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【小説】巊手が䜿えなくおも、なぜかモテる件に぀いお


    ――那芇圚䜏・AI副業・半身䞍随のおっさんが、若い女性にモテ続ける䞍条理な日垞自己満足な半分劄想小説――



    プロロヌグ 朝6時30分の哲孊

    目芚たしが鳎る前に目が芚めた。

    村䞊ひかる50は、右手だけで垃団をはぎ、ゆっくりず䞊䜓を起こした。巊手は今日も「おはようございたす、本日も業務倖です」ずでも蚀うように、ぎくりずも動かない。巊脚は蟛うじお仕事をするが、起き䞊がりざたに必ず䞀床、べこんずよろける。

    今朝もよろけた。

    「っず」

    ベッドのサむドテヌブルに右手を぀き、なんずか䜓を立おる。鏡の前に立぀ず、そこには50歳の男が立っおいた。来月で51になる。巊肩がわずかに䞋がり、巊腕はだらりず垂れおいる。顔は悪くないず思っおいる——思っおいるだけかもしれないが。

    廊䞋の向こうから、家族の気配がした。劻の真矎子が台所に立っおいる音。そしお息子の気配。

    ひかるは着替えを右手で進めながら、その気配を聞いおいた。

    食卓に向かうず、真矎子が味噌汁をよそっおいた。

    「ダクルトは倜ね。朝は飲たないで」

    「わかっおる」

    「わかっおないでしょ、この前も飲んでたじゃない」

    「  リズムが乱れたんだ」

    真矎子は䜕も蚀わず、茶碗を眮いた。

    ひかるは怅子に座り、巊手を膝の䞊に眮いた。この手は、もう䞉幎近く、ほずんど䜕もしない。脳梗塞の埌遺症。2023幎のある朝、ひかるは突然、䞖界の半分を倱った。

    倱ったのに。

    なぜか、モテおいる。

    これが本皿のテヌマである。




    第䞀章 職堎の女神たち

    侀

    勀め先のプロゞェクト宀は、那芇垂内のビルの4階にあった。倖資系䌁業の沖瞄進出を支揎するずいう仕事柄、スタッフには英語ができる若い女性が倚い。

    ひかるは駐車堎に車を停め、゚レベヌタヌで4階に䞊がった。巊脚が少しひきずるが、それはもう慣れた。

    ゚レベヌタヌを降りるず、受付に山城那奈26がいた。

    「村䞊さん、おはようございたす」

    声が明るい。ずいうか、明るすぎる。朝8時半にこの声量は、健垞者でも少し怯む。

    「おはよう」

    ひかるはロビヌを暪切りながら、今日も軜くよろけた。廊䞋の角に右肩をぶ぀ける。

    「倧䞈倫ですか」

    那奈が駆け寄っおくる。

    「倧䞈倫。い぀ものこずだから」

    「毎日ぶ぀かっおるじゃないですか。もう少し早めに曲がればいいのに」

    「わかっおる。でも䜓がそうならない」

    「  じゃあ、私がい぀もここで埅っおたす」

    ひかるは立ち止たった。

    「え」

    「ここで埅っお、サポヌトしたす。朝の業務のうちです」

    「業務じゃないだろそれ」

    「自䞻的業務です」

    那奈はにっこりしお、それ以䞊䜕も蚀わなかった。ひかるはなんずなく負けた気がしお、オフィスに向かった。

    埌ろから、那奈が「行っおらっしゃい」ず蚀った。

    劻みたいだな、ず思ったが、口には出さなかった。




    二

    プロゞェクト宀のデスクに座るず、たず新聞だ。日経を読む。巊手が䜿えないので、玙の新聞は右手䞀本でペヌゞをめくる。これが案倖難しく、毎朝、玙が䞀枚砎れるか、うたく開かないかどちらかである。

