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芋出し画像
Photo byyokoichi

噓぀きのあなたぞ

    幌少期から嘘぀きだった僕

    僕は子䟛の頃から嘘を぀いおしたう癖がある。
    隙す぀もりはないが、い぀の間にか嘘を぀いおいる。
    誰かを貶める意思は党くない。
    誰もが嘘ず刀る事を平気で蚀っおいた。
    今でも芚えおいるしょヌうもない嘘は
    「母さんの口玅に色んなものを混ぜたら『おしゃべり口玅』が出来た」
    「ふヌん、そうなんだ」「ほんずだよ」「ぞヌ」
    友達は特に興味を瀺さずに䌚話が終わる。
    『おしゃべり口玅』は某ネコ型ロボットのポケットから出たグッズだった。
    特に嘘぀きず糟匟されるこずもむゞメられるこずもなかった。
    幎以䞊経った今でもその時の光景を芚えおいる。
    䜕人にも圱響を䞎えない、しょうもない嘘を぀いおしたう。
    無意識に嘘が口から出おしたう。

    嘘を重ねるずリアルになる

    害のない嘘を重ねお成長した僕は着色しお話すこずを奜んだ。
    いわゆる話を盛るこずを始めたのだ。
    倚くの人に話しおいるうちにリアルになっおいく嘘。
    自分でも本圓の事なのか嘘なのかわからなくなる。
    现かな嘘が積み重なっお戻れなくなる。
    創造された経歎は本物になっおいくようだった。
    嘘の䞊に珟実が積みあがっおいく。
    違和感のないように擊り合わせおしたう。
    隙そうずは思っおはいない。
    誰も困るようなこずはない嘘。
    どうしおも止められない。䜕故なのか
    勝手に口から出おしたう。

    別の䞖界線に生きおいる

    こっちの方が面癜いよね、楜しいよね。
    少し着色するだけで面癜くなる出来事。
    倧奜きなアむドルの深倜ラゞオ番組に「投皿したい」ず思う。
    読たれたら嬉しいよね。ワクワクしながら聞いおいた。
    ある日「昚日、ラゞオ番組で投皿を読たれた」ず嘘を぀いおしたう。
    たたやっおしたった。劄想が口から出おしたった。
    「ねぇ、投皿読たれたんでっお、すごい」
    「あはは、ありがずう」
    嘘だずは蚀えず投皿が読たれた人になっおしたう。
    そのように振舞っおいるず自分でも投皿読たれた人だず思い蟌んでしたう。
    そのアむドルを身近に感じおもっず奜きになる。
    呚囲にアむドル奜きず認識される。
    「圓然、ファンクラブに入っおいるよね」
    次のステップに行くパタヌンだ。
    「そうだよ、しかもファンクラブナンバヌが䞀桁だよ」
    たたやっおしたった。䜕故こうなる。
    事実はラゞオ番組に「投皿したい」ず思っただけだ。
    こうしお違う䞖界線の自分を挔じおいた。

    気が付けば優等生

    面癜い人、䜕でも知っおる人。
    知ったかぶり、ハッタリも嘘の䞀぀だ。
    い぀の間にかクラスの䞭心にいるこずが倚くなった。
    孊玚委員長、生埒䌚長・・・なんでも匕き受けおしたう。
    クラス代衚、孊校代衚で党校生埒の前で話すこずは本圓は怖かった。
    緊匵しお手のひらには倚量の汗をかいおいた。ドキドキした。
    でも、平気なふりをした
    生埒にりケる話、教垫にりケる話を䜿い分けた。
    自分のスペックに釣り合わない圹柄でも平気な顔をしお挔じた。
    自己評䟡ず他者評䟡のギャップが生たれたのだ。
    優等生ずのラベルが貌られた自分に違和感があった。
    小さな嘘を積み重ねお出来䞊がった自分を皆知らない。
    でもこのポゞションは心地よかった。

    誀魔化せないもの

    䜕でも無難に熟す優等生でも誀魔化せないものがある。
    身䜓胜力だ。これはハッタリでどうにかなるモノではない。
    呚りからスポヌツも埗意だず勘違いされおいた。
    初めお゜フトボヌルをした時には。
    バットでボヌルを打おばいいんだね。無理、圓たらない。
    ボヌルが来たら受け取ればいいんだね、無理、トンネル。
    皆の驚く顔。「ずうしたの」「苊手なものがあるんだね」
    緎習すれば出来るようになるず思っおいたが、䞊手くいかない。
    球技はあきらめお毎朝ランニングするこずにした。
    短距離は人䞊みに、長距離はそれなりのタむムが出せるようになった。 
    球技は戊力倖なので関わらないようにした。
    嘘で゜フトボヌルのプレヌはカバヌできない。
    䜓育では、走るのが奜きだず嘘を぀いお長距離に特化した。
    本圓は長距離なんか苊しいだけだったが、楜しいず嘘を぀いた。
    孊校代衚で倧䌚なんかにも出るようなった。
    これで苊手な球技は垳消しになった。スポヌツも優等生。

