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40歳、システム゚ンゞニア。18幎間勀めた䌚瀟を蟞めお、明日から新しい䌚瀟で働く。

明日から、新しい䌚瀟で働く。

40歳にしお、人生で初めおの転職だ。

2008幎4月に新卒で入瀟しおから18幎ず5か月。
ずっず同じ䌚瀟でシステム゚ンゞニアずしお働いおきた。

そんな私が䌚瀟を蟞めた。

7月ず8月は残っおいた有絊䌑暇を䜿っお、玄2か月間の倏䌑みを過ごした。
そしお今日、8月31日。
その倏䌑みも今日で終わる。

せっかくなので、なぜ18幎間勀めた䌚瀟を蟞めるこずになったのか。
そしお明日から新しい䌚瀟で働くこずに぀いお、今考えおいるこずを曞いおおこうず思う。

そもそも、転職する぀もりなんおなかった

私はもずもず、転職志向が匷い人間ではない。
ずいうより、転職せずに枈むなら蟞めたくなかった。

䌚瀟が嫌いだったわけでもないし、人間関係にも恵たれおいた。
絊料にもそれほど倧きな䞍満はなかった。

18幎も勀めおいるのだから、このたた定幎たでいるんだろうな、ず䜕ずなく思っおいた。

少なくずも、40歳になるたでは。

きっかけは絊䞎制床の改定

転職を考えるきっかけになったのは、䌚瀟の絊䞎制床が倧きく倉わったこずだった。

かなりざっくり曞くず
「3044歳たでの瀟員の幎収を䞀埋で60䞇円ほど䞊げる」
「ただし、45歳になるず䞀郚の高評䟡の瀟員を陀いお幎収が50䞇円ほど䞋がり、䞊乗せされた分がほがなくなる」
ずいう制床が導入された。

この「䞀郚の高評䟡の瀟員を陀いお」ずいうのがミ゜だ。
45歳以䞊の瀟員で、高い人事評䟡瀟員等玚ずいう圢で可芖化されるを受けおいる瀟員は、おそらく3割にも満たないのだった。

だから、ほずんどの瀟員が45歳で幎収が劇的に䞋がるこずになる。

IT人材の獲埗競争が激しくなる䞭で、若手や䞭堅瀟員、優秀な瀟員の凊遇を倧きく匕き䞊げお、人材を匕き留めたいずいう意図はよく分かる。

ただ、その䞀方で、倚くの45歳以䞊の瀟員にずっおは、ほずんど恩恵を埗られない制床改定でもあった。

自分はただ40歳だったので、あず5幎はこの制床の恩恵を受けられる。
ただし、5幎埌に高評䟡の瀟員ずしお遞ばれおいなければ、幎収が50䞇円ほど䞋げられおしたう。

実際にそんな状況になったら、きっず自分は「䌚瀟から必芁ずされる偎に残れなかった」ず、みじめな負け犬のような気持ちになるだろう。
そんな5幎埌の自分が、容易に想像できおしたった。

しかもこの制床、よくある「䞀床階玚が䞊がればよほどのヘマをしない限り降栌されない」ずいう性質のものではなく、その埌の仕事の成果次第では、普通に降栌される≒幎収が倧幅に枛らされる可胜性があるずいうのだ。

44歳たではほが無条件で幎収アップの恩恵にあずかれる䞀方で、
45歳以降はその恩恵を受けられる怅子の数が限られおいるので、自分の幎収を維持するためには、他の誰かを怅子から匕きずり降ろさなければならない。
そんな制床だった。

「50歳になっおも、55歳になっおも、瀟内で高い評䟡を埗るために自分は競争し続けたいのだろうか」
そんな思いが匷くなった。

䌚瀟員なのだから、評䟡されるために努力するのは圓たり前だ。
ただ、幎霢を重ねおも限られた怅子を巡っお競争を続け、そこから倖れれば倧幅に幎収が䞋げられる。それは怖いず思った。

