
好きなのものは好きだ
今日は仕事を即終わらせ足早に有明に向かう。
OFFSPRINGのLIVEがあるからだ。

20年以上前に学生時代に友人の車に乗せてもらった時かかっていたCDがOFFSPRING。
歌詞の意味はよく分からないが当時勢いとヴァイブスが堪らなく心地よく、CDをすぐ買い、聞き込んだ。
その後、韓国やカナダで退屈しのぎのために買ったポータブルCDプレーヤーに入れプチプチ振動で音がキレる彼らの音源をたくさんの場所で聞いた。
特に最初に聞いた曲となる”Want You Bad”は当時カナダやアメリカ、メキシコなどバスで長く旅していた当時の情景を思い出す、まさにワタシの青春そのものだ。
ところが、実は実際にライブに足を運んだのは今回が初めてだった。
何度か日本に来ているのは知っていたが、なんとなく好きというのをあまり言いたくないし自分で認めていないというのがあった。
高校生の時くらいにメロディアスなパンクが流行していたこともあり、ライブで暴れるのがなんとくカッコいいというか流行りというかそういう流れがあった。
パンクの音自体は好きだったので行ってはいたが、全然混ざりたくなく、遠くで引きながら見ていた。
暴れちぎり頭を振り踊る彼らの行動を無意味に思え、彼らを軽蔑していた。
LIVE中は喧嘩に発展することも多く、心底嫌だった。
ポップパンクに分類されるOFFSPRINGもその暴れる要素を掻き立てるヴァイヴスがふんだんに盛り込まれており、また当時周りで流行っていたということもあり、流行り物に乗るのはダサいという意識もあり無関心なふりをしていた。
ただ来日する度、実は知っていたし、YOUTUBEで検索して聞いていたので情報は常にアップデートしていた。
時はすぎ2025年。SPOTIFYから東京でLIVEがあることを知らせてきた。
SPOTIFYでよく聞くから、「お前そろそろいけよ」というメッセージかと思い、その場で即チケットを買った。
ライブ前は落ち着かず初めて音に会ってから正確には24年経つ生OFFSPRINGとの初対面に少し緊張した。


LIVEが始まると自分が求める世界を最初から向こうが知っているかのような世界観が広がり、即座にテンションが頂点へと上がった。
カッコいい!!!!!!
気づくと叫び、腕を振りあげ、頭を振り踊っていた。
最高の高揚感だった。
数曲終わり、遂に我が青春”Want You Bad"。
結果、最高だった。
ただ、ここで今までLIVEに足を運んでこなかった自分を激しく後悔した。
OFFSPRINGはワタシが生まれた2年後の1984年結成のバンド。初期メンバーのボーカルのデクスターは今年59歳、ヌードルズは61歳になる。
明らかにイメージよりも思っていた歌声とエネルギーが違う。
この歌の独特な爆発的なエネルギーは感じられなかった。
もっと若かりし頃のOFFSPRINGに素直に行っていればそのエネルギーも感じられたのに、、、
自業自得だが、もう浴びれないものは仕方ない。
気づくと胸が熱くなり少し涙が出てきた。
心底永遠に終わって欲しくないLIVEは夢の時間のようで一瞬で終わり、余韻だけが頭の中に残っている。
なんと心地よい余韻なのか。
今までの人生であんなに"FU○K YOU"と何度も叫んだことはない。

帰ってきてNOTEを書きながら思う。
あの時もっと素直に好きと認め、それに素直に入り込み行動していたらもしかしてもっと人生は豊かになっていたのかも知れない。
好きなものを誰の目も気にせず好きというのは実は簡単なことに見えてワタシの目から見ると大人になればなるほど様々なバイアスがかかり難しい。
だからこそ、今好きだと言えることを大切にしていきたいと改めて思う。
流行だろうが、ミーハーだろうが、マニアックだろうがそんなもの構うことはない。
誰がなんと言おうと好きなものは好きだ。
その気持ちをもう隠すことはない。
次は何歳になってでも、いくら払ってもアリーナでダイブしてやるんだ。
