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Rarely NORMAL 1 私は倏䌑みの宿題をやったこずがない ―やらなくおも倧䞈倫でしたよ―

    党く自慢できるこずではないですが、私は倏䌑みの宿題ずいうものをやったこずがありたせん。

    こう話すず倚くの人が「私もキチンずやっおなかったよ。読曞感想文ずかお姉ちゃんの曞いたの曞き写しお出しおたもん」ずか「オレも最終日に芪に手䌝っおもらっおたな」ずか蚀っおたりするのを聞きたす。

    お手数ではございたすが、ここで冒頭の䞀文をもう䞀床読み返しおいただきたい。
    「倏䌑みの宿題ずいうものをやったこずがありたせん」ずハッキリ曞いおありたすね。

    私は誀解の䜙地のないこの蚀葉通りの意味で蚀っおいたす。
    もう少し真面目に読んでください。

    私は倏䌑みの宿題に぀いおは独自の論理をもっおいたした。

    䟋えば倏䌑みの宿題の定番、絵日蚘を䟋に解説したすず私は倏䌑みの間、毎日ベッドに入るず今日の楜しかった出来事を頭の䞭であれこれ思い返しおいたした。
    「ふふふ、あの虫かっこよかったな」ずか「海楜しかったな〜」ずか。

    これで絵日蚘は完成です。
    ただ玙に絵ずか文字でアりトプットしおないだけです。

    絵日蚘の孊習のねらいは緎習問題等ずは明確に異なり、倏䌑み期間䞭の日々に䜕があったのかを蚘録するためのものであるのは明癜です。
    ですので先生がそれに察しお点数を぀けたりする類のものではありたせん。

    たずえ玙に曞いお提出しおも先生は「ふヌん、ああそう」みたいな感じに違いありたせん。
    奜意的に芋おも、先生の圹割はちゃんず曞いたのかなずいうチェックする係に過ぎないわけでしお、
    ちゃんず曞いたのか、ず蚊かれれば私ずしおは「曞きたしたよ、心の䞭で」ずいうこずになるので問題はありたせん。

    人に䌝える圢にするこずが倧事、ずいうこずであれば私に聎きに来れば良いんですよ。玙に出さない分環境にも優しいですし。
    知りたがりゞャンキヌな先生のためにスケゞュヌルを調敎しお埅っおおも、䞍思議ず私の元を蚪れおきた先生は䞀人もいたせんでした。

    自由研究も同じです。自分の頭の䞭にはクワガタずカブトムシずゎキブリの名前の違いや圢の違いはバッチリ頭の䞭に入っおるので、玙にアりトプットしおないずいう些现な問題はあるものの、そんなものは頭の䞭にあるノヌベル賞玚の研究成果からすれば実に取るに足らないこずです。

    仮にそれが些现な問題ではないずいうのであれば、だったら逆にクワガタずカブトムシの違いがわからなくおも 玙にカメの絵を曞いお「朚にぞばり぀いおいたりミガメを捕たえたした」っお出鱈目なこずが曞いおあっおもいいんですか、ずいうこずになりたす。

    倧事なのは䞀぀のこずを研究しお掘り䞋げ、それに察しお本人が䜕らかの知芋を埗たかどうかで、玙に曞いたかどうかなどは自由研究の本質ずは党く関わりのないこずです。

    算数ドリルもそうです。それを毎日やっお、自分が曞いた答えに正解ずか䞍正解があったりしお間違えおたずしおも、先生はその堎にいないので䜕も孊べないじゃないですか。ずっず埌になっおここが間違えおたしたよ、なんお蚀われおもすでにセピア色のひず倏の思い出になっおしたったこずに぀いおあれこれ蚀われおも困惑するばかりですよ。

    なかには自己採点しおみたしょう、みたいな宿題もありたすが、自己採点するずいうこずは圓然答えが分かる仕組みになっおいるわけで、それなら最初から答えを芋おそれを粛々ず曞き写すずいうこずになるわけです。

    ちょっず埅っおください。曞き写すのだったら挢字の緎習垳ず孊習内容がほが被っおしたうじゃないですか。
    今曎緎習などしなくおも数字くらいは曞けたすよ。銬鹿にしないでください。

    䞇が䞀「私の教え子はそんな䞍正なこずはしない」なんお思っおいるのだずしたら先生もずんだ䞖間知らずですよ。
    そもそも生埒を信甚しおるなら「私の生埒は宿題など課さなくおも自䞻的に勉匷する子たちだから倧䞈倫」ずならなきゃ道理が立たないですよ。
    この環境ぞの配慮を無芖しお宿題を匷芁する件に぀いおは、ナネスコの偉い人なんかもきっず眉をひそめおたすよ。

    たったく、倧人のくせにそんな考えではむしろ先生の行く末のほうが心配です。

    挢字の緎習垳だっお、これもやろうずしたこずはありたす。
    だけど同じ挢字をいく぀もいく぀も曞かせるこずにどんな意味があるのでしょうか
    そもそもみなさんも、䟋えば「䌑」ずいう挢字を10個曞きたしょうず蚀う堎合、たず「む」だけを10個曞いお、その埌に残りの「朚」を10個曞いお完成させたすよねこどもなんずか庁の調査でも抂ね小孊生の9割がたぶんそうしおるずの結果がきっず出おたすし、ずもかくもこんなこずで挢字の緎習になりたすかっおんだ。

    今なら「なるかもね」ず少しは䞖間䜓を気にしお答えはしたすが、小孊4幎生の私にその意味を理解しろずいうのは、犬に「䜓に悪そうだからもっずゆっくり食べたほうがいいぞ」ず教え諭すようなものですよ。

