
大河ドラマ「豊臣兄弟!」第25回。祝!城主正勝と、安土城で深まる信長の孤独。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」第25回。今回の見どころは、何といっても蜂須賀正勝の『祝!龍野城主』ですね。
おめでとうございます。長かったですね。3年のはずが、15年も。本当によく頑張りました。でも、いくら待たされても秀吉の傍から離れなかった正勝の気持ちも、このドラマ「豊臣兄弟!」の豊臣ファミリーを観ていればわかる気がします。
あくまでもドラマ「豊臣兄弟!」の世界においてですが、殺伐とした戦国乱世において、明るく家族思いの豊臣ファミリーを知ってしまったら、他には行きたくなくなると思います。「この人たちとずっといたいな」って思わせてくれる温かみがあります。
あくまでも、今(第25回段階)の豊臣ファミリーには、ですが。。。
さて、そんな豊臣ファミリーと真反対な超ブラックな織田家。今回は、豊臣家と織田家の対比が際立っていましたが、実は、信長なりの「やさしさ」があったことが、兄想いの市によって語られました。
が、あの場面。安土城の天守から世の中を眺める信長の背中だけでも、天下一統へ突き進む信長なりの苦悩を読み取ることができました。
「豊臣兄弟!」の俳優陣って皆さん上手くて、余韻とか、間とか、行間とか、雰囲気とか、セリフに頼らずとも表情とか背中とか佇まいだけで表現できる方々だと思います。
特に信長の小栗旬さんは、登場するごとに「信長」感が増していて、セリフなどほとんどなくても微妙な表情とかで『その時の信長』を見事に演じている。凄いです。
そして彼の表情から、『第六天魔王という業を自ら背負ってでも、天下一統を突き進める覇者信長の覚悟と孤独と苦悩』を感じ取ることができてしまう、と観るたびに惚れ惚れしてしまうのです。
もちろん、あくまでも個人的な好みによる感想に過ぎないのですが、小栗さんの信長が素晴らしいだけに、いよいよ「本能寺の変」を間近に控えて盛り上がるしかないこの状況を、ひたすら楽しみにしてしまうばかり。
「豊臣兄弟!」はどんな「本能寺の変」を描くのか。そこに秀吉だけでなく、主役の秀長をどう絡ませるのか。ますます気になってきた回でした。