『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター』、『めっちゃカメレオン』
今週の発売カレンダー
9月9日(水)
Halloween: The Game|PC(Steam / Epic Games ストア)/ Xbox Series X|S|Steam版5,100円|※PS5の国内版は発売中止
9月10日(木)
トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター|Switch 2 / Switch / PS5 / Xbox Series X|S / PC / iOS / Android|3,520円|ダイレクト後にサプライズ配信
めっちゃカメレオン(Switch 2版)|Switch 2|790円(9月17日まで632円)|ダイレクト後にサプライズ配信
東方紅魔郷:New Classic ~ the Embodiment of Scarlet Devil.|Switch 2 / Switch / PS5 / PC|1,990円(デラックス版2,966円)
Afterlove EP|Switch|3,960円
学校であった怖い話と晦-つきこもり|Switch|パッケージ通常版6,578円/DL版は各2,970円
BLACK WOLVES SAGA -Weiβ und Schwarz- for Nintendo Switch|Switch|7,700円(特装版9,900円)
制服カノジョ3|Switch / PC|Switch通常版8,778円、DL版8,360円ほか
三國志14 with パワーアップキット Complete Edition|PS5 / PS4 / Switch / PC|DL版9,680円(アップグレード版4,950円)
9月11日(金)
WARDOGS|PC(Steam)|4,980円(Supporter Edition 6,200円)|早期アクセス開始
なお『ドラゴンクエストモンスターズ4』の体験版も、ダイレクト終了後から配信されています。一部データは製品版に引き継げます。
注目タイトル
【トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター】
9月10日(木)配信|Switch 2 / Switch / PS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)/ iOS / Android|3,520円(税込)|ローグライクRPG|スクウェア・エニックス|1人
どんなゲーム?
1993年にスーパーファミコン向けに発売された『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』のリマスターです。『ドラゴンクエストIV』に登場した武器商人トルネコが主人公。入るたびに構造が変わるダンジョンに潜り、レベルを上げてアイテムを集めながら地下深くを目指します。力尽きるとレベル1・地下1階からやり直しです。「ドラゴンクエスト」40周年を記念したタイトルとして、9月9日のダイレクト終了後に予告なく配信が始まりました。
ここが面白い
この作品は、日本にローグライクというジャンルを定着させた一本です。当時のチュンソフトが開発し、後の『風来のシレン』シリーズにつながる「不思議のダンジョン」シリーズの第1作にあたります。当時の宣伝文句は「1000回遊べるRPG」でした。毎回ダンジョンの形が変わるので、覚えて攻略するのではなく、その場の手札でどう切り抜けるかを考え続けることになります。今日の『Slay the Spire』や『Hades』のようなローグライト作品の面白さの原型が、ここにあります。
こんな人におすすめ
最近のローグライト作品から入って、その源流に興味が出た人。当時遊んでいて、もう一度やりたいと思っていた人。スマートフォン版もあるので、通勤中に少しずつ潜りたい人にも向いています。
気になる点
オリジナル版を忠実にリマスターした作品です。つまり、1993年の設計がそのまま残っています。現代のローグライトに慣れていると、操作やインターフェースが古く感じられる可能性があります。購入前にストアページのスクリーンショットで画面まわりを確認しておくと、そこのギャップは減らせます。スクウェア・エニックス e-STORE専売の特装版「おでかけセット」(18,370円)も数量限定で用意されています。
【東方紅魔郷:New Classic ~ the Embodiment of Scarlet Devil.】
9月10日(木)0時配信|Switch 2 / Switch / PS5 / PC(Steam)|通常版1,990円(税込)/デラックス版2,966円(税込)|弾幕シューティング|上海アリスReprise/アライアンス・アーツ|DL専売
どんなゲーム?
