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南国の雨 ― 雨の日の傘 | 140文字小説





    外に出るのを躊躇うほどの雨が地面を叩いている。

    南国の雨は容赦がない。


    こんな雨の日の傘は、雨を遮るどころか、ただの打楽器にしかならないね。



    と、蒼い服を着た君が、ずぶ濡れになって笑っていた。




       拝啓、僕の最愛の人だった君。

       日本の空はどうですか?



    こんな雨の日は君のことを思い出してしまうよ。











    この作品は、拝啓文芸部 ・今週のお題(宛先) [ 雨の日の傘 ] に 140文字小説 で お邪魔させていただきました。



    最後まで、お付合いいただきありがとうございました。
    皆様、良い夜を。



     
     
    こんにちは、硝子鳥(がらすどり)と申します。 シンガポール在住。現実と幻想の境界で、日常に潜む少し奇妙で美しいものを探しながら言葉で色を塗るように短編小説・ショートショート・エッセイ・詩などを書いています。あなたの日常に、そっと忍び込めたら嬉しいです。

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