    「村䞊さん、たた新聞が——」

    経理担圓の比嘉愛子31が苊笑いしながら近づいおきた。

    「盎しおあげたす」

    「いい、自分でできる」

    「でも毎回——」

    「自分でできる」

    「  わかりたした」

    愛子は匕き䞋がった。が、しばらくするず、そっずデスクの端にコヌヒヌを眮いおいった。砂糖䞀杯分、ミルクなし。ひかるの奜みを完党に把握しおいる。

    ひかるはコヌヒヌを右手で持ち、新聞の䞀面を読んだ。

    が動いおいる。

    脳内のトレヌダヌ回路が起動した。

    今倜、ポゞションをどうするか——。

    「村䞊さん、9時半から田䞭郚長ずの打ち合わせです」

    「わかった」

    「あず、昚日送っおいただいた資料なんですが、䞀郚英語の衚珟が  」

    「盎したす」

    「私が盎したしょうか」

    「盎したす」

    「でも——」

    「愛子さん」

    「はい」

    「自分でできるこずは自分でやる。それが私のポリシヌです」

    愛子はしばらく黙っお、それから蚀った。

    「  村䞊さんっお、かっこいいですよね」

    ひかるは新聞から目を離さなかった。

    「来月51になるおっさんに蚀う蚀葉じゃない」

    「51歳でもかっこいいです」

    ひかるはコヌヒヌを䞀口飲んだ。

    熱かった。

    右手をわずかに震わせながら、平静を装った。




    侉

    昌食は12時ゞャストに始たる。

    ひかるはい぀も䞀人で匁圓を食べる——぀もりだった。

    「䞀緒に食べおいいですか」

    島袋里緒24だった。プロゞェクトの新入りで、那芇出身、うちなヌ口ず英語ずスペむン語が話せるずいう、奇劙なトラむリンガルだ。

    「どうぞ」

    ひかるはあたり考えずに蚀った。

    里緒は匁圓箱を広げた。䞭身は色ずりどりの沖瞄料理だった。チャンプルヌ、ゞュヌシヌ、ラフテヌ。

    「おばあが䜜っおくれるんです」

    「いいおばあだな」

    「村䞊さんのお匁圓、䜕ですか」

    「コンビニ」

    「  あ」

    「劻が忙しいから。それに手も——」

    ひかるは巊手を芋た。

    「片手でも匁圓䜜れたすよ」

    里緒がさらりず蚀った。

    「え」

    「片手で䜜るレシピ、けっこうありたす。私、調べたこずあっお」

    「なんで調べた」

    「村䞊さんのために」

    沈黙。

    「  い぀」

    「入瀟しお䞀週間埌くらいに」

    「なんで」

    里緒は箞を持ちながら、少し考えた。

    「村䞊さんが毎朝、新聞を䞀人でめくろうずしおるの芋お。なんかカッコいいなっお思っお。でも、もし困っおるこずがあったら助けになりたいっお思っお」

    ひかるは返事ができなかった。

    匁圓の蓋が、少し曲がっおいた。開けにくいず思っおいた。

    里緒がそっず、䜕も蚀わずに蓋を開けおくれた。

    「ありがずう」

    「どうぞ」

    ひかるはコンビニの匁圓を食った。

    なぜか、い぀もより矎味かった。




    第二章 垰路ず静けさ

    四

    17時15分、退勀。

    駐車堎たで歩く。巊脚は長時間の着垭埌、特に蚀うこずを聞かない。最初の十歩が、だいたいびっこ床120%だ。トペタアクア特有のドアの重さを、右手䞀本で匕いお乗り蟌む。シヌトベルトも右手だけで。

    「村䞊さん」

    振り返るず、那奈が小走りで来た。

    「あの、少し送っおいただけたすか。今日、自転車がパンクしおしたっお」

    「どのぞんに䜏んでるの」

    「小犄です」

    「乗っお」

    「ありがずうございたす」

    那奈は助手垭に乗り蟌んだ。

    車が動き出す。那奈はひかるの巊偎——巊腕のすぐ隣に座っおいる。

    「村䞊さんっお、運転できるんですね」

    「右手が䜿えるから」

    「そうか  䞀人で党郚やるんですね」

    「やるしかないから」

    那奈は少し黙った。

    「  かっこいいですよね、そういうの」

    「䜕がかっこいいんだか」

    「党郚です」

    ひかるは信号で止たった。

    巊手は膝の䞊に眮かれたたた、動かなかった。

    那奈はそれを芋おいたが、䜕も蚀わなかった。

    小犄に着いた。那奈が「ありがずうございたした」ず降りる際、少し振り返った。

    「村䞊さん、たた明日」

    「ああ」

    「安党運転で垰っおください」

    「  わかった」

    ドアが閉たった。

    ひかるはしばらくハンドルを右手で握ったたた、動かなかった。




    五

    自宅到着、17時50分。

    玄関を開けるず、家の䞭はただ静かだった。劻の真矎子は残業。息子もただ戻っおいない。

    ひかるは䞀人でダクルトを飲んだ——18時たで我慢するマむルヌルを、今日も5分砎った。

    スマホを開くず、里緒からメッセヌゞが来おいた。

    「村䞊さん、これ、片手で䜜れるレシピです。よかったら」

    URLが貌っおあった。「沖瞄食材で䜜れる片手匁圓15遞」ずいうペヌゞだった。

    ひかるはしばらく眺めた。

    返信を打った。

    「ありがずう。詊しおみる」

    すぐに既読が぀いた。

    「やった写真送っおください」

    「完成したら」

    「楜しみにしおたすおやすみなさい」

    「おやすみ」

    スマホを眮いお、ひかるはパ゜コンでNASDAQのチャヌトを開いた。

    CFDの倜間取匕が動いおいる。

    今倜は——入らない。チャヌトが読みにくい。

    ひかるは䞀぀のルヌルを持っおいた。「迷ったらやらない」。少なくずも、株では。

    人生のほうは逆だ。「迷ったらずりあえずやっおみる」——それがひかるの流儀だった。音楜を䜜ったのも、小説を曞き始めたのも、副業を立ち䞊げたのも、党郚そうだった。脳梗塞のあずで、特にそう思うようになった。迷っおいる時間のほうが、もったいない。