2002年にWindows向けに発表された『東方紅魔郷』の、初の公式リメイクです。巫女の霊夢と魔法使いの魔理沙が、画面を埋め尽くす弾をかいくぐりながら異変の解決に挑む縦スクロールシューティング。原作者のZUN氏が新サークル「上海アリスReprise」を立ち上げて制作されました。
ここが面白い
「東方Project」の原作シリーズが家庭用ゲーム機に正式に登場するのは、これが初めてです。二次創作や楽曲を通じて名前だけは知っている、という人はかなり多いはずですが、原点そのものを遊ぶ機会は限られていました。今回はグラフィックが高解像度化され、BGMはZUN氏本人が全曲アレンジしています。さらに2002年当時の内容を再現したClassic版も同梱されているので、リメイク版とオリジナル版を1本で比べられます。
こんな人におすすめ
名前は知っているけれど原作を遊んだことがない人。1,990円という価格は、様子を見るには十分安いラインです。楽曲から東方に入った人にとっては、アレンジ版と原曲を並べて聴けるだけでも価値があります。
気になる点
ジャンルとしては弾幕シューティングなので、避けるのが苦手な人には難しく感じられます。デラックス版(+976円)との差はデジタルサウンドプレイヤーアプリの有無です。曲を単体で聴きたいかどうかで選んでください。
【学校であった怖い話と晦-つきこもり】
9月10日(木)|Switch|パッケージ通常版6,578円(税込)/ダウンロード版は各2,970円(税込)|ホラーアドベンチャー|ディースリー・パブリッシャー|1人|CERO D
どんなゲーム?
1995年と1996年にスーパーファミコン向けに発売された2本のホラーアドベンチャーの移植版です。どちらも、集まった語り部たちの怖い話をプレイヤーが聞き手として聞いていく形式。『学校であった怖い話』は新聞部の主人公が七不思議の取材のため語り部たちと対面する話、『晦-つきこもり』は七回忌のために田舎の本家に帰省した一家が怪談を始めてしまう話です。
ここが面白い
この2作の肝は、話す順番と選択肢で内容が変わることです。同じ語り部でも、何番目に話を聞くかで語られる内容が変化します。進行状況によって最終シナリオも変わり、条件を満たすと隠しシナリオも出てきます。一周して終わりではなく、組み合わせを変えて何度も掘る作りです。今回の移植ではクイックセーブ・ロードと巻き戻し機能が追加されているので、分岐を試すのが原作よりずっと楽になっています。
こんな人におすすめ
サウンドノベルやテキストアドベンチャーが好きな人。分岐を総当たりで潰していく作業が苦にならない人。突然驚かせる演出より、じわじわくる話の怖さを求めている人に向いています。
気になる点
CERO Dで17歳以上対象です。両作ともWiiとWii Uのバーチャルコンソールで配信されていましたが、それ以降は移植がありませんでした。ダウンロード版は2作が別売りなので、両方欲しい場合はパッケージ版のほうが安くなります。限定版は各10,978円で、飯島多紀哉氏の書き下ろし小説とオリジナルサウンドトラックCDが付属します。
【めっちゃカメレオン(Switch 2版)】
9月10日(木)0時配信|Switch 2|790円(税込)※9月17日23時59分まで632円|対戦かくれんぼ|LEMORION|オンライン対戦(Nintendo Switch Online加入が必要)
どんなゲーム?
