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『こわがりのすん』14シーモンキー💦

    いとこの「やそちゃん」は、シーモンキーなるものを飼っていたらしい。

    いとこの家から帰った「ようちゃん」は、しきりに「おかさん」にシーモンキーをねだる。

    シーモンキーってなぁに?

    海のサル?海にサルがいるの?

    「ようちゃん」は、粘り勝ちで「おかさん」にシーモンキーを買ってもらった。

    「ようちゃん」は、ご機嫌だ。
    それにしても箱の絵、怖すぎるでしょ。

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    箱の絵によると、シーモンキーは人間にそっくりだ。
    人間の様に立ったり泳いだり、お城まで作っている。
    と言うことは、高度な文明を生み出す生物なのだろうか。

    色っぽい女性の様なシーモンキーは、足を組んで座っている。
    こんな怪しい生物を育てようとするなんて、怖すぎる。

    もしシーモンキーが増え過ぎて、うちが乗っ取られたらどうするの?

    「ようちゃん」は「すん」の心配をよそに、着々と飼育準備に取り掛かった。

    専用の容器に水を入れ、卵を孵化させる。
    そして毎日、エサやりをする。

    「すん」は怖いので、「ようちゃん」の部屋には行かなくなった。


    それからしばらく経った時のこと。
    「ようちゃん」は何かの弾みで、シーモンキーの水槽を倒してしまった。

    わあぁぁ〜。

    哀れなシーモンキーは、一瞬にして絶滅した。

    かわいそうだが、「すん」はホッとした。

    シーモンキーは、来る家を間違えたようだ。

     
     

    子葉

     
     
    日々の暮らしの中で心が震えたことや、湧き上がるとりとめのない感情を書き留めています。 九州男児の父と関西女の母に育てられ、北から南まで日本の各地に移り住んだので、 様々な土地の方言や文化が私の思い出に存在しています。

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