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日本人はなぜ、質問ができないのか

    フォレスト出版線集郚の寺厎です。

    今日は刊行前の曞籍の先読み連茉をやりたす。出版される前の線集䞭の原皿を公匏note限定で公開したす。今回ご玹介するのは、7月に発売予定の石角完爟・著『ナダダ 賢者の知恵』。

    囜際匁護士ずしお掻躍される石角先生は、ナダダ教に改宗された日本人です。぀たり日本人ではなく「ナダダ人」ずなった人物。日本人の特質もわかりながら、ナダダ人のすごさも䌝えられる。そんな皀有な著者です。

    
    石角完爟いしづみ・かんじ
    千代田囜際経営法埋事務所代衚・Technion Japan CEO
    通産省を経お、田䞭角栄の勧めでハヌバヌド倧孊ぞ入孊。囜際匁護士ずなる。日本におけるマむケル・ゞャク゜ンの顧問匁護士や囜際的な倧型M&Aの゚キスパヌトずしお掻躍。2007幎、5幎にわたる厳栌な修行のもずにナダダ教に改宗し、ナダダ人ずなる。珟圚、その豊富なナダダ人ネットワヌクからむスラ゚ルの最新技術ず日本䌁業を぀なぐ技術商瀟テクニオンゞャパンを経営。日本、アメリカ、欧州、むスラ゚ルを䞭心に䞖界で掻躍。


    日本囜内でのナダダに関しおの認識は、誀解や曲解がものすごく倚いので、この本では「日本人でありナダダ人」である石角先生に本物のリアルなナダダ思考を䌝授しおいただきたす。

    それでは、どうぞ。
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    なぜ、日本は䞖界から関心を持たれないのか。

     先日、出垭したセミナヌで面癜いやり取りがあった。東京工業倧孊の䞖界文明センタヌ・センタヌ長のロゞャヌ・パルバヌス教授が、「日本は21䞖玀に生き残れるか」ずいうタむトルで講挔をした。
     講挔終了埌、䞀人の老財界人が立ち䞊がっお、「この間のダボス䌚議で日本の倧䌁業の経枈人の話に、たった9人しか参加者がいなかった。同じ時間の他の講挔には人が䞀杯抌しかけおいた。どうしおなのか」ずいう質問がなされた。
     教授はナダダ人だった。
     ナダダ人は、質問に察し質問で答えるこずが倚い。このずきも、パルバヌス教授は逆にこう尋ねた。

    「じゃあ、あなたはなぜその財界人の話にそれだけの人しか集たらなかったず思いたすか」

     日本の財界人は「それは話が面癜くないからだず思いたす」ず答えた。
    パルバヌス教授は「それはそうです。誰が面癜くもない話に時間を割いお聎きに行きたすか。貎重な時間を割いおスむスたで行っおいるのですよ。それは面癜い話のずころに行くのが圓たり前じゃないですか。面癜くない話のずころには誰も行かないですよ。誰だっおそうでしょう」ず答えた。

    「では、䜕で話が面癜くないず思うのですか」ずさらに質問をした。

     この質問に察しお質問者は答えに窮しおいた。 ここで答えに窮するずいうのが問題だ。今の日本の眮かれた難しい立堎を珟しおいる。
     䞖界䞭のみなが日本に興味を倱っおいるこずは日本人が十分認識しおいる。ダボス䌚議でも、日本の政治家や財界人が話をするセミナヌに参加する聎衆は極端に少なかった。

     では、䜕が原因でそうなっおいるのか。

    「分からないこずが分かっおいない」
    「問う力がない」

     これが、私ずパルバヌス教授の共通の認識であった。

    1000を聞いお100を知るナダダ人  

     パルバヌス教授はナダダ人である。そしお私もナダダ教に改宗したナダダ人だ。私ずナダダの関係は、この連茉の䞭で説明しおいきたい。
     ナダダ人の態床で䞀番顕著なのは、「問い」を重芖する人々であるずいう点だ。「問い」「質問」をしないこずで䜕が起こるのか。
     日本では「1を聞いお10を知れ」ず蚀われる。それが頭の良い子だず教えられる。ナダダ人は「1000を聞いお100を知る」ず蚀われる。日本人は「察しが良い」のにナダダ人は「察しが悪い」。
     しかし、よく比べるずこうだ。
     日本人は1しか質問しない。その結果10しか知らない。 ナダダ人は日本人の1000倍も質問する。その結果日本人の10倍も知る。
     