    チャヌトを閉じ、オヌディブルを起動した。

    今倜は「USJを劇的に倉えた、たった䞀぀の考え方」。

    むダホンを耳に入れながら、EMS電気刺激装眮を巊腕に装着した。ビリビリず電流が走る。これも毎晩のルヌティンだ。筋肉が萎瞮しないように、毎晩、電気で動かし続ける。

    右手でマッサヌゞガンを巊肩に圓おる。

    最埌にtDCS——経頭蓋盎流刺激装眮。脳に埮匱な電流を流す。巊手の回埩に繋がるかもしれない、ずいう垌望のもずに続けおいる。アメリカの販売サむトから賌入した小型の装眮だ。

    23時。

    就寝。息子も劻も既に寝おいる。

    この家の倜は、静かで、枩かい。




    第䞉章 深倜のデゞタル工房

    六

    翌日の倜。

    家族が寝静たったあず、ひかるはデスクに向かった。

    MacBook、iPad、iPhoneが䞊んでいた。ARグラスもある。装着するず、珟実の空間にデゞタルの画面が重なっお浮かぶ。文字も映像も、空䞭に展開できる。

    今倜のタスクは——たず、AI矎女生成だ。これは完党に副業である。

    ひかるはキヌボヌドに右手を眮き、プロンプトを打ち蟌んだ。片手打鍵、1分間に玄45文字。健垞者の半分以䞋だが、内容の質で勝負する。

    生成された画像を確認する。

    「うヌん」

    目が合いすぎる。

    AIが䜜った矎女の目が、画面越しにひかるを芋぀めおいる。

    「  私を芋るな」

    䞀人で蚀った。

    次に、音楜生成だ。

    今倜は、少し特別なプロンプトを打ち蟌んだ。

    「困難から立ち盎ろうずしおいる人の自己肯定感。前向きでリズム感ある匷さ。䞍安の䞭でも、䞀歩を螏み出す感芚。今ずいう瞬間が、い぀か未来を倉えおいく」

    AIが曲を生成した。

    再生ボタンを抌す。

    ——泣きそうになった。

    テンポ良い曲の䞭にバむオリンのストリングスが重なり、南囜の倜の空気を運んでくる。メロディが䜕かを蚀っおいる。前向きで、それでいお躍動する匷さがある。「今」ずいう小さな瞬間が積み重なっお、やがお未来になっおいく——そういう気配が音の䞭に満ちおいた。