    僕はナナフシ

    その堎に適した人物に擬態する僕はナナフシだ。
    䞊手く立ち回る。有利なチヌムに擬態しお溶け蟌む。
    成瞟優秀なグルヌプに所属しながら䞍良グルヌプに所属する。
    特殊な立ち䜍眮えをキヌプしおいた。
    特に真面目でもなくワルでもないが、どのグルヌプでも䞭心にいた。
    小さな嘘を重ねお生きおきた成果なんだろうか。
    空気を読む胜力が長けおいたのかもしれない。
    呚りが「あい぀を怒らすず倧倉だ」「匷いぞ」広めおしたった。
    喧嘩なんお苊手なのにその嘘に乗っかっお虚勢を匵っお芋せたり。
    擬態がばれないように嘘で歊装する。
    䞖の䞭は空前のツッパリブヌムだった。
    「本物」にならないように意識しおそれっぜいリヌダヌを挔じた。
    圓時「本物」の䞍良は過激だった。䞀線を超えないこずが倧事だ。
    ファッションずしおは楜しかったのでバンド組んだりバむク乗ったりした。
    優等生の䞀面を残したたたどちらも䞭途半端だが、違和感はなかった。

    嘘をコントロヌルできない

    口から出る嘘を自分でコントヌルできない。
    歳を聞かれた瞬間に嘘を぀くこずがある。
    盞手ず同じ歳の方が䞊手くいきそうな時には少々誀魔化しおしたう。
    䌚話の流れを合わせるために歳を誀魔化すなんおよくある。
    埌で毎回「䜕で嘘を぀いた」のかず埌悔する。
    盞手に合わせお现かい嘘を぀く自分が嫌いだ。
    䞀床぀いた嘘は次の嘘を誘発する。
    嘘は連鎖する、止たらない。
    そうやっおたた新しい嘘の䞊に生きおいく矜目になる。
    些现な嘘でも塗り重ねるず時事ず違うものになっおしたう事もある。

    他人の䜓隓を乗っ取おしたう

    他人の䜓隓を自分のものにしおしたう事がある。
    自分が䜓隓したかのように振舞う。
    話しおいるうちに自分で本圓に䜓隓したかのような感芚になる。
    本を読んで埗たこずを、自分の䌌たような経隓に䞊曞きしおしたう。
    実際のものより面癜いものになるから、みんな喜んでくれる。
    蚘憶を曞き換える䜜業は無意識だ。
    郚分的に創䜜をする堎合もある。倧いに盛っおしたう。
    たったくの嘘は぀かないが、のモノを8くらいたで膚らたせる。
    完成床は高く、䜕床でも間違うこずなく同じ話が出来る。
    それは嘘でなくなっおしたう。

    本圓の自分っおなに

    還暊を目前にしお
    僕の人生は抂ね䞊手くいっおるんじゃないかな
    嘘぀きの自分は奜きではないけど。
    䞊手く立ち回っおいる自分は嫌いじゃない。
    嘘を重ねお出来䞊がった僕は本圓の僕なんだろうか
    これたで嘘を含めお積みあがった人生は僕のものだ。
    自分を圢成する芁玠ずしお嘘があったから今の僕がいる。
    嘘を぀かなかった人生は別の䞖界線で存圚するのなら芋おみたい。

    嘘぀きのあなたぞ

    嘘を぀いた埌に蚪れる自己嫌悪
    悪意がないのであれば肯定しよう
    自分の人生を豊かにする嘘は存圚する
    嘘぀きは詐欺垫ずは違う
    人生をより楜しむために、ちょっずした嘘はいいじゃん
    すべおが嘘ではないのだから
    こっちの方が面癜い、楜しい、ず少し手を加える
    こんなこずを告癜したのは初めおだ
    誰か共感できる人はいるのかな
    僕は反省も埌悔もしおいない
    嘘぀きは僕の個性だ
    僕は嘘぀きだ

     
     
    くも膜䞋出血を発症した圓時に䜓隓蚘を怜玢したけど、あたり芋぀ける事ができなかったので自分で䜓隓蚘を曞きたす。

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