
【短編小説】 風物詩がコーヒーの存在を薄める
やあ、みんな元気かい?
これが日本であれば忙しなく働いた12月、年の瀬も迫りコレで今年もようやく区切りがついて、ドコもカシコも「右向け右!」をしたようにほとんど一斉に仕事を納めほんのひと時休暇へ入って行くワケだけど、海外、ヨーロッパ、football文化が根付いた土地にある宿命というのでもないのに、ココ、Englandだけは頑なにクリスマスも当日だけになんとか「最低限の配慮はしましたよ」とでも言いたげなスケジューリングを施して、たとえばSpainやGermanyやItalyみたいに、ついでと言ってはなんだけど周囲をお休みにして連休を与えちょっと母国に帰ったり、普段土日は休めない仕事柄のハードワーカーへこの際家族との週末をゆっくり過ごす時間をプレゼント、なんて考えはハナからないらしいね。
〝Football〟ファーストもここまでくると、「潔し!」とされて文句も出ないのかな。
日本じゃ考えらんないだろう?仕事納めなんて発想はなくって、大晦日もナシ、お正月の三ヶ日もなんだかんだと働き詰めなんてサ。
まあ、コレも〝お国柄〟と言ってしまえば一言でカタのついてしまうオハナシなんだけど、誰が何を大切にしているかとかそんな風に物事を捉えつつピッチを見下ろせば、いつもと違う何かが見えてくるかも知んないゼ?
こんな事でもね。
それがわからないが為に、もうくたばりそうだってのに「権利だ!」「自国ファーストだ!」なんて喚き散らすだけの分からず屋が、あろうことか自己都合のためだけに武器の売買や、果ては軍隊を私兵のように扱って他者に因縁めいた恫喝を行なっている。
もっともらしく聞こえない事を、公式にも非公式にも発表してね。
コレがかつての封建社会や独裁者たちのソレと何が違うというのか、オレにはサッパリわからんね。あまりに、視点が低すぎるのかもしらんけど。
年が明ければオリンピックだって控えていて、ソチラは平和の祭典なんて副題がつけられていた気もするが最近じゃ形骸化してしまって、開催国なんて決める時点から政治色が色濃くって権力者が性懲りも無く顔を出すもんで、100年前にも利用されたプロパガンダの臭いがプンプンして嫌気がさすよな。
これでも、みんなが大騒ぎしないトコを見るとかつてほど露骨であからさまじゃないのかな。
でも、だからってそういった動きに気づけないほど鈍感だったり、愚か者ではないんだろ?君たちは。
いやいや、なんでか途中から、触れるのも穢らわしい話題へと逸れていってしまったけれど、オカシナ企みや企ては瀬戸際だって構わないから食い止めてほしいもんだよ。毎週末を気兼ねなく楽しみに待つためにもさ。