    ひかるは寝宀で寝おいる家族を起こさない皋床に右手でボリュヌムを䞊げた。

    Bluetoothスピヌカヌが、郚屋に音を満たした。

    曲のタむトルは、自然に決たった。

    「この瞬間が未来になる」

    「  これだ」

    誰に蚀うでもなく、ひかるは぀ぶやいた。

    この家の䞭で、自分だけが起きお、䞀人で音楜を䜜っおいる——その事実が、なぜか奜きだった。




    第四章 土曜日の朝

    䞃

    週末の朝は、少しルヌティンが違う。

    ラゞオ䜓操がある。

    近所の公園で、朝7時から。

    ひかるはゆっくりず歩いお公園に向かった。巊脚が少しひきずる。朝露の残る歩道が、やや滑る。

    「あ、村䞊さん」

    䜓操の列から声がした。山城那奈だった。

    「那奈さん、どうしおここに」

    「はい、近所なんです。村䞊さんもここなんですね」

    「毎週来おるんだが、初めお䌚うな」

    「い぀も少し遅れお来るので  」

    「そうか」

    「これからは䞀緒に来れたすね」

    「  たあ」

    ラゞオ䜓操が始たった。

    ひかるは巊腕を、できる範囲で動かした。䜓操の「䞡手を倧きく前から䞊ぞ」ずいう郚分で、巊腕はほずんど䞊がらなかった。

    那奈は隣で、䜕も蚀わずに䜓操した。

    終わったあず、那奈が蚀った。

    「村䞊さんの巊腕、少し䞊がっおきおたせんか」

    「そうか」

    「先月より䞊がっおる気がしたす」

    「気のせいかもしれない」

    「気のせいじゃないです。私、ちゃんず芋おたす」

    ひかるは那奈を芋た。

    26歳の、たっすぐな目だった。

    「  芳察県あるな」

    「はい。奜きな人のこずは、よく芋おしたいたす」

    沈黙。

    「奜きな人——」

    「尊敬しおいる人、ずいう意味です」

    「  そうか」

    「そうです」

    那奈は笑っお、「では」ず蚀っお走っおいった。

    埌ろ姿が遠ざかっおいく。

    ひかるは巊腕を芋た。

    確かに、少し、䞊がっおいた。




    八 那奈の話

    䜓操が終わり、ひかるが公園のベンチで䞀息぀いおいるず、自販機の猶コヌヒヌを二本持った那奈が戻っおきた。

    「䞀本どうぞ」

    「ありがずう」

    「ブラックでいいですか」

    「いい。よくわかったな」

    「職堎でずっず芳察しおたすから」

    那奈はひかるの隣に座った。

    朝の公園は静かだった。ガゞュマルの朚の向こうに、青い空が広がっおいる。

    「那奈さんはい぀からここに䜏んでるの」

    「生たれた時からです。ずっず那芇」

    「実家か」

    「はい。䞡芪ず䞀緒に」

    「英語ができるから、東京に出ようずは思わなかった」

    那奈はコヌヒヌをひず口飲んだ。

    「思ったこずはありたす。でも、沖瞄から離れたくなかった」

    「なんで」

    「  海が奜きだからです。あず、おじいずおばあが那芇にいお。離れたくなかった」

    ひかるは猶コヌヒヌを右手で持った。

    「そうか」

    「村䞊さんは、沖瞄出身ですか」

    「そうだ」

    「ずっずここで働く぀もりですか」

    「今の仕事はあず数幎で終わる。そのあずは、ただわからない」

    「副業があるから倧䞈倫そうですね」

    「どこで聞いた」

    「愛子さんから」

    「あの人は口が軜いな」

    那奈は笑った。

    「でも、みんな村䞊さんのこずが気になっおるんです。片手でいろんなこずをやっおるっお聞いお」

    「倧したこずじゃない」

    「倧したこずですよ」

    那奈はひかるの巊手を、䞀瞬だけ芋た。

    芋お、すぐに目を戻した。

    「村䞊さん、巊手、い぀か動くようになりたすか」

    「わからない」

    「リハビリ、続けおるんですよね」

    「毎晩やっおる。EMSずかtDCSずか」

    「  難しい蚀葉ですね」

    「電気で刺激するや぀だ。巊腕にも、脳にも」

    「痛くないですか」

    「ビリビリするだけだ」

    那奈はしばらく黙った。

    「毎晩、䞀人でそれをやっおるんですね」

    「やらないず、もったいないから」

    「䜕が」

    「時間が。回埩できるかもしれない時間が」

    那奈は䜕も蚀わなかった。

    公園の朚が、朝颚に揺れた。

    「  村䞊さんっお、やっぱりかっこいいですね」

    「たたそれか」

    「本圓のこずだから仕方ないです」

    ひかるはコヌヒヌを飲み干した。

    「垰る」

    「はい。たた来週も来たすか」

    「来る」

    「じゃあ、たた来週」

    那奈は立ち䞊がり、ぺこりずおじぎをした。

    ひかるは公園を出た。

    垰り道、巊脚がい぀もよりスムヌズに動いた気がした。

    気のせいかもしれない。

    でも、そうじゃないかもしれない。




    第五章 東京から来た女

    九

    月曜の朝。

    プロゞェクト宀に芋知らぬ女性がいた。

    30代前半。スヌツ姿。背が高く、ショヌトカットで、県鏡をかけおいる。

    「新しいコンサルタントの方です」ず愛子が玹介した。「東京から来られたした。森山涌子さん」

    「森山です。よろしくお願いしたす」

    ひかるは右手だけで名刺亀換した。

    森山は䞀拍眮いおから、右手だけで名刺を受け取り、䞡手で持ち盎した。そしお自分の名刺をひかるの右手に、䞁寧に枡した。

    「村䞊さん、よろしくお願いしたす」

    それだけだった。

    巊手のこずは、䜕も蚀わなかった。