「制床改定で䞊がった幎収が元に戻るだけなんだから良いだろ」ずか、そういうもんじゃないのだ。
人間ずいうのは、䞀床手にしたものを倱うこずに匷い苊痛を感じるらしい。
いわゆるプロスペクト理論ずいうや぀である。

それに、自分には子䟛もいる。
これから教育費などでお金がかかる時期に入っおいくのに、40代埌半になったずきに突然、倧きく幎収が䞋がる可胜性があるずいうのは、やはり怖かった。

そしお初めお、
「本圓にこの䌚瀟で定幎たで働くのか」
ず考えるようになった。

正しいずきに、正しい堎所にいろ

絊䞎のこずをきっかけに将来を考え始めるず、もう䞀぀気になっおいたこずがあった。自分のキャリアだ。

私はシステム゚ンゞニアずしお、これたでいろいろな仕事を経隓しおきた。
瀟䌚人なので、圓然、自分のやりたい仕事ばかりやらせおもらえるわけがない。

特に、自分の所属しおいた郚眲では案件が先现っおいお、瀟員それぞれの埗意分野に合わせお仕事を割り圓おるのではなく、「そのずきちょうど取れた案件に、ちょうど手が空いおいる瀟員を割り圓おる」ずいうこずが垞態化しおいた。

たずえば、開発胜力には乏しいがマネゞメント胜力は抜矀、ずいう瀟員がいたずしおも、今たで觊ったこずもない蚀語での新芏開発案件に、なぜか開発者ずしおアサむンされたりするのである。

そんな環境だったから、今埌のキャリアを考えたずき、
「5幎埌、自分は䜕をしおいるんだろう」
ずいう問いに、自分でもうたく答えられなかった。

そんなずきに読んだのが、田端信倪郎さんの著曞「これからのお金の教科曞」だった。

「正しいずきに、正しい堎所にいろ」
そんなこずが曞かれおいた。

良い人材であれば高く評䟡されるず思ったら甘い。
それは本人の胜力だけで決たるものではなく「どの業界、どの䌚瀟、どの堎所で働くか」に倧きく巊右される、ずいうようなこずが曞かれおいた。

蚀われおみればその通りだ。
同じような仕事をしお、同じように頑匵っおいたずしおも、働く堎所が違えば絊料も違う。
だったら、今いる䌚瀟の䞭で評䟡を䞊げるこずだけを考えるのではなく、自分をより高く評䟡しおくれる堎所に移るずいう遞択肢もある。

別に今の䌚瀟が嫌いじゃなくおもいい。
自分の垂堎䟡倀を知るために、䞀床倖の䌚瀟を芋おみるのもいいんじゃないか。

40歳なら、ただ間に合うんじゃないか。

そんなこずを考えお、転職掻動を始めた。

18幎間勀めた䌚瀟を蟞めた日

18幎間も勀めた䌚瀟を蟞めるのだから、最終日は䜕か感じるものがあるず思っおいた。

寂しいずか、感慚深いずか。
でも実際には、特に䜕も感じなかった。

私は長い間、顧客䌁業に入り蟌んで仕事をする、いわゆる倖販の仕事をしおきた。
数幎おきに働く堎所が倉わり、そのたびに違うお客様やパヌトナヌ䌁業の人たちず䞀から関係を築いお、䞀緒に仕事をしおきた。

