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しごとごっこ

    こちらからあちらになにか依頼してですね、それの締切日に納品がない場合、こちらから連絡をするわけです。
    こちら「どうですか?」
    もしくは、あちらから連絡があるわけです。
    あちら「すみませぇん。◯◯が原因で~」みたいなかんじの。
    ◯◯には病気や不意の怪我、身内の不幸など様々ありますが、大抵の場合、自身の責によらないものが提示されます。

    この時点でこちらとしては、何にもやってねぇんだろな、今この瞬間怒られないように嘘ついてんだな、と推測します。
    なぜかというと、その時点でできているぶんを出してこないから。

    例えば30日間で完成&納品という案件が、その時点で50%しか進んでいないとして、その50%状態をとりあえず寄越してくれば、こちらも、じゃあ、あと30日あれば完成するかな、という目処が立ちます。
    しかし、何も出てこないとなると、何もやっていないんだろな、という判断になります。

    ちょっと意地悪して、
    こちら「できてるぶん見せて」
    と申してみますと、あちらさんは大抵、頭の中で構想を練っていた、誤ってファイルを上書きしてしまった、PCが不調で、などの言い訳を始めますから、やっぱ嘘ついてんだろなコイツ、と思うことになります。

    で、まあ、それはそれとして、◯◯がホントだとしたら気の毒には違いないので、
    あちら「今週中には~」
    こちら「ご無理をなさらずに~」
    といったやり取りが交わされます。で、週明けに
    あちら「すみませぇん、△△で~」
    みたいに再び遅れる連絡(言い訳)が来たり、翌日に
    こちら「昨日(納期に)連絡なかったけど、大丈夫?」
    みたいに尋ねたりするわけです。
    コイツあたま大丈夫か、とか、コイツもそういうタイプか、という気持ちとともに。

    いくつかの要素からなる製品があるとして、その一部を頼んだりするわけですが、それが無いと製品が完成せず、こちらは収入の目処が立たなくなります。で、収入がないと従業員の給料とか払えなくなるわけですね。
    けど、ここで例示しているような「あちら」さんには、そういう観念がない。遅れたぶん自分の収入が遠のくのはわかっているんでしょうけれど、それ止まり。

    これまで幾人もの締切に間に合わない人に接してきましたが、どなたにも共通しているのが、関係者が存在し各自に生活があることや、その責務の一部を自身が担っているという理解が希薄、または皆無なことが挙げられます。
    「皆様に御迷惑を~」なんて言う人もいますが、これもその場しのぎのでまかせです。だって、やりませんからね、仕事。

    というわけで、これから何か始めてみたい、引き受けてみたいあなたへ、これまでクソッタレの嘘つき共を見つめ続けてきたこちらから伝えたいことは、以下のとおりです。

    • 遅れること自体は、そこまで深刻ではありません。
      その時点での進捗を報告して、中間成果物も提示してくれれば、こちらも信用できます。
      こちらにとって大事なのは、いつまでに完成できるか、いつ頃収入が得られるか、の予定が立てられることです。

    • 引き受けたものの、どうしても進まないなら、締切まで悩んだまま固まったりせず、相談してください。
      発注者は受注者よりも、製品を作ることについて目的意識が強固です。懸かっている生活のサイズが違いますから。

    納期はあなたのクリエイティビティよりも大切です。
    目標は「みんなで食っていく」ことだと理解しておくと、あなたの前途は開かれぬでもないくらいになるんじゃないかと思います。

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