    ただ、堎面に合わせお、自然に察応した。

    ひかるは少し——奜感を持った。

    ミヌティングの埌、森山が近づいおきた。

    「業務のこずで少し確認させおください。珟堎調査の頻床はどれくらいですか」

    「月に二、䞉回ほどです。移動に時間はかかりたすが、車で動けたす」

    「わかりたした。デヌタ分析ず文曞業務を軞にし぀぀、珟堎は同行できる案件を優先したしょう」

    「意芋を蚀っおもいいですか」

    「うかがいたす」

    「珟堎からの情報が䞀番倧事なので、時間がかかっおも行きたいです」

    森山は少し考えた。

    「では、そこは村䞊さんの刀断で。無理な日皋は私のほうで調敎したす」

    「ありがずうございたす」

    淡々ずした䌚話だった。

    でもひかるは、なんずなく、この人は信頌できるず思った。




    十

    昌䌑み、森山がデスクに近づいおきた。

    「䞀぀聞いおいいですか」

    「どうぞ」

    「副業、されおたすか」

    ひかるは少し驚いた。

    「なぜ」

    「朝、少しあなたの画面が芋えたした。eBayの管理画面でした。それに、Canvaずいく぀かのAIも」

    「  芋おたんですか」

    「たたたたです。申し蚳ありたせん。ただ——」

    森山は少し間を眮いた。

    「私も副業しおるので、なんずなく画面でわかるんです」

    「森山さんも」

    「Kindle出版です。ビゞネス曞を翻蚳しお出しおいたす。英語から日本語も、日本語から英語も」

    「ぞえ」

    「村䞊さん、沖瞄圚䜏で、英語力があっお、AIを䜿いこなしお、片手でも——」

    森山は蚀葉を止めた。

    「続けおください」

    「片手でも、これだけの副業ができるなんお、すごいず思っお」

    ひかるはしばらく黙った。

    「すごくないです。やらないず暇だから」

    「暇ではないはずです」

    「たあ」

    「尊敬したす」

    「  やめおください」

    「なんで」

    「慣れおないから」

    森山はほんの少し、口角を䞊げた。

    「慣れおください」

    そう蚀っお、自分のデスクに戻った。

    ひかるは新聞を䞀枚、たた砎いた。




    十䞀

    その週の金曜。

    残業が終わり、ひかるが駐車堎に向かおうずするず、森山が䞊んで歩いおいた。

    「䞀杯、どうですか」

    「  は」

    「情報亀換です。副業の」

    「副業の情報亀換を飲みながら」

    「沖瞄に来お初めおの週末なので、どこかおすすめを教えおもらえたら」

    ひかるは少し考えた。

    「車で来おるから飲めないんですが  」

    「あ、そうか。では——」

    「ノンアルでよければ。おいしい居酒屋がありたす」

    「それで十分です」

    二人で県庁前近くの居酒屋に入った。ひかるはノンアルコヌルビヌル、森山は泡盛を頌んだ。

    しばらく副業の話が続いた。eBayの仕入れルヌト、Kindleのランキング察策、AI生成の掻甚法——互いに実務の話が匟んだ。

    䞀段萜したずころで、森山が蚀った。

    「村䞊さん、音楜もやっおるんですか」

    「  なんで」

    「さっきの話の流れで、『音楜生成も䞊行しおやっおる』ずおっしゃっおいたので。どんな音楜ですか」

    「AIで䜜っおる。沖瞄っぜいものずか、JAZZやJ-POPずか」

    「アヌティスト名はあるんですか」

    「  䞀応」

    「教えおもらえたすか」

    ひかるは少し迷ったが、結局こたえた。

    「音砂おんさ」

    「音砂」

    「恥ずかしいので怜玢しないでください」

    「したす」

    「  そうですか」

    ひかるはノンアルのグラスを眮いた。

    「昚倜、䞀曲䜜りたした。『この瞬間が未来になる』ずいう曲です」

    「どういう曲ですか」

    「  聎いおから刀断しおください」

    森山はメモを取った。

    倜の那芇が、窓の倖で光っおいた。

    「村䞊さん」

    「なんですか」

    「私、来月もここに来たす。案件が続くので」

    「そうか」

    「たた䞀緒に来おもらえたすか」

    ひかるは窓の倖を芋た。

    「  情報亀換なら」

    「もちろん情報亀換です」

    「  わかった」

    森山はたた、ほんの少しだけ、笑った。




    十二

    翌週の月曜。

    出勀するず、森山が先に来おいた。

    「聎きたした」

    ひかるがデスクに着くなり、森山が蚀った。

    「䜕を」

    「音砂。『この瞬間が未来になる』」

    「  感想は」

    「良かったです」

    「お䞖蟞はいい」

    「本圓です。䜜った人間の気持ちが䌝わりたした」

    「  どんな気持ちだず思った」

    森山はしばらく考えた。

    「あきらめおない、ずいう気持ち。今この瞬間を、ちゃんず生きおいる、ずいう気持ち」

    ひかるは黙った。

    「  正解だ」

    「ですよね」

    愛子がコヌヒヌを二぀持っおきた。

    䞉人分ではなく、なぜか二人分だった。

    愛子は䜕も蚀わずに戻っおいった。

    ひかるは、たた新聞を䞀枚砎いた。




    第六章 愛子ずいう人

    十䞉

    愛子が初めおコヌヒヌを眮いおいったのは、ひかるが入瀟しお䞉日目のこずだった。

    その日、ひかるは右手だけで䌝祚の凊理をしおいた。巊手はキヌボヌドのそばに眮いおあったが、動かない。䌝祚が䞀枚、机から萜ちた。右手で拟おうずしおよろけ、怅子が少しずれた。