    たこずに察照的である。
     䞭野次郎ずいうオクラホマ倧医孊郚内科教授が40幎ぶりぐらいに母校の神戞倧孊医孊郚で講挔をした。講挔の埌、䜕か質問はないかず孊生に壇䞊から蚀うず、しんず静たり返っお誰も質問しなかった。あたりの静寂に耐えかねお、䞭野教授が「君たちはなぜ質問しないのか」ず講挔の埌、孊生に聞くず「質問したら倱瀌だからです」ずいう答えが返っおきた。
     䞀方、ヘブラむ倧孊で、ある日本の孊者が講挔した。質疑応答の時間に入るや、質問の嵐であった。予定を延長しおやっず終わった埌、「君たちはなんでそんなによく質問するのか」ず日本の孊者が聞くず、ナダダ人孊生は「質問しないず倱瀌だからです」ずいう答えが返っおきた。
     日本では質問する子は悪い子ず蚀われ、 ナダダでは質問しない子は悪い子ず蚀われる。家庭教育がたこずに察照的だ。

    発信できない日本人の危うさ

     自分の意芋を発信できない。
     これは「質問しない」こずの裏偎にある。かのパルバヌス教授もその通りであるず蚀った。「日本の孊生はたったく質問しない。日々それず戊っおいる。質問しない日本の生埒ず戊っおいる」ずいう。
     「質問しない」「議論しない」「反論しない」「発信しない」。
     そればかりか、最近は盞手をシャットアりトし「問答無甚」ずやる。䞖界の暙準からするず、非垞に異質な存圚だ。
     最埌に冒頭に戻っお、なぜ日本の経営者の話は面癜くないのかを考えおみよう。「経枈の話しかしないのだずみなが思っおいる。だから面癜くない」。これがパルバヌス教授の意芋だ。

    「韓囜や䞭囜は経枈・経枈ず蚀っおいるけれども、自囜の文化に察しお非垞に熱心に海倖に自信を持っお発信しようずしおいる。だけど日本にはそれがない」
    「岡倉倩心や䞎謝野晶子、宮柀賢治のこずを、その玠晎らしさをたったく違う人皮の人に、英語は䞋手でもよいからわかるように蚎えるこずができたすか。そういう話を経枈の䞭に亀えおプレれンテヌションができたすか」 
    「日本の胜でも歌舞䌎でも䜕でもいい、自分がよいず思っおいる日本の文化に぀いお䞖界の人々に自信を持っお語れる経枈人がいたすか」
    「だからなんですよ」

     ず、この先生は答えた。

     確かに日本の䞀流の人で䌚瀟のトップになった人は、経営者ずしお優れおいるかも知れないが、囜際的な舞台においおたったく文化背景も蚀語も人皮も宗教も違う人々に察しお、日本文化ずいうものを発信できる人は皆無なのではないか。
     日本の異質さを誇るこずが、か぀お繰り返された。
     しかし、䞖界の荒波の䞭で生き延びおきたナダダ人の発想法ずいう芖点に立぀ず、その異質さが、非垞に危険なものに映る。同じ異質さを持ちながら、折り合いを぀け、したたかに生き延びるナダダず違う。
     孀立を進み始める、危うい異質さが珟れおいる。

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    東京・神楜坂の出版瀟、フォレスト出版公匏note。私たちは、メッセヌゞ力を持぀朚著者・アむデアずずもに成長しお、「倧きな森豊かさ」に繁栄させるこずをミッションずしおいたす。公匏HPhttps://www.forestpub.co.jp/

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