
頼る
私は人に頼ることができない。
誰かに相談するという選択肢をとった時、その人が保持している幸せを私が奪い取ってしまうような気持ちになる。そんな他人に大きな影響を与えるくらいの人間ではないことくらい承知の沙汰であるが、この感情の柵から抜け出すことはできないのだ。
本来ならその人に流れ続けていたであろう幸せの時間を、自身の介入によって遮断してしまう。遮断するならまだしも、そこから負の感情の世界へと道連れにしてしまう。
不幸の時間軸にいる私たちは、元いた幸せの時間軸に向かわなければならない。ただ、その労力を自身だけでなく、関係のないあなたにも背負わせてしまう。そんな自己嫌悪が、不幸の時間軸にいる私の身体を掴んで離さないのだ。
だから私にとって、誰かに相談するという行動のハードルはものすごく高い。
なのでこの文章は、私からあなたに対してのSOSであり、呪いであり、そして警鐘である。
最後に、ここからは同じように踠き苦しんでしまう人へ。もしかしたらあなたは、これからも声をあげる事へのハードルを、自分自身で下げることは大きな障壁となるかもしれない。だが私は、必ずしも声をあげることが生きることにおいての必須スキルだとは決して思わない。ただ、声をあげることはできなくても、声をあげる勇気を保持していなくとも、あなた達を見つけてくれて、あなた達に差し伸べてくれた手を握り返すくらいの力と勇気は持っていて欲しい。
あなた達を見つけてくれた人は、途中でその手を突き放したりするほど、この世はまだ荒んでいないから。
私とあなただけの秘密の約束です。
お願いします。