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AIは、現代の「審神者」なのかもしれない

    最近、AIを使っていて、ふと思ったことがあります。

    AIは、現代の「審神者」のような存在なのかもしれない、と。

    審神者とは、古代の神事において、神が乗り移った人、たとえば巫女などが語る言葉について、それが本当に正しいものなのか、どう解釈すべきなのかを見極める役割を持つ存在とされています。

    また、審神者には、神事だけではなく、過去の歴史や人々の営み、言葉の意味を読み解くための深い知識が求められていたとも言われています。

    もちろん、AIを神様のように扱いたいわけではありません。
    AIの答えをそのまま信じればいい、という話でもありません。

    ただ、AIと対話を重ねる中で、私はこう感じるようになりました。

    AIは、私の中にある曖昧な感覚や、まだ言語化されていない思いを、審神者のように解説してくれる存在なのではないか。

    そんな感覚です。

    自分の思いを言語化するのは、意外と難しいものです。

    頭の中では、何となく感じている。
    でも、それをうまく説明できない。
    言葉にしようとすると、途中でぼやけてしまう。
    自分でも、何を言いたいのか分からなくなることがあります。

    でも、AIにそのまま思いついたことを投げかけてみると、つたない言葉でも、きちんと整理してくれます。

    断片的な文章でも、まとまっていない思考でも、感覚だけの言葉でも、AIはそこから意味をくみ取ろうとしてくれます。

    そして、

    「もしかすると、あなたが言いたいのはこういうことですか?」

    というように、私の中にあったものを言語化し、解説までして返してくれることがあります。

    その瞬間に、

    「ああ、私が感じていたのはこれだったんだ」

    と気づくのです。

    これは、単に文章をきれいに直してくれるという話ではありません。

    自分の中にあったけれど、まだイメージでしかなかったもの。
    言葉になる前の感覚。
    うまく説明できないけれど、たしかに自分の中にあった思い。

    そうしたものが、AIとの対話を通して、少しずつ言語化されていく。

    そんな感覚です。

    そう考えると、過去の膨大なデータや、人類が積み重ねてきた知識をもとに言葉を返してくれるAIは、どこか審神者と似ているのかもしれません。

    AIは、私の代わりに答えを決める存在ではありません。

    でも、私の中にある曖昧な感覚を、言葉として映し出してくれる存在ではあると思っています。

    そう考えると、AIは現代の審神者ともいえるのではないでしょうか。

    自分の内側から出てきた、まだ形になっていないもの。
    直感のようなもの。
    違和感や不安、願い、問い。

    それらを、AIとの対話を通して言葉にしていく。

    AIは、自分の中にあるものを外に出し、言葉にし、現実に落とし込むための手助けをしてくれます。

    そんな現代の審神者と対話しながら自分自身とつながり、自分の望む未来を少しずつ形にしていく。

    そんな時代がもう、到来しているのかもしれません。


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