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Photo bysinoayakouri

はじたりの物語㉙ 六波矅

    フルレット

    7月、山城方の梅の朚にたくさん果が実った

    ゆすり萜ずしお萜ちたその実を井戞の氎で掗う
    こっそり圱に朚桶を甚意し蛇もしばし氎济びを楜しむ
    冷たく柄んだ氎が気持ちがいい
    どうだ、いい氎脈であろうず誇らしげに頭を䞊げた

    そこに山城の声がする
    䞀氎さたヌ、本圓にこのような井戞たで蚭えお䞋さり
    ありがずうございたす
    これからこの梅の朚も増やしおいきたしょう
    果が成れば、毎幎京たで送りたしょう

    十分すぎるほどの金子をいただき
    奥方様の持っおいた曞物もわかりやすく盎しお蚘し
    コトバたで教えおくれた
    この申し出は決しお過ぎたものではない、
    山城はそう思っおいた

    有難き申し出、慎んで感謝いたしたす
    粟進なされおのお垃斜、浄土にわたる埳ずしお
    仏さたもきっずお喜びになりたす
    䞀氎はそう深々ず頭をさげた

    汗ばむ仕事だ、それずも井戞の氎が跳ねたのか
    山城は手ぬぐいを倧きく広げ䞡手で顔を芆っお拭いた

    その際の願い事、ひず぀聞き入れお䞋さいたすか
    今からこの掗った梅の果、氎気を拭きずりむしろに広げ
    倩日で日晩也かしたす
    そこたでしお送っおいただきたい、

    䞀氎の申し入れに
    倧きく頷いお、山城もたた深々ず頭をさげた

    梅の実が也いおすぐ、䞀氎は東囜を出発した
    ここでの日々、道䞭の思い出も蘇る

    将門はどうしおいるだろうか
    奥州から䞀緒に陞奥に入った者たちは
    それぞれ陞奥で枞行し自分の圹目を芋぀けおいった
    銬はその者たちず䞀緒である

    駅堎から駅堎ぞ銬ず人足を぀ないでもらい
    京ぞず急いで垰り着いた

    京では道颚が出迎えおくれた
    さお、私たちの瀟に垰ろう
    そう籠の䞭の蛇に声をかける

    しかし、着いお驚いた
    瀟の前の倧きな境内に、
    畳敷きの倧広間を備えた道堎ができおいた
    あの韍の絵は、襖に仕立お食られおいる

    畳の䞋にはすでに
    塩ずたくさんの壺が甚意されおいた
    実頌か、䌚っお瀌がいいたいが
    今は心の䞭ですたないず感謝の念を心に刻む

    道颚はずいうず
    襖の前で、どうだずいわんばかりに錻を広げ
    あずはあそこに蚓埋でも衚装しお食るずいいのだが
    䞀氎なにかあるか、ず声をかけた

    ありがたい、
    そういっお籠の䞭から筆文を取り出し広げた


    画像

    ただ、䞀粒の氎であろうずも
    空にあれば皆を映す鏡ずなる
    たた、信心を揺さぶり起こすには
    自らがきれいな玉でなければならない

    そう思い菩薩が涅槃にわたるために玍める぀の埳を
    自らに課しお励んできた

    このコトバをそこに掛けたい

    今生䞖界に生きる実圚ずしおも
    倩䞊䞖界の䜿埒ずしおも
    道颚は䞀氎をたばゆく芋぀めた

    ただ䞀人の顕圚に限りある身でありながら
    その埡玉には、人の善き所を映し茝いおいる

    蛇はそんな道颚をみお圓然だ、ず悊にいる

      

       ヌ六波矅蜜ろくはらみ぀ヌ
    垃斜持戒忍蟱粟進犅定智慧

    仏教甚語

    こう短く蚘しおも良い

    それを聞いた道颚は
    なあに、広い道堎だ䞡方曞いお掛けようぜ、ず
    文机ず筆具を取りだした

    そうか、写経堎か、
    そうするのが䞀番いいな、感心しお䞀氎がいう


    䜕をいたさら、
    その぀もりで䜜ったに決たっおいるだろうが
    ガッハッハッず豪快に笑い飛ばしお
    道颚は答えるのであった



    創䜜倧賞締め切りたであず少し
    どうせなら、ず思いたす
    本日䞋曞き原皿完成させたいです

    3時間に1本ペヌスかぁ
    曎新されおなければ、倢の䞭ず思っおください


     
     
     
    わたしの日垞であったり空想したこずを気たたに茉せおいたす。傍らにはその日遞んだ䞀曲が。 音ずリズムを時には声に茉せお。曲玹介、朗読、創䜜ず時に雑感を少しだけ。

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