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「これでいいんだ」と思えた、アクアリウムの話

長年アクアリウムをやっていると、
ときどき、ちょっと疲れてしまうことがあります。

金魚の健康管理がうまくいかなかったり、
水替えが大変だったり。

餌をあげすぎてしまって、水が汚れやすくなり、
水替えの頻度が増えてしまったり。

水草水槽では、スネールがたくさん増えてしまったり、
大切に育てていた水草が溶けてしまったり。

「かっこいいレイアウトにしたい」と思って流木を置いてみたら、
今度は流木が邪魔で掃除がしにくくなって、
結局、きれいなレイアウトを諦めてしまったり。

青緑色の苔が出たり、
糸状の苔がどんどん長くなったり。

黒ひげ苔なんて、こすってもなかなか取れなくて、
「もういいや……」と諦めたこともあります。

CO2の補充管理が面倒になって、
しばらく添加を止めていたら、
水草の状態が悲しいことになってしまったり。

そんなことを繰り返していると、

「どうして私は、みんなみたいにうまくできないんだろう」

と思うことがあります。

YouTubeを見れば、きれいな水槽がたくさんあって。
Instagramを見ても、まるで絵画みたいな水槽ばかり。

「こんなところに赤い水草を植えたら、きっときれいだろうな」

「こんなレイアウトにしてみたいな」

と思うことはたくさんあります。

水草の本を買って、
「こういうふうにレイアウトするときれいですよ」
「こうすると水草がうまく育ちますよ」
と書いてあるのを読んだりもします。

でも、実際にやってみると、
なかなか本のようにはいかない。

思っていた場所に水草が育たなかったり、
レイアウトが崩れてしまったり。

気がつけば、
InstagramやYouTubeで見る水槽とは全然違う。

そんなとき、自分の水槽が急にちっぽけに見えてしまって、
ちょっと悲しくなることがあります。


そんなある日、YouTubeを見ていました。

たまたま見た、「アクアリウム大学」の水替えについてのお話だったのですが、
そこで聞いた言葉に、私はとても励まされました。

それは、

「目の前にいる生き物を、どれだけ大切にできるか」

ということ。

きちんと水替えをすること。

毎日、お魚に餌をあげること。

お魚の様子を見てあげること。

「それができているなら、
それだけでも十分なんだ」というお話でした。

その言葉を聞いて、なんだか胸が軽くなりました。

私は、レイアウトコンテストに出たいわけではありません。

誰かに「すごい水槽ですね」と言ってもらいたいわけでもありません。

もちろん、きれいな水槽には憧れます。

できることなら、Instagramに載っているような、
うっとりするような水槽を作ってみたい。

でも、私にはそこまでの技術もなければ、
毎日水槽に向き合える環境やプレッシャーもありません。

だから、きっと私は、
ものすごく上手なアクアリウムを作れるようにはならないと思います。

それでも、

「できることなら、それなりにきれいにしたい」

という気持ちはあります。

でも、思うようにはいかない。

それで落ち込むこともあります。


でも、その動画を見て、

「ああ、私はこれでいいのかもしれない」

と、少しだけ思えました。

長年、私はお魚たちを育ててきました。

水替えをして、
餌をあげて、
様子がおかしくないか見て、
できる範囲でお世話をしてきました。

そして、長い間一緒に過ごしてくれているお魚もいます。

そう考えたら、

「私もちゃんとアクアリウムをやってきたんだな」

と思えたんです。

きれいな水槽を作れるかどうかだけが、
アクアリウムの価値じゃない。

苔が生えていてもいい。

レイアウトがちょっと不格好でもいい。

思ったように水草が育たなくてもいい。

流木が邪魔でもいい。

たまには水槽を見て、

「もうちょっと何とかならないかな……」

と思ってしまってもいい。

その水槽の中にいる生き物たちを大切にして、
今日もちゃんとお世話をしてあげられたなら。

それだけで、十分なのかもしれません。


YouTubeやInstagramを見ると、
つい「もっと上手にならなきゃ」と思ってしまいます。

でも、本当は誰かの水槽と比べなくてもいいんですよね。

私の水槽には、私の水槽の時間がある。

きれいに整った水槽ではなくても、
そこには長い時間を一緒に過ごしてきたお魚たちがいる。

その子たちが今日も元気に泳いでいる。

それだけで、十分うれしいことなんだと思います。

「今日もちゃんと水替えできた」

「今日も餌をあげられた」

「今日も元気に泳いでるな」

そんな小さなことを、
もう少し自分で褒めてあげてもいいのかもしれません。

アクアリウムが上手じゃなくてもいい。

映えなくてもいい。

誰かに見せるためじゃなくてもいい。

目の前の小さな命を大切にできているなら、
それだけで、アクアリウムをやっている意味はちゃんとある。

そう思えたら、
なんだか少し、ほっとしました。

そして今日も、

「これでいいんだ」

と思いながら、
水槽を眺めています。


金魚のサクラくん


大好きな植物たち🪴癒されます🥰
レオパの「ぽたん君」
熱帯魚&水草水草

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