    「倧䞈倫ですか」

    声がした。振り返るず、経理の女性が立っおいた。

    「倧䞈倫です」

    「あの、拟いたしょうか」

    「倧䞈倫です」

    ひかるは自分で拟った。

    女性は䜕も蚀わずに戻った。

    それが愛子だった。

    翌日、デスクにコヌヒヌが眮いおあった。

    付箋もなかった。黙っお眮いおあった。

    砂糖䞀杯分、ミルクなし。

    ひかるの口に合う味だった。

    なぜわかったのか、今でも謎だ。

    以来、愛子は毎日コヌヒヌを眮いおいく。䜕も蚀わずに。瀌を蚀うず「どういたしたしお」ず答えるが、それだけだ。

    ひかるはある日、思い切っお聞いた。

    「愛子さん、なんでコヌヒヌを」

    「手が䞀本だず、コンビニで買うのも倧倉かなず思っお」

    「  なんで倧倉だずわかった」

    「芋おたら、わかりたす」

    「そうか」

    「嫌でしたか」

    「嫌じゃない」

    「よかった」

    愛子はそれだけ蚀っお、䌝祚の山に戻った。

    31歳。那芇出身。勀続7幎。

    プロゞェクト宀の誰よりも仕事が速く、誰よりも静かで、誰よりも、䜕かをよく芋おいる。

    森山が来おからずいうもの、愛子のコヌヒヌのタむミングが、少しだけ早くなった気がした。

    気のせいかもしれない。

    でも、ひかるは気のせいじゃないず思っおいた。




    第䞃章 告癜は突然に

    十四

    ある金曜日の倜。

    仕事終わり、プロゞェクト宀に残ったのはひかる䞀人だった——ず思っおいたら、里緒がいた。

    「残っおたの」

    「村䞊さんに枡したいものがあっお」

    里緒は小さなタッパヌを持っおいた。

    「匁圓です。明日の朝甚です」

    「え」

    「片手で䜜れるレシピ、詊しおみたので」

    ひかるはタッパヌを受け取った。右手で。

    「  䜜っおきおくれたの」

    「沖瞄食材で䜜りたした。チャンプルヌを簡単にしたや぀です」

    「ありがずう」

    「あず、これも」

    里緒はもう䞀぀、小さな玙を枡した。

    レシピが曞いおあった。手曞きで。

    「村䞊さんが自分で䜜れるように、片手版のレシピです」

    ひかるはレシピを芋た。

    工皋が、こずごずく片手察応になっおいた。 「たな板にネゞで固定できる噚具ありたす」 「フラむパンは滑り止めマット掚奚」 「蓋はタオルで固定する方法も可」

    「こんな现かく  」

    「調べたした。あずリハビリの本も読みたした」

    「リハビリの本を」

    「はい」

    ひかるは里緒を芋た。

    「なんで、そこたで」

    里緒は少し䞋を向いた。

    「村䞊さんのこず、奜きだからです」

    静寂。

    「  里緒さん」

    「はい」

    「私は——」

    「わかっおたす」

    「いや、わかっおないかもしれない。私には——」

    「奥さんがいるこずも、知っおたす。それだけじゃなくお、家族がいるこずも」

    「  」

    「それでも、蚀いたかっただけです。迷惑でしたか」

    ひかるはしばらく黙った。

    「迷惑じゃない」

    「よかった」

    「でも——」

    「返事はいりたせん」

    里緒は笑った。

    24歳の、きれいな笑顔だった。

    「ただ、村䞊さんのこずが奜きで、助けたくお、それだけです。それ以䞊のこずは望みたせん」

    「  そんな気持ち、持っおおいいのか」

    「いいです。私が決めるこずだから」

    ひかるはタッパヌずレシピを右手に持ったたた、立っおいた。

    「  ありがずう」

    「いえ」

    「本圓に、ありがずう」

    里緒はうなずいた。

    「明日、食べた感想教えおください」

    「教える」

    「じゃあ、垰りたす。おやすみなさい」

    「おやすみ」

    里緒が出おいった。

    ひかるは䞀人で、倜のプロゞェクト宀に立っおいた。

    タッパヌは枩かかった。




    十五 翌朝のこず

    翌朝、ひかるはタッパヌを開けた。

    チャンプルヌだった。豆腐ずゎヌダず卵ず、少しのポヌク。シンプルだが、ちゃんず味が぀いおいた。

    レシピ通りに䜜ったのだろう。

    滑り止めマットを䜿っお、蓋はタオルで。

    24歳が、仕事垰りに䜜っお持っおきた。

    ひかるは右手でフォヌクを持ち、䞀口食べた。

    矎味かった。

    枩めなくおも、矎味かった。

    食べながら、里緒にメッセヌゞを打った。

    「矎味かった。ありがずう」

    すぐに既読が぀いた。

    「よかったです」

    続けお「感想聞けるず思っおなかったので、嬉しいです」ず来た。

    「聞けるず思っおなかったのに、聞かせおほしいず蚀ったのか」

    「  はい。図々しかったですか」

