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動物たちの妊娠・出産・育児がワンオペすぎた|臨月におすすめドキュメンタリー

    Jasmin

    来月に出産を控え、期待と不安が入り混じる日々。そんな中、ディズニープラスでとあるドキュメンタリーに出会った。

    「アニマル・ダイアリー 動物たちの成長記録」
    動物の赤ちゃんが、安全なお母さんのお腹の中から、危険な出産を経て、自然界におぼつかない最初の一歩を踏み出すまでの大冒険に迫る。さまざまな動物たちの驚きと感動に満ちた成長を6話にわたってお届けする。「アニマル・ダイアリー 動物たちの成長記録」は、母親の子育ての本能と、子供の生存本能が織り成す奇跡の記録である。

    https://www.disneyplus.com/ja-jp/browse/entity-9fb1fbe4-cc37-4c08-95f1-849890d9695d

    私はもともと動物ドキュメンタリーが好きなことに加え、不妊治療を経て生殖に関する知識が深まったこともあり、"生き物の妊娠・出産"への興味が自然と強くなっていた。

    視聴してみたところ、かなり衝撃的で、出産を控えた私にとっては勇気づけられる内容だった。忘れたくなくて、ここに記録しておく。

    特に印象に残ったのは、ハイイログマ、トド、ライオン、ゾウ。
    同じ哺乳類でも、妊娠・出産・育児スタイルがこんなにも違うのかと驚かされる。基本ワンオペ育児だし、想像を絶する過酷さだ。

    ハイイログマとトド:胚休眠の衝撃

    中でも衝撃だったのは、ハイイログマとトド。

    「胚休眠」という言葉をご存じだろうか?
    体外受精を経験してきた私にとって、「胚盤胞」「着床」という言葉は馴染み深いが、「胚休眠」という概念には初めて触れた。

    彼らにとって、寒い冬の出産は生死に関わる重大なリスク。だから、一度交尾して受精した胚盤胞は、すぐには着床せず"休眠"状態に入り、冬を越える準備が整ったタイミングで初めて着床する。出産に必要な脂肪を十分に蓄えたことを確認してから、というわけだ。

    つまり、受精はイージーだけど、着床は超シビア。
    人間なら1年に12回チャンスがあるけれど、彼らは年にたった1回(とか?)・・・何度も胚移植を繰り返した自分には、気が遠くなるような話だ。

    さらに驚くべきは、ハイイログマの出産スタイル。
    母グマは、巣穴で冬眠している間に出産を迎え、目が覚めたらびっくり!赤ちゃんと初対面するらしい。
    「寝ている間に痛みなく出産できる」のだとしたら、めちゃくちゃ羨ましい・・・!

    とはいえ、産まれてからがまた過酷。
    ハイイログマもトドも、オスは育児に一切参加しない。

    ハイイログマの場合、さらに悲しい現実がある。
    オスグマは、子どもを傷つけたり、最悪殺してしまったりする。
    なぜなら、子持ちのメスは交尾できず、子を失ったメスだけが再び発情するから。
    なんという世界・・・

    ドキュメンタリーでは、実の父親に襲われる子どもを、必死で守ろうとする母親の姿が描かれていた。
    母、強し。

    一方トドの世界もなかなか壮絶で、こちらはオスよりも「他の母トドたち」が脅威。
    赤ちゃんトドが母親を探して群れの中をうろつくと、よその母トドに突然噛みつかれてしまう。
    それも容赦ない勢いで。

    理由は、「自分の子どものための母乳を守る」ため。
    他の子どもに母乳を奪われないようにする、本能のなせる行動なのだという。

    ライオン:臨月でも狩り

    妊娠したライオンは、なんと臨月まで普通に狩りをする。
    臨月の今の私には、信じられない光景だった。お腹にお子がいるのに、そんなに激しく動いて大丈夫なの、ライオンさん・・・?とハラハラしてしまう。

    そして産気づくと、群れを離れてたった一人で安全な場所を探し、出産と育児に挑む。
    誰の立ち会いも、サポートもなし。なんて心細い・・・

    無事に産まれた後もすぐには群れには戻らず、子どもが最低限生き抜けるレベルに成長するまで、孤独な子育てを続ける。
    群れに戻ってからは、雌たちが協力して子育てをするので、ハイイログマやトドに比べればまだ救いはあるけれど、それでも壮絶だ。

    ちなみに、雄ライオンはプライド(群れ)を守るための縄張り争いに忙しく、子育てには一切関与しない。
    実の子が近づいても、威嚇して追い払う冷たさ。
    自然界の父親像に、言葉を失った・・・

    ゾウ:長すぎる妊娠期間

    ゾウたちは、妊娠・出産・育児スタイルがとても穏やかで温かい。群れで行動し、先輩ママたちが出産場所を案内してくれる。
    赤ちゃんゾウが産まれると、群れ全体で天敵から守り、支え合いながら子育てをしていく。

    「これぞ理想の子育て…!」と感動したけれど、ひとつだけ、衝撃的な事実があった。
    妊娠期間、なんと22ヶ月。2年近くも、お腹に赤ちゃんを抱えて過ごすのだ。

    さらに、他の哺乳類と違って、基本的に一度に1頭しか産めない。
    密猟や温暖化の影響も大きいけれど、繁殖そのもののハードルが高いことも、絶滅危惧に拍車をかけているのかもしれない。

    動物たちの母たちの勇姿に励まされて

    不妊治療を経て臨月を迎えた私には衝撃ばかりだった。どの動物も、それぞれ違う過酷さや奇跡を抱えていた。動物の母親たちのたくましい姿が励みになった。私もがんばろう。

    詳細はぜひドキュメンタリーを見てほしい。映像が美しいのも見どころ。


     
     
     

    Jasmin

     
     
    家に0個だった植物が半年で50個以上に。不妊治療と流産で病んだメンタルをガーデニングと歌に救われ、妊娠出産。日常のささやかな奇跡にまつわる、エッセイのようなものを書いています。ミュージカル偏愛。 (植物、園芸、子育て、ミュージカル、英語、胎教、子守唄、花育、食育)

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