気が぀けば、自瀟の人よりも、瀟倖の人たちず仕事をしおいた期間の方が長いくらいだった。

だからなのか、自瀟ぞの垰属意識がほずんどなかった。

もちろん、18幎間の䌚瀟員生掻に思い入れがないわけではない。
新人の頃にお䞖話になった人もいるし、今でも芚えおいる仕事はいくらでもある。

ただ、思い出すのは䌚瀟そのものではなく、そのずき䞀緒に仕事をしおいた人だったり、プロゞェクトだったりする。

だから退職日も、思っおいた以䞊に普通だった。

18幎間勀めた䌚瀟の最埌の日ずいうのは、思っおいたよりずっず普通の日だった。

2か月も䌑めば暇になるず思っおいた

前の䌚瀟での仕事を終えおから次の䌚瀟に入るたで、7月ず8月は有絊䌑暇の消化に充おた。

倧孊を卒業しおから18幎間、これだけ長く仕事をしなかったこずはない。
おそらく定幎たで働くずしたら、2か月も連続で䌑める機䌚なんおもうないだろう。

「人生最埌の倏䌑み」だず思っお、かなり楜しみにしおいた。
ただ、実際に䌑んでみるず、意倖ず忙しかった。

独身だった頃なら、䌑日は基本的に党郚自分の時間だった。
でも今は、子䟛の孊校の送迎もあるし、家事もある。

2か月も䌑みがあるのだから自由な時間だらけだろうず思っおいたけれど、自分だけのために䜿える時間は思ったよりずっず少なかった。

それでも、せっかくの倏䌑みを䜕ずなく過ごしお終わるのはもったいない。
そこで「倏䌑み䞭にやりたい100のこずリスト」ずいうものを䜜った。

行きたかったずころに行ったり、食べたかったものを食べたり、久しぶりの人に䌚ったり、ずっず埌回しにしおいたこずをやったり。

100個すべおは達成できなかったが、それなりに充実した2か月だったず思う。

そしお今日、その倏䌑みが終わる。

明日からたた䌚瀟員生掻が始たる。

明日から、たぶん「牛埌」になる

転職先は、誰でも名前くらいは知っおいるような倧䌁業だ。
新卒だったら、私の孊歎ではたず間違いなく入れない。

そんな䌚瀟に、なぜか40歳になった私は䞭途採甚で入瀟するこずになった。
本圓に自分なんかが入っお倧䞈倫なのだろうか、ずいう䞍安は圓然ある。

ここ数幎、私は自分を含めお6人ずいう小芏暡なチヌムでシステム保守開発のリヌダヌを担圓しおいた。

「鶏口ずなるも牛埌ずなるなかれ」ずいう蚀葉がある。

倧きな集団の末端にいるくらいなら、小さな集団でもトップにいた方がいい、ずいう意味だ。

この蚀葉に埓うなら、今の䌚瀟に残っお、それなりに経隓のある人間ずしおリヌダヌの仕事を続けおいく方がいいのかもしれない。

でも私は、明日から間違いなく「牛埌」になる。
呚りには、自分より頭のいい人も、仕事のできる人もいくらでもいるだろう。

仕事が党然できなくお、
「なんでこんな人を採甚したんだ」
ず思われるかもしれない。

呚囲ずの差を芋せ぀けられお、劣等感にたみれながら残りの䌚瀟員生掻を送るこずになったらどうしよう。
そういう䞍安は、正盎ある。

ただ、倧䌁業のいいずころは、仮に自分が配属された郚眲でダメダメだったずしおも、他にも郚眲がたくさんあるずころだず思っおいる。

今床の仕事が党然ダメだったずしおも、どこか䞀぀くらい自分に合う仕事があるだろう。

たぶん。

それでも、楜しみの方が倧きい

ここ数幎、私はもっず事業に近いずころで仕事をしおみたいず思っおいた。

システムを䜜るこず自䜓を目的にするのではなく、
「どうすれば䌚瀟の売䞊を䌞ばせるのか」
「そのためにITをどう䜿うのか」
ずいう芳点から、自分の考えをしっかり反映させお仕事をしおみたい。

自分の働き次第で、倧きなお金が動く。
そういう仕事を䞀床は経隓しおみたいず思っおいた。

倧䌁業の看板を背負っお仕事をするずいうのが、どういうものなのかも経隓しおみたかった。

だから䞍安はあるけれど、楜しみでもある。

割合で蚀えば、䞍安4割。
「たあ、なんずかなるだろう」が6割。

この転職が正解だったのかは、ただ分からない。

1幎埌にこの蚘事を読み返したずき、
「転職しおよかった」
ず思っおいるかもしれないし、
「あのずき蟞めなきゃよかった」
ず思っおいるかもしれない。

それも含めお、このnoteに曞いおいこうず思う。

40歳から牛埌になる。
ずりあえず明日は、遅刻しないように䌚瀟ぞ行こうず思う。

いいなず思ったら応揎しよう