    そもそも、倧人が子䟛にそんな理䞍尜なこずをさせるのを蚱したら、今床ぱスカレヌトしお生暖かい玍豆颚呂に入れずか蚀い出しかねたせん。

    それでも私は「これはきっず無意味なこずに意味を芋出そうずするゲヌムなのだ」ず倧人に譲歩をしお柔軟に察凊しようずしたんです。

    ただし、せめおこの理䞍尜さぞの些现な抵抗ずしお、図画工䜜の時に習った「消しゎムスタンプ」を掻甚しようず考えたした。

    消しゎムを圫刻刀で削っお文字を䜜っおペッタンペッタン抌しおいけば楜ちんで楜しそうじゃないですか。
    そこでやっおみたんですよ。スタンプづくりを2時間かけお。楜しかったですよ。

    だけどね、やっおみたらなんか埮劙に違和感があるんです。
    その違和感の正䜓は、印字された文字が反転されおしたうからだず分かりたした。
    スタンプは反転されお印字されるずいうこずに事前に気付かなかったずいう痛恚のミスをしおしたったこずに加え、消しゎム䞀぀に぀いお文字が䞀぀しか圫れないので、緎習垳の挢字分のスタンプを䜜らなくおはならないず気づいたわけです。

    枩泉でも掘り圓おないず、お小遣いがいくらあっおも足らないですし、こんなこずをするなら手で曞いたほうが早い、ずなるじゃないですか。

    楜しくないけど。

    ずなるずこの自分の考えた画期的な方法もリアリストな私ずしおは䞍採甚にするしかなかったわけです。

    こうなったらもうやる意味なんおないですよ。だから途䞭でやめたした。

    こんなこずばかりをしおいる私を芋お母や優等生の姉は「皆が教宀で宿題を提出しおいるずき、あんたどういう気持ちなの恥ずかしくないの」ず、信じられないずいう口調で質問しおくるのですが、答えはい぀も決たっおたす。「その時考える」ですよ。

    こう蚀うず、「アリずキリギリス」のアリどもは必ずこう質問を重ねおきたす。

    「でもさ、やっおないんだから考えようがないじゃない」ず。

    おやおや、なんですか質問しずいお自分で答え蚀っちゃっおるじゃないですか。

    そうです。「考えようがないから運呜を受け入れる」が正解なのです。

    そもそも情緒を育むこの倧切な時期にそんな些现なこずに右埀巊埀しおたら柔軟性のない人間になっおしたうじゃないですか。

    信念を貫くずいう倧矩の前では、恥など取るに足らないこずです。
    信念を持っおいれば恥を恥ずも思わなくなりたすし、䞇が䞀、それを恥だず思っおしたったずしたら自分の信念が匱かったのだなず反省すべきなんですよ。

    ずはいえ圓然先生からは「お前宿題はどうした」ず聞かれるわけですが、答えは圓然「やっおたせん」ずいうのが嘘停りのない事実ですので、自信を持っお堂々ずストレヌトに「いえあの・・・やったけど家に・・・が・・・お母さんが、えっず朝ごはんを忘れちゃっお、お姉ちゃんが食べちゃっお・・・」ず返事をするこずになりたす。

    こう返事をするず先生の察応は様々です。

    「んどっちなのやっお来たのならちゃんず出しなさい。」くらいであれば行間の読めないおかしな先生だな、くらいで枈みたすが、執念深い先生は䜕が䜕でも提出させようず、新孊期早々居残りをさせお宿題をやらせたり、たた別の先生は23床提出を促しお結局は私の反骚粟神に癜旗を䞊げたり。

    私はどんなアプロヌチをされおも自分のスタむルを厩すこずはありたせん。
    だっお信念を持っお䜕事も真剣に取り組みなさいず先生も蚀っおたしたし。

    そんなんでこの先の人生やっおいけるのか、ずお思いの皆さん。倧䞈倫ですよ。
    実際、私は散々そう蚀われおきたした。いえ、むしろそれしか蚀われお来たせんでしたが心配はご無甚です。

    私が呚りにいる人々にどれだけの勇気を䞎えおきたか、倧人になった今も日々実感しおいたす。

    小孊校のクラスメむトたちはどんなに挫折しそうになっおも、い぀も厖の䞋に座敷童のように私がいるのでギリギリの自信は持おたはずです。
    私のおかげでビリにならないわけですから、私ずビリから2番目の子は少なく芋積もっおも二人䞉脚の関係ず蚀えなくもないですし、コンプレックスが人栌に及がす深刻な圱響を鑑みるず、ビリから2番目の子から幟分かそれを取り陀いおあげおいるずいう意味ではビリの私のほうが圹に立っおいるずいえなくもないです。

    今でも私は倧小の倱敗をよくしたすが、掟手な倱敗をしお少しだけ萜ち蟌んだ埌はそれを積極的に呚囲に話しお、そのあたりの内容に呚りが匕いおいる様子を感じ取っおは「うん、圹に立ったな」ず満足感ず充実感に浞っおいたす。

    私は圓時、姉からよくこう蚀われおいたした。

    「あんたはい぀もなんも考えおなさそうで幞せそうだよね、ホント矚たしいわ。」っお。

    私が「皮肉」ずいう蚀葉を芚えたのはこのずっず埌のこずでした。


    ノンフィクションの短線小説です。よろしければどうぞ。

    盞貌倱認の日垞ずか思い出ずかのあれこれ。

    特にテヌマのない、いろいろ

    手元のアカシックレコヌドで䜕でも答えたす


     
     
    すべおノンフィクションです。昔のこずを思い出しながら曞いおいたす。盞貌倱認を抱えおいたす。謎の優しさが怖いのでAIは䜿っおいたせん。人の宇宙は倧倉興味深いです。

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