    「図々しくない」

    「よかったです」

    「来週も食べたい」

    既読が぀いお、しばらく間があった。

    「  本圓ですか」

    「本圓だ」

    たた間があった。

    「わかりたした。来週も䜜りたす」

    「ありがずう」

    「お金はいらないです。村䞊さんの顔が芋られればそれで」

    「  それは少し困る」

    「冗談です。ちょっずだけ本気ですが」

    ひかるはスマホを眮いた。

    窓の倖、那芇の朝が明るかった。

    困った。

    本圓に、少しだけ、困った。




    第八章 劻ずいう存圚

    十六

    倜、自宅。

    真矎子が珍しく早く垰っおきた。

    家の䞭はすでに静かだった。息子はもう倕食を枈たせお早々に眠っおいた。私ず劻は倕食を䞀緒に食べおいた。圌女が蚀った。

    「最近、なんか嬉しそうだね」

    「そうか」

    「職堎に女性でもできた」

    「  䜕の話だ」

    「冗談よ」

    「冗談じゃないような蚀い方だぞ」

    真矎子は笑った。昔ず倉わらない笑い方だ。

    「職堎の子たちに良くしおもらっおる、だけだ」

    「それでいいじゃない」

    「  うん」

    「あなた、昔から面倒芋おもらうの䞋手だったからね。だからこれくらい、ちょうどいい」

    「面倒芋おもらうのは奜きじゃない」

    「でも、しおもらっおるんでしょ」

    ひかるは黙った。

    「  コヌヒヌ眮いおかれたり、匁圓の蓋開けおもらったり」

    「かわいいじゃない」

    「かわいくない」

    「かわいいのよ。あなたが意地匵りながらも、ちゃんず受け取っおるのが」

    真矎子はワむンを眮いお、ひかるの右手をそっず握った。

    「ねえ」

    「なんだ」

    「今日、久しぶりに早く垰れたんだけど」

    「うん」

    「巊手、䜿えなくおも、右手あるじゃない」

    ひかるは少し固たった。

    「  䜕が蚀いたい」

    「わかっおるくせに」

    真矎子は立ち䞊がり、寝宀のほうぞ歩きながら振り返った。

    「来る」

    ひかるは右手でワむンを眮いた。

    「  行く」

    右手だけでできるこずは、案倖倚かった。

    それは、たた別の話である。




    十䞃

    翌朝。

    ひかるは颚呂に入った。

    片手で䜓を掗う。シャンプヌも、泡立おも、右手䞀本だ。背䞭は  たあ、あたり考えないこずにした。

    Bluetoothスピヌカヌから、ゞャズが流れる。

    Bill Evans。"Waltz for Debby"。

    巊手が、湯の䞭でわずかに揺れた。

    音楜に反応しおいる。ほんの少しだけ。

    リハビリの先生はか぀お蚀った。「音楜は脳に盎接届くから、動かないず思っおいる郚分を刺激するこずがありたす」ず。

    ひかるは毎日、音楜を聎いた。

    朝も。颚呂でも。倜も。

    巊手はほずんど動かなかった。

    でも、完党に死んでいるわけでもなかった。

    ゆらり、ず。湯の䞭で、指先が揺れた。

    ひかるはそれを芋お、䜕も思わないようにした。

    䜕も思わないようにするのが、䞀番難しかった。




    第九章 䞡芪のいる家

    十八

    ある日曜日。

    ひかるは䞀人で、䞡芪の家を蚪ねた。

    父も母も、70代埌半になった。

    二人ずも元気だが、幎々、小さくなっおいく気がする。

    「ひかる、巊手、どうだ」

    父が食事䞭に聞いた。

    「たあたあ」

    「動くのか」

    「少しは」

    「少しは、か」

    父はそれ以䞊䜕も蚀わなかった。

    食埌、瞁偎で二人になった。

    父が蚀った。

    「お母さん、最近お前のこずを毎晩神棚に祈っおるぞ」

    「  知らなかった」

    「蚀わなかっただけだ」

    父は庭の朚を芋た。

    「俺たちには䜕もできん。母さんにも。真矎子さんにも。家族みんなにも」

    「別に、䜕もしなくおいい」

    「それはわかっおる。でも」

    父は少し間を眮いた。

    「お前が頑匵っおるのは、わかっおる。毎日ちゃんず生きおるのは、わかっおる」

    ひかるは瞁偎の柱に右手を぀いた。

    「  芪父」

    「なんだ」

    「ただ諊めおないから」

    「知っおる」

    「巊手、諊めおないから」

    「知っおる」

    「  ずいうか、䜕かを残したいから」

    父は䜕も蚀わなかった。

    ただ、うなずいた。

    ひかるは瞁偎から庭を芋た。

    那芇の青い空が、高かった。

    ガゞュマルの朚が、静かに揺れおいた。




    十九

    食埌、今床は母ず台所に䞊んだ。

    母はお茶を入れながら、ひかるに蚀った。

    「ひかる、仕事はどう」

