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報われない10年は、根になる

    がーさん

    最近、日本人がノーベル賞を受賞したってニュースが流れてる。

    そういった研究の話を見るたび、いつも思う。
    これ、どれだけ時間がかかったんやろ。

    その裏側には、
    「待つ」「外れる」「やり直す」が、何年も何十年も積み重なってる。
    そしてきっと、報われなかった時間も山ほどある。

    研究職の弟が教えてくれた現実

    弟は製薬系の研究職。
    がんの新薬づくりに関わってる。

    彼がぽつりと言った。
    「新薬に本気で携われるのは、10年に1回くらいやな」

    研究って、たいてい途中で止まる。
    うまくいっても、他社に先を越されることもある。
    積み上げた時間が、一瞬でゼロになった気がする。

    それでも続ける。
    「ムダやない。どっかで必ず繋がるはずやから」

    見えない努力も、根のように静かに成長している

    mRNAワクチンも、長いあいだ「難しい」と言われてきた。
    『細胞に作り方を教える』新しいタイプのワクチン。

    コロナで世界が必要としたとき、
    ずっと続けられてきた地味な研究が、一気に「線」になった。

    点は、すぐには線にならへん。
    でも、消えたりもしない。

    私たちはつい「結果」で時間をはかってしまう。
    けど本当は、見えない地中で、
    根っこみたいに、静かに力がたまってく。

    『報われない努力』って、
    『報われる準備』の別名かもしれへん。

    子育ても仕事も創作も

    子どもが字を一文字ずつ覚えるみたいに、
    仕事の段取りが少しずつ良くなるみたいに、
    書くことが昨日より1行だけ楽になるみたいに。

    今日の小さな点は、明日のどこかで、つながり始める。
    「意味あるんかな」と迷う夜も、
    土の下ではちゃんと根が伸びてる。

    だから、焦らんでもいい。
    点を打ち続ける手を、止めへんこと。

    報われない10年なんて、ほんまは存在しないのかもしれない。

    名前がまだ付いてへんだけで、
    すでに『根』になってる。

     
     
     
    大阪在住の40代サラリーマン。妻と5歳息子と3人暮らし。 noteは「思考のゆらぎラボ」。 日々の気づきや学びを、少し実験的に、少しゆるく記録しています。 ブログ https://gachi0923.hatenablog.com/

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