真っ白なカメレオンを操作し、自分の体に絵を描いて背景に溶け込み、鬼から隠れる対戦ゲームです。プレイヤーは鬼チームと隠れチームに分かれます。PC版は2026年6月10日にSteamで配信され、動画配信を通じて広まり、累計2,000万本を突破しました。今回のSwitch 2版は9月9日のダイレクト終了後に配信が始まり、開発者の報告によれば1日で10万本を売り上げています。
ここが面白い
隠れる側が自分で絵を描く、という一点にすべてが乗っています。背景の木目をうまく描けば見逃されますが、焦って雑に塗るとかえって目立ちます。上手い下手がそのまま笑いになる作りで、見ている側も楽しめるため配信との相性が非常に良い作品です。Switch 2版はマウス機能に対応しており、PC版とのクロスプレイもできます。年内にはユーザーが作ったステージも遊べるようになる予定です。
こんな人におすすめ
短時間で盛り上がれるオンライン対戦を探している人。790円(今週は632円)なので、気になったら試す、で十分な価格帯です。絵心は必要ありません。むしろ下手なほうが面白くなります。
気になる点
オンライン対戦が中心なので、Nintendo Switch Onlineへの加入が必要です。セール価格は9月17日までなので、買うなら今週中のほうが安く済みます。
【三國志14 with パワーアップキット Complete Edition】
9月10日(木)|PS5 / PS4 / Switch / PC(Steam)|ダウンロード版9,680円(税込)/アップグレード版4,950円(税込)|歴史シミュレーション|コーエーテクモゲームス
どんなゲーム?
三国志の武将となって中国大陸の統一を目指す歴史シミュレーションです。2020年発売『三國志14』の決定版で、パワーアップキットに加えてシナリオ17種や武将顔CGセットなど30種以上のDLCを収録しています。コーエーテクモの発表によれば、『三國志14』シリーズは累計出荷100万本を突破しています。
ここが面白い
既存DLCの寄せ集めではなく、新要素も加えられています。情報の駆け引きを表現した「軍情」、70を超える歴史イベント、5本の新シナリオ、武将の新しい「個性」など。IFシナリオ「英傑集結」も収録されます。シリーズ40周年記念作品という位置づけです。
こんな人におすすめ
領土を塗り替えていく感覚が好きな人。三国志の武将に詳しくなくても、名前を覚えながら遊べます。一方でリアルタイムの緊張感を求める人には、じっくり型すぎるかもしれません。
気になる点
商品構成が少し複雑です。すでに『三國志14』本編を持っている人はアップグレード版(4,950円)で済みます。新規で始める人はダウンロード版(9,680円)です。倍近い価格差があるので、間違えて買わないよう注意してください。PCパッケージ版は10,780円です。
【Afterlove EP】
9月10日(木)|Switch|3,960円(税込)|ビジュアルノベル×リズムゲーム|Pikselnesia開発/ネオス(IndieTech Games)|1人|CERO B
どんなゲーム?
インドネシアの首都ジャカルタを舞台にした、喪失と再生を描くアドベンチャーです。主人公は若いミュージシャンのラーマ。恋人チンタを亡くしてから立ち直れずにいますが、1か月後に控えたライブに向けて、チンタと約束していた新曲を書き上げなければなりません。28日間をどう過ごすかはプレイヤーが決め、結末も選択によって変わります。
ここが面白い
ジャカルタという舞台設定が、この作品を特別なものにしています。インドネシアの開発チームが自分たちの街を描いており、日本の作品にも欧米の作品にもない空気が流れています。ビジュアルノベルにリズムゲームの要素が組み合わさっており、曲を書き上げていく過程そのものが遊びになっています。パッケージ版には8センチCD、サウンドトラックのダウンロードコード、デジタルアートブック、特製スリーブが付属します。
こんな人におすすめ
静かで手触りのいいインディー作品が好きな人。3,960円という価格と、28日間という区切られた尺なので、長い作品を抱え込む余裕がない人にも向いています。派手な展開を求める人には静かすぎるかもしれません。
気になる点
日本で発売されるのはSwitchのパッケージ版です。PS5のパッケージ版は東南アジア地域限定なので、国内の店頭には並びません。テーマが恋人の死からの再生なので、そういう話が今つらい状態の人は時期を選んでください。
【WARDOGS】
9月11日(金)1時 早期アクセス開始|PC(Steam)|4,980円(税込)/Supporter Edition 6,200円(税込)|大規模タクティカルFPS|BULKHEAD開発/Team17
どんなゲーム?
