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MeshyとShapezoを使って感じた、AI 3Dデザインで本当に大切なこと

3DデザインにAIを使うようになって、少し考え方が変わった。

以前は「AIで3Dモデルを作れる」ということ自体が大きな進歩だと思っていた。

でも実際に使ってみると、重要なのはモデルを作れるかどうかではなかった。

「そのモデルを、何のために作るのか」

結局ここが一番大事だった。

最近、私はMeshyとShapezoを使う機会が増えたのだが、この2つは同じ「AI 3Dツール」と考えるより、まったく違う役割を持つものとして考えたほうが使いやすいと感じている。

Meshyは「モノ」を考えるためのAI

Meshyを使うとき、私が考えているのは建物や家具、プロップ、ランドスケープ要素など、一つひとつの「モノ」だ。

たとえば、

「少し未来的な屋根を持つ小さな公共施設を考えたい」

「公園に置く特徴的なベンチを何パターンか見てみたい」

といった、形そのものについて考えたいときに便利だ。

特に面白いのは、頭の中にある曖昧なイメージを、とりあえず3Dとして確認できること。

完成形を作るというより、

「こういう方向もありかもしれない」

というアイデアを試すために使う。

私はこの使い方がかなり重要だと思っている。

AIに正解を出してもらうのではなく、AIに複数の可能性を見せてもらう。

その中から人間が選ぶ。

この順番なら、AIをデザインの邪魔に感じにくい。

Shapezoは「モノ」ではなく「場所」を考える

一方でShapezoを使うと、考える対象が変わる。

建物単体ではなく、

「この場所には何があるのか」

「周辺の建物はどのくらいのボリュームなのか」

「道路やオープンスペースはどう配置されているのか」

といった、場所全体の関係を見ることができる。

地図上でエリアを指定して、そこから3Dの空間を作っていく。

この感覚は、通常のモデリングソフトとは少し違う。

最初から細かい建物を作るのではなく、まず大きな空間を眺める。

私はこれを、**「3Dモデルを作る」というより「3Dの地図を作る」**感覚に近いと思っている。

実は「どちらを使うか」より、順番が面白い

ここからが、私が最近一番面白いと思っているところだ。

MeshyとShapezoは競合するツールとして考える必要がない。

むしろ、順番に使うと役割がはっきりする。

まずShapezoで周辺環境を見る。

建物の密度、道路、空地、地形などをざっくり把握する。

その後でMeshyを使って、そこに置く建物や施設のアイデアを作ってみる。

つまり、

「場所を考える → モノを考える」

という流れだ。

逆に、建物のデザインから考えたい場合はMeshyでいくつか形を作り、それをShapezoのようなコンテキストの中に置いてみる。

すると、単体では良く見えた建物が、周辺環境に入れた瞬間に「ちょっと大きすぎるな」と感じることもある。

この違いが面白い。

3Dデザインでは、単体の完成度だけを見ていると気づけない問題がかなりある。

AIモデルを「完成品」だと思わない

ただし、ここには注意も必要だと思う。

AIが作った3Dモデルは、見た目がそれらしくても、そのまま設計データとして扱えるとは限らない。

寸法、座標、スケール、形状の正確性、トポロジー、マテリアルなど、確認すべきことはたくさんある。

特に建築や都市計画のように、現実の寸法や法規、施工条件が関係する場合はなおさらだ。

だから私は、AIモデルを見るときに、

「これは正しいモデルなのか?」

ではなく、

「このモデルから何を判断できるのか?」

と考えるようにしている。

この違いは意外と大きい。

AIモデルは、最終成果物として使う前に、意思決定のための材料として使う。

そのほうがAIの強みを活かしやすい。

3D制作の最初に「精度」を求めすぎない

これまでの3D制作では、最初からある程度きちんとしたモデルを作ろうとすることが多かった。

でも、初期段階では本当にそこまでの精度が必要なのだろうか。

例えば、まだ「駅の近くにどんな施設を配置するか」を考えている段階で、窓の形や壁の厚さまで決める必要はない。

必要なのは、建物の位置、大きさ、高さ、周辺との関係だったりする。

そう考えると、AIによるラフな3Dモデルにはかなり価値がある。

精度が低いことが問題なのではなく、目的に対して必要以上の精度を求めることが問題なのかもしれない。

この考え方は、AI 3Dツールを使い始めてから強く感じるようになった。

最終的には人間の判断に戻ってくる

Meshyで建物を作る。

Shapezoで周辺環境を見る。

そして、その結果を見ながら「本当にこの形でいいのか」を考える。

ここにはAIだけでは完結しない部分がある。

都市の雰囲気、周辺とのバランス、使う人の動線、地域の特徴。

こうしたものは、単純に3D形状へ変換できる情報ではない。

だからAIに全部任せるというより、

AIに「考えるための材料」を大量に作ってもらう。

そして、人間がその中から必要なものを選び、修正し、意味を与えていく。

今のところ、私はこの使い方が一番しっくりきている。

AI時代の3Dデザインは「作る」から「選ぶ」へ?

MeshyとShapezoを使っていて感じるのは、3D制作の作業そのものが少しずつ変わっていることだ。

これまでは、

「どうやってモデルを作るか」

が大きなテーマだった。

これからは、

「どんなモデルを試すか」

「どの案を残すか」

「現実の場所に置いたとき何が変わるか」

を考える時間が増えていくのかもしれない。

もちろん、精密なBIMや施工モデル、測量データなどが必要な場面では、従来の専門ツールがこれからも重要だと思う。

でも、アイデアを考える初期段階まで、最初から重いワークフローにする必要はない。

私なら、まずAIで可能性を広げる。

その後、本当に必要な部分だけをBlenderやRevit、SketchUpなどで作り込む。

AIに全部作ってもらうのではなく、AIに「最初の一歩」を軽くしてもらう。

今のところ、これが私にとって一番現実的なAI 3Dデザインの使い方だ。

そして、Meshyは「モノ」を考える。

Shapezoは「場所」を考える。

この2つを分けて考えるだけでも、AIを使った3Dデザインの見え方はかなり変わってくると思う。

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