
バイオリニストを目指している20代です。
肩書きとしては、まだ何者でもありません。
プロとも言えないし、胸を張れる実績があるわけでもない。
ただ、毎日バイオリンをケースから出して、音を出しています。
練習は、思っていたよりずっと正直です。
集中できる日もあれば、
音が荒れて、自分の心までざらつく日もある。
同じフレーズを何十回も繰り返して、
それでも昨日より下手に感じることもあります。
うまくいかないときほど、
音は感情を隠してくれません。
焦りも、迷いも、疲れも、
弓を通してそのまま表に出てしまう。
だから私は、練習をしているというより、
自分の状態を確かめている感覚に近いのかもしれません。
完璧じゃない時間がほとんどです。
理想通りに弾けた日より、
思うようにいかなかった日のほうが、圧倒的に多い。
それでも、ケースを閉じてしまわずに、
また次の日に弓を持つ。
その繰り返しの中にしか、前に進む道はないと感じています。
このアカウントでは、
立派なことはあまり書けないと思います。
成功の話も、上達のコツも、
胸を張って語れる段階ではありません。
ただ、続けている途中で感じたこと、
音と一緒に揺れた感情を、言葉に残していきたい。
バイオリニストになる途中で、
人としても、まだ途中です。
それでも、続けていること自体に意味があると信じて。
今日も、まだ整っていない音で、生きています。