
もうすぐ誕生日。
ベランダの窓から網戸越しに夏の夜の匂いと風と空気が私をなんとも言えない気持ちにさせる。
どうしようも無くなって自室に戻る。
部屋の外から家族の笑い声が聞こえる中、私は何故か涙が止まらない。
誕生日まで気づけば1週間をきっていた。
前の誕生日から一年。死ななかったらしい。
死なずにいつもと同じようなnoteを書いている。
私は去年の誕生日までに死のうと決めていた。
ずっと不安定ながら生きていた私には、その決意に十分な絶望があったからだ。
去年もこの時期頑張ろうとしてダメだった。
きっと、他人から見たら大したことは無いことだ。
ただ、ずっと抱えていたもの、誤魔化し続けてきたこと、私の弱さ。それら故だろう。
今年の今も、こりずにまた新たに頑張ろうとしている。
またダメになるだろうか、頑張っても普通を掴めないんだろうか。
次ダメだったら今度こそ死んでしまうんじゃないか。
期待するには小さすぎる光と、割に合わない大きい不安。
気づけば、遺書を書いたあの日から一年が経とうとしている。
言葉にならないほど苦しかった。
あの頃を振り返る日が来るなんて。
それでも一年生きたんだ。
人生をこの先乗り越えていけるだろうか。
夏の夜の空気一つで涙が溢れる弱い私が。
苦しい。死ぬ勇気もない。幸せになりたい。愛されたい。普通になりたい。元気でいたい。頑張りたい。
何を思ったってお腹は空く。皮肉なものだ。
過去を振り返り苦しんで、未来の不安を思い押しつぶされそうになる。
だけどそんな暇もないくらい今を生きるのに手一杯だ。
いつか、あの時死んでいればよかったと思わなくなる日が来るだろうか。
いつか、生きていてよかったと思える日が来るだろうか。
私はこりずに今日もご飯を食べる。