが蚀っお䞋さったお陰で最近は衚情をコントロヌル出来るようになりたした。

    もしあの時あなたがそう蚀っおくれおなかったら、
    あのたた倉わらずの私だったら、
    今の私はどうなっおいたかず思うず少しゟッずする思いがしたす。
    それにがっぜさんはもっず以前、幌皚園の時から蚀っおくれおいたんですもんね。
    あの時玠盎に聞いおいれば なんお考えるこずもありたすが、元々こんな流れだったのかなず思ったりもしたす。
    間違いなく蚀えるのは、がっぜさんが蚀っおくれおいなかったら、今日の嚘ずの買い物は無かったでしょう。
    嚘ずのコミュニケヌションすらやろうずしない、ダメな母芪だったのかも知れたせん。

    がっぜさんは今も私を芋お頂いおいるんでしょう。
    たたにはサプラむズで職堎に寄っおみおくださいね。

    ではそろそろ私は嚘に远い぀くこずにしたす。

    がっぜさん、
    私はニコッずした方が良いんですよね。

    がっぜさん、
    本圓に有難うございたした。


    コントロヌル  おわり

    #創䜜倧賞2026
    #恋愛小説郚門

     
     

    gappo

     
     
    日頃あったこずをお話にしおいたす。

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