    「たあたあだよ」

    「無理しおないか」

    「しおない」

    「片手でパ゜コン打おるの」

    「打おる。慣れたから」

    「そうか  」

    母は湯飲みを䞡手で持ち、ひかるに枡そうずした。

    右手で受け取れるように、右偎から差し出した。

    さりげないその動䜜を、ひかるは芋おいた。

    「母さん、それ、自然にやっおるの」

    「䜕を」

    「右偎から枡すの」

    母は少し考えた。

    「  気づいたら、そうしおたよ」

    「い぀から」

    「あんたが退院しおからかな。右手しか䜿えないっお聞いお、それからずっず」

    ひかるは湯飲みを受け取った。

    「  ありがずう」

    「なんの話。お茶くらい、圓たり前でしょ」

    母はがそっずそう蚀っお、窓の倖を向いた。

    那芇の空が、午埌の光を济びおいた。

    ひかるは湯飲みを右手で持ち、お茶を飲んだ。

    枩かかった。




    二十

    垰りの車の䞭。

    䞀人だった。

    ハンドルを右手で握りながら、ひかるは思った。

    父は、昔から口数が少ない。

    でも、䜕もわかっおいないわけじゃない。

    むしろ——党郚わかっおいる。

    母は、䜕も蚀わずに右偎から湯飲みを枡した。

    那奈は、毎週ラゞオ䜓操の列で巊腕の動きを芋おいる。

    愛子は、毎朝黙っおコヌヒヌを眮く。

    里緒は、リハビリの本を読んで片手レシピを探した。

    森山は、翌週には曲を聎いおきた。

    それぞれが、それぞれのやり方で。

    ひかるに、䜕かをしおいる。

    巊手が動かないこず。

    毎日、片手でキヌボヌドを打っおいるこず。

    音楜を䜜り続けおいるこず。

    それでも、劻がいお、家族がいお、仕事があっお、副業があっお、毎朝ラゞオ䜓操ができおいるこず。

    父は䜕も蚀わないが、瞁偎でうなずいた。

    それで十分だった。

    那芇の倜道を走りながら、ひかるは思った。

    恵たれおいる。

    巊手が䜿えなくおも。

    びっこを匕いおいおも。

    片手でキヌボヌドを打っおいおも。

    それでも、こんなに、人に倧事にされおいる。

    なぜかはわからない。

    でも——これでいい。

    これで十分だ。




    ゚ピロヌグ 23時の静寂

    就寝前。

    家の䞭は静たり返っおいた。

    ひかるはiPhoneをベッドの暪に眮いた。

    Bluetoothスピヌカヌから、絞った音量で「この瞬間が未来になる」が流れおいる。

    自分が䜜った曲だ。

    テンポ良いリズムずバむオリンのストリングスが、郚屋に静かに満ちた。

    那奈が、公園で猶コヌヒヌを差し出した。

    愛子が、コヌヒヌを黙っお眮いおいった。

    里緒が、チャンプルヌを䜜っおきた。

    森山が、居酒屋で曲の話をした。

    母が、右偎から湯飲みを枡した。

    父が、瞁偎でうなずいた。

    真矎子が、右手を握った。

    党郚、ひず぀ながりの日垞だ。

    巊手が、垃団の䞭でほんの少し、動いた。

    「  ただいるな」

    巊手に向かっお蚀った。

    「わかった。ゆっくりでいい」

    右手で電気を消した。

    那芇の倜は静かだ。

    ガゞュマルが揺れおいる。

    どこかで猫が鳎いた。

    「この瞬間が、未来になる」

    そう぀ぶやいお、目を閉じた。

    23時。

    村䞊ひかるの䞀日が、終わった。

    そしお明日も、きっず始たる。




    埌蚘

    この小説は、片手をほが倱った男が、片手でキヌボヌドを打ちながら䜜りたした。

    登堎する女性たちは党員フィクションですが、圌女たちの気持ちは——あながちフィクションではないかもしれない、ず著者は密かに思っおいたす。

    モテる理由は、最埌たでわかりたせんでした。

    でも、わからないたたでも、生きおいけたす。

    巊手は今日も、静かに存圚しおいたす。

    そしお「この瞬間が未来になる」は、今倜もどこかで流れおいたす。

    了



    TikTok動画。簡単な動画にしおみたした。

    https://www.tiktok.com/@onsandriver/video/7644179148260297992?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7632978828080432658

    YouTubeでもみられたす。簡単な動画にしおみたした。


     
     
    Kindle䜜家AIクリ゚むタヌ 40代で脳梗塞を経隓。 小説、音楜・動画制䜜、Kindle出版、eBay海倖販売など、「人生をもう䞀床䜜り盎す挑戊」を発信しおいたす。

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