東欧の荒廃した工業地帯を舞台にした、最大100人参加の対戦FPSです。プレイヤーは3チームに分かれ、256平方キロメートルのマップ内にランダムで出現する「コントロールゾーン」を奪い合います。ゾーンに多くの味方を送り込んだチームが得点し、先に100点に届いたチームが勝ちます。日本語はインターフェース・字幕とも初日から対応しています。
ここが面白い
設計の面白さは、敵を倒す以外の行動も評価される点にあります。味方の輸送、蘇生、拠点の建築。こうした支援行動がスコアとして扱われるので、撃ち合いが苦手な人にも役割が残ります。大規模FPSでよくある「上手い人以外は数合わせ」という構図を、意識的に避けた作りです。早期アクセス開始から半日で販売数125万本を突破しました。2028年にはコンソール対応も予定されています。
こんな人におすすめ
大規模FPSが好きな人。友人と部隊を組んで動きたい人。撃ち合いは苦手だけど戦場にはいたい、という人にも役割があります。少人数で緻密に撃ち合いたい人には規模が大きすぎるかもしれません。
気になる点
早期アクセスです。未完成の状態で公開され、これから内容が追加・変更されていきます。開発元のBULKHEAD自身が「『WARDOGS』を買うべきではない10個の理由」という動画を公開しており、コンテンツ不足や追加ペースの遅さを事前に説明しています。買う前に一度見ておくと判断しやすいはずです。また、アップデートに伴って価格が段階的に上がることが予告されており、正式リリース時は59.99ドルになる見込みです。早く買うほど安い構造になっています。
【Halloween: The Game】
9月9日(水)|PC(Steam / Epic Games ストア)/ Xbox Series X|S|Steam版5,100円|非対称型対戦ホラー|IllFonic/Gun Interactive
どんなゲーム?
1978年公開のホラー映画『ハロウィン』を原作にした対戦ゲームです。1人が殺人鬼マイケル・マイヤーズを操り、4人が住民として立ち向かう1対4の非対称マルチプレイ。舞台は映画と同じハドンフィールドです。マイケルを操作する全6章のシングルプレイモードも収録されています。
ここが面白い
非対称型対戦ホラーはすでに競合が多いジャンルですが、本作の強みは題材そのものです。マイケル・マイヤーズは急がず、走らず、それでも確実に距離を詰めてくる殺人鬼として描かれてきました。追う側と追われる側で流れる時間の速さが違う、という映画の感覚をゲームに落とし込もうとしています。
こんな人におすすめ
非対称対戦ホラーを遊んでいて次を探している人。ホラー映画のファン。一緒に遊ぶ友人が複数いる人。マッチングありきのゲームなので、1人でじっくり遊びたい人には向きません。
気になる点
重要な点として、PS5の国内版は発売中止になりました。CEROレーティングを取得できなかったためで、規制を入れて出すより世界観を優先した、と説明されています。日本で遊ぶならPCかXbox Series X|Sになります。暴力表現はかなり強い作品です。対戦ゲームは発売直後の作りが荒れることが珍しくないので、Steamのストアページでユーザーの反応を見てから判断するのが安全です。
今週の一本:トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター
予定表に載っていなかった作品を今週の一本に挙げます。
ここ数年、ローグライトというジャンルはすっかり定着しました。『Slay the Spire』も『Hades』も『Balatro』も、毎回状況が変わる中でその場の手札をどう使うかを問うゲームです。その面白さの原型が、1993年の日本にありました。それが『トルネコの大冒険』です。
3,520円で、Switch 2からスマートフォンまで対応しています。つまり、電車の中で15分だけ潜る、という遊び方ができます。ローグライトを遊んでいる人が源流に触れる機会として、これ以上手軽な形はありません。1993年の設計がそのまま残っている作品なので、快適さを期待すると面食らう部分はあります。それでも「なぜこの構造が30年生き延びたのか」は、1回潜れば分かるはずです。
弾幕シューティングに抵抗がなければ、『東方紅魔郷:New Classic』も1,990円と手頃です。こちらも24年ぶりに原点が遊べるようになった作品で、今週の